コンテンツマップとは?作成方法と無料作成ツール3選

コンテンツマップとは、サイトのコンテンツ構成を可視化した図を意味します。これにより、サイトの「どこに」に「どんな」コンテンツがあるのか整理でき、Webサイトからコンバージョンにつなげるまでの流れが共有しやすくなります。コンテンツマップはサイト内のコンバージョン率の向上を目的とした図です。

コンテンツマップ例

葬儀場がコンテンツマーケティングを行うときのコンテンツマップ例

コンテンツマップは主にWebサイトの新規立ち上げや一部リニューアルの際に作成します。

コンテンツマーケティングにおいて、記事投稿の頻度が重要と言われることがあります。もちろん、間違いではありませんが頻度以上に重要なのが初期段階のサイト設計です。サイト設計ができていないと、増やすべきコンテンツが分からず、闇雲にコンテンツを作ることになり、一体何のサイトか分からなくなってしまいます。

記事数が多くなってしまい、サイトにある大量のコンテンツを整理することで検索順位を上げたい、今後どんなコンテンツを作るとベストなのか分からないという場合は、メディファンドのSEO対策コンサルティングサービスをご利用ください。

コンテンツマップとは

コンテンツマップとは、サイトのコンテンツ構成を可視化した図を意味します。コンテンツマップはサイト内のコンバージョン率の向上を目的とした図であり、主にWebサイトの新規立ち上げや一部リニューアルの際に作成します。

コンテンツマップを作成しなくても、ユーザーが満足する良質なコンテンツであればアクセスを獲得することが可能ですが、コンバージョンに繋がらないという自体に陥ってしまいます。

集めたアクセス顧客、収益化につなげるために、最適な内部リンク施策が必要です。内部リンクを最適化するためにもコンテンツマップは作成しておきたいところです。

コンテンツマップとサイトマップの違い

コンテンツマップとサイトマップの違いは、ユーザーの導線設計を目的としているか、カテゴリを整理することが目的かという点です。コンテンツマップはサイト内の顧客導線を意識したユーザー視点で作成するものに対し、サイトマップはカテゴリ分類を分かりやすく図示化したものです。コンテンツマップはこれからWebサイトを制作するときや、これからコンテンツ記事を追加するときに効果を発揮します。コンテンツマップは計画立案が目的、サイトマップはサイト構成の事実であると考えると理解しやすいです。

コンテンツマーケティングに取り組むにあたり、内部リンクによる顧客導線の整理をしなければなりません。例えば、様々な葬儀場を比較しているユーザーは、次に口コミや評判を調べます。葬儀場比較ページに口コミ・評判をまとめた内部リンクを掲載することで、アクセスをコンバージョンにつなげやすくなります。

コンテンツマップを作成する目的

コンテンツ制作のコストを最小限に抑えるため

コンバージョンを最終目的としたと記事をたくさん投稿しても、コンバージョンに繋がる訳ではありません。コンテンツマップを作ることで、サイトの全体像が分かります。つまりリソースが把握できます。例えば、既存のページにコンテンツを追加した方がいい場合や、先に作るべきコンテンツがある場合には、効率的に無駄なくコンテンツを作れます。

無駄なコンテンツを作成しないためにも「【無料】ブログからの売上を3倍にしたコンテンツ管理ツール」を利用し、社内共有を図りましょう。

コンバージョンまでの導線設計をするため

多くの企業はアクセス数よりもWebサイトから見込める売上を気にします。サイトの全体像が可視化することで、ユーザーが無理なくコンバージョンするまでの導線をイメージしやすくなります。コンテンツマップを作ると、現実的で無理のない導線設計が可能になります。弊社ではSEOコンテンツの作成に注力した結果、アクセスを集めることができてもコンバージョンにつながらないという結果になったという失敗経験があります。

導線設計は顧客心理を主軸に考えます。顧客心理の変化に基づいた行動想定は「Web集客目的のホームページ制作時に必ず作りたいカスタマージャーニーマップとは」をご覧ください。

クライアント・チームで戦略的な全体像を把握するため

チーム内やクライアントへ共有する際に便利です。コンテンツマーケティングへ取り組むことへのクライアントの理解も得やすくなり、トラブルの防止にも役立ちます。 クライアントも増やすべきコンテンツがコンテンツマップに示されているので、協力も得やすく、記事投稿の中だるみも防げます。

コンテンツマップを作る5つのステップ

ペルソナ像の設定

ペルソナと呼ばれる「特定の仮想人物1人」まで絞り込んだターゲット像を設定します

今回はダイエットに興味のある女性向けポータルサイトを作る場合のペルソナ像を設定していきます。

  • 性別:女性
  • 職業:会社員(経理・総務)
  • 年代:28歳
  • 住居:愛知県名古屋市
  • 抱えている悩み:以前と比べて痩せづらくなった。
  • きっかけ:昔のジーンズが入らなくなったことと、肌荒れが酷くなったこと。
  • 解決しなかった理由:やせ型だったので、自分は大丈夫と思い体型に気を使わなかったため。

ペルソナの意味を詳しく知りたい場合は「ペルソナとは」に記載しています。

ペルソナ像の設定と同時にカスタマージャーニーマップの設計を行ないましょう。コンテンツマップの最下部に行くほど、顧客になりやすいユーザーが見るようなコンテンツを作成するためです。詳しくは「カスタマージャーニーマップの作り方」をご覧ください。

コンテンツの洗い出し

次に先ほど設定したペルソナ像が求めるコンテンツを考えていきます。サジェストツールを利用してダイエットしたい人が検索しそうなキーワードを列挙しましょう。

「ダイエット,イライラ」「ダイエット,計画」「ダイエット,食事」「ダイエット,運動」「ダイエット,サプリメント」

等が挙げられます。  サジェストキーワードの取得で明らかになった「イライラ」「計画」「食事」「運動」「サプリメント」を軸に広げていきましょう。 例えば 「ダイエット→感情→イライラ→解消法 」 など連想ゲームの様に、言葉をどんどん広げていきます。 次のステップで確認を行うので、この段階では、できるだけ多く出すことを意識してください。同様に他のキーワードも展開していくと、下図の様になります。  こうしてペルソナ像が求めるコンテンツ内容を洗い出します。  コンテンツ案

洗い出したコンテンツの見直し

ステップ2でコンテンツの洗い出しを行いました。ステップ3では、「本当に狙っているターゲットは洗い出したコンテンツに興味があるか?」という視点から検討、見直しを行っていきます。これもあれもと、コンテンツに組み込んでいくと結局、誰に何を知ってもらうためのWebサイトかぶれてしまうので、シビアに見極めることを心掛けてください。このステップも複数人での作業が好ましいです。

グルーピング

ステップ1~3まででコンテンツの方向性が決まