ブログ集客で成功するコツは、ブログ読者を商品・サービスを販売したいターゲットユーザーに絞り、目標設定を適切に行うことです。
お問い合わせ、会員登録、商品販売の数を最終的な目標としたとき、販売ペースにどれくらいのアクセスが必要で、商品購入前にどのようなことを知りたいと思っているかを具体的に想定するしましょう。
目次
ブログ集客で成功する7つのコツ
ブログ集客で成功するコツ
- ペルソナとカスタマージャーニーマップを作る
- KPI(通過点)とKGI(ゴール)を設定する
- ベネフィットを入れた商品・サービス案内ページを作る
- 悩みに対する解決記事を書く
- 文章力を磨く
- 顧客動線を設計する
- SEO対策をする
ペルソナとカスタマージャーニーマップを作る
ペルソナを作る
ブログ記事を書くうえで、ペルソナの設定は必須です。
ペルソナを設定せずに書かれた記事は、要点が絞られておらず、内容も薄くなってしまいがちです。
内容の薄い記事は、読者に「役立つ情報だった」「誰かにシェアしたい内容だった」と思ってもらうことが難しくなります。
しかし、初心者は「20代の女性で美容に興味がある」というような、大まかなターゲット像を決めるだけにとどまってしまいがちです。
「20代の女性で美容に興味がある」という情報では、
- デパートコスメに興味があるが何を選んでいいかわからない
- 気分によって商品を使い分けたいので、プチプラでいいものをたくさん知りたい
- 有名人と同じ商品を使いたいが、何を使っているかわからない
- 人とかぶらない商品の情報が知りたい
など、悩みが幅広くなってしまいます。
「20代の女性で美容に興味がある」といった大枠だけでなく、
- 28歳
- 女性
- 東京都在住
- 一人暮らし
- IT系の企業で営業アシスタントの仕事
- 年収は350万円
- 趣味はYouTubeでメイク動画を見ること
- 週に1回体型維持のためにジムに通っている
のような、具体的にある人が想像できるほどにまで情報作った「ペルソナ」が必要です。
ペルソナを明確に設定することで、「どんな悩み」を抱えている、「誰に向けて」のブログ記事かはっきりさせます。
そして、「どんな悩みを抱えている」かをはっきりさせると、キーワードを絞ることができます。
キーワードを絞ることで、ブログ記事の方向性もしっかりと定まり、読者にとって「この悩みに関してなら、このブログ記事」と認識してもらうことができます。
どうやってペルソナを設定すればいいのか迷った人は「ペルソナは絶対必須!ブログ運営時のペルソナテンプレート」の記事にテンプレートを用意しているので、ぜひ活用してください。
カスタマージャーニーマップを作る
ペルソナの設定をしたら、設定したペルソナをもとにカスタマージャーニーマップを作ります。
カスタマージャーニーマップに沿った内容の記事を掲載することで、読者の購買意欲を高めることができます。
- 認知
- 興味関心
- 検索
- 購買
- 情報共有
の5つのフェーズで、ペルソナの心理と行動のプロセスを表したものです。
ペルソナがどうやって商品を「認知」し、何がきっかけで「興味関心」を持ち、どう他の情報を「検索」し比較検討することで、なぜ「購買」に至り、どうすれば周りのひとに「情報共有」したいと思うのか、それぞれのフェーズにおけるペルソナの心理と行動を設計していきます。
カスタマージャーニーマップを設計し、ペルソナが次のフェーズに移るために必要な情報を記事にすることで、ペルソナの心理変化を促して購入・契約につなげることができます。
KPI(通過点)とKGI(ゴール)を設定する
ブログ集客を実施するなかで「アクセス数はあるのに、購入・契約に至らない」という状況になることもあります。
アクセス数と購入・契約数が比例しない原因の一つに、適切な通過点とゴールを決めていないことがあげられます。
アクセス数があるということは読者にとって「役に立つ情報」を提供できている証拠です。しかし、アクセスが購入・契約につながっていないのであれば、あなたのブログ記事は「ボランティアサイト」になっていることを表しています。
ボランティアサイトから脱出するためには最終ゴール=KGIと、ゴールまでの通過点=KPIを設定することが重要です。
KPIとは「最終ゴールまでの通過点」に対して、KGIとは「最終ゴール」に対して、達成できているかどうか確認するための指標です。
フルマラソンで言うと、「42.195㎞を3時間で走る」という最終ゴールはKGIに当たります。
42.195㎞を3時間で走るためには、1時間で14.065㎞のペースで走ることになります。この「14.065㎞を1時間で走る」という通過点がKPIに当たります。
KPIとKGIを設定すると、漠然と「ブログ集客で売上が上がらない」という状況ではなく、「目標の月〇〇〇円に対して、〇〇〇円足りない」と具体的に把握することができます。
逆に、KGIとKPIを設定していないと「ゴールは達成しているかどうか分からない。通過点もクリアしているか分からない。」という状況になります。
ゴールも現在位置もわからない状況では、何を改善していくべきか判断ができません。
KPIとKGIを設定することで、「今やるべき改善策」を見つけ、ブログ集客を前進させることができます。
「KPI設定&改善で利益最大化!ボランティアサイトにならないための施策」の記事では、KPIの設定方法やKPIの改善に必要なデータ取得ツールについて詳しくご紹介しています。
ベネフィットを入れた商品・サービス内容ページを作る
あなたのサイトには「どんな商品・サービスを提供しているのか」を明確に書いた、商品・案内ページはありますか?
初心者は自分の考えや日々の日記をブログ記事に書いてばかりで、「結局何を提供しているのかが分からない」状態になっていることも多くあります。
商品・サービスの内容が分からないままでは、読者からの購入や契約はありません。
どんな商品・サービスを提供しているのかを書いたページを作って、読者にアピールすることが重要です。
商品・サービスの内容ページを作るときには、ペルソナが「どうなれるのか」という具体的なベネフィットを入れることがポイントです。
ベネフィットとは、単純なメリットではなく、商品を利用したときに得られる未来のことを意味します。
「Webマーケティングコンサルティング」よりも「契約数を3倍にして売上を上げるためのWebマーケティングコンサルティング」と言う方が、読者は具体的に商品・サービスを使った未来が想像できるので、購買意欲が高まります。
特に個人事業主の場合、「自分だから提供できるベネフィット」に注目すると他の同業の個人事業主と差別化することができます。
「なぜあなたから買うのか」「なぜあなたと契約するのか」という具体的な理由があるほど、購買意欲を後押しします。
メリットとベネフィットの違いや、ベネフィットの種類については「ベネフィットとは[マーケティング用語辞典]」の記事でより詳しく紹介しています。
悩みに対する解決記事を書く
初心者のブログ記事では好きなこと・書きやすいことばかりを書いていたり、ブログの目的にあっていない内容ばかりを書いていることがあります。
しかし、ブログ集客で重要なポイントは「ペルソナの悩みを解決する」ことです。
あなたのことをまだ知らない読者にブログを訪問してもらうためには、検索エンジンからのアクセスを意識する必要があります。
人が検索エンジンを利用するのはすでに知っている商品・サービスの詳しい情報を知りたいときや、問題の解決方法を探しているときです。
そのため、まだ商品・サービスを知らない人の検索エンジンからのアクセスを増やすためには、「悩みに対する解決記事」で読者にサイトを認知してもらう必要があります。
「解決方法」を求めてサイトを訪問したときに、悩みの解決方法としてあなたの商品・サービスを提示できれば、購買意欲を高めることができます。
解決方法と商品・サービスを直接的につなげることができなくても、悩みに対する解決方法を掲載し続けることで専門家としての認識を獲得することができ、読者の信頼感を高めることができます。
また、悩みに対する解決記事のなかでも、実際に購入・契約した「お客様の声」を反映した記事は特に有効です。
お客様の声の記事は「購入・契約することによってどうなれるのか」を具体的にイメージすることができ、悩みとその解決方法としての商品・サービスが結びつくので、読者の購買意欲を高めることができます。
すでにお客様がいるときは、インタビューや事例としてお客様の声を反映した解決記事を作成してみてください。
文章力を磨く
商品・サービスの案内ページや解決記事を作成しても、読者にとって「読みづらい文章」では、購入・契約につながりません。
読者は「なるべく短く、なるべく簡単に、知りたい情報を手に入れたい」と思っています。
どんな読者にとっても読みやすく、知りたいことが簡単にわかるように書くことがWebライティングに求められる文章力です。
「書きたいこと」を書くのではなく、「読んでもらえること」を書くのが重要です。
「短期間でWebライティングの文章力を大幅に向上させる方法」にも掲載している通り、読んでもらえるために必要な要素は、
- 簡潔な文章
- 読者を惹き付けるタイトルや見出し
- 読者のメリットになる文章
の、3つです。
「どうしたら読者のためになるのか」「読者は何を求めているのか」というような、「読者の目線」を意識することが、Webライティングの第一歩です。
そして、ブログ集客においては読者がサイトに訪問してくれなければ、何も始まりません。
サイト訪問を促すためには、読みやすさだけでなくSEOも意識したライティングを行う必要があります。
SEOライティングでは、
- 「私」などの書き手が主語の単語を使わない
- リード文(イントロ)では結論から書く
- 可能な限り文字数を少なくする
- 指示語を多用しない
- 「Google」と「グーグル」など同じ意味の単語は統一する
- 人によって尺度が変わる表現は使わない
- 例え話を避けて事例を紹介する
- 「思います」「でしょう」を避ける
- 丁寧すぎる表現を使わない
- 一文中に同じ単語を多用しない
- アルファベットや数字は半角を使う
などのポイントがあります。
読者にとって役立つ情報、良質なコンテンツを検索エンジンに評価される形で提供することで、上位表示とサイトへのアクセスが期待できます。
「SEOライティングとは-初心者が必ず知るべき35のコツ」では、SEOライティング初心者でも成果を出すことのできる、コツを詳しく記載しています。
顧客導線を設計し、コンテンツマップを作る
顧客導線を設計する
優れた文章力で商品・サービスの内容ページと解決記事を用意していたとしても、それぞれのページの移動がスムーズにいくように設計されていなければ、購入・契約にはつながりません。
読者がが欲しい情報を掲載していたとしても、サイト内の分かりづらい場所にあっては他のサイトへ移ってしまいます。
申し込みページや申し込みボタンは読者の分かりやすい位置に設置していることが重要です。
どういう順番でどの位置に表示させるのがいいのか、読者にたどってほしい経路、つまり「顧客導線」を設計する必要があります。
顧客導線は最終的に読者に訪問してほしいページから逆算で設計していきます。
例えば読者に申し込みフォームを訪問してほしい場合は、申し込みフォーム→サービス案内ページ→ブログコンテンツページ→トップページという流れの設計です。
「顧客導線の意味とは-成約率を高めるマーケティング設計」では、配色やレイアウトといった初心者がこだわりがちなポイントよりも重要な、顧客導線についての詳細をお伝えしています。
コンテンツマップを作る
また、顧客導線をより明確に設計するためには、今あるページ同士のつながりを整理する「コンテンツマップ」の作成が有効です。
どの順番でどのページを訪問することで、読者の購買意欲が高まるのかを考えながら、最終的なゴールへと導線を作っていきます。
場合によっては、必要なページが抜けていることに気が付くかもしれません。
サイト内を整理整頓し、想定通りの順番でページを移ってもらうために、コンテンツマップを利用して内部リンクを適切に設置します。
「コンテンツマップとは」では、内部リンクを最適化するコンテンツマップの作成方法を掲載しています。
SEO対策をする
ペルソナの設定やコンテンツの中身、文章力や顧客導線など、すべてにおいて問題のないサイトであっても、サイトに読者が訪問しなければ意味がありません。
読者の訪問を得るためにも、SEO対策はしっかりと行う必要があります。
SEO対策には
- 見出しタグはh1>h2>h3のように階層を意識する
- 見出しのみでコンテンツの内容を理解できるようにする
- ディスクリプションは本文を読まなくても記事の内容が分かるように書く
- altタグを記述する
- 解説系記事は画像を使う
- タグを利用するときは、AMPを考慮する
- 引用する部分は引用タグで囲む(引用タグの近くに引用URLをアンカーリンクで記述)
などのコツがあります。
最近ではスマートフォンでWebページを閲覧する人も多いため、特にAMPの考慮は欠かせません。
AMPとは「Accelerated Mobile Pages」の略で、モバイル端末によるWebサイトの表示を高速化するプロジェクト、あるいはプロジェクトの成果となる一連の技術を意味しています。
AMPに対応しているページは読み込み時間が短く、読者の離脱を防ぐ効果があります。
AMPについては「Googleが推奨する雷マークのAMP表示ってどんな仕組み?」に詳細を記載しています。
ブログ集客初心者を卒業して売上増を狙う
ペルソナ・カスタマージャーニーマップの作成や、KPI・KGIの設定、SEO対策などのすぐに取り掛かれるものから、文章力を磨く、解決記事を書くなどの少し時間を要するものもあります。
7つのコツを実践し、ブログ集客初心者から卒業しましょう。
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ブログを書く前に必ず内部リンクを設計しよう
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これまで更新した1記事1記事のSEOキーワードや検索意図をどのように仮定し、コンテンツを作成したのか。また、購買意欲をそそる内部リンク先の記事はどのように決めるのか。
これらをすべて把握できるSEOコンテンツ管理シート(Excel、Googleスプレッドシート)を下記ボタンからダウンロードできます。
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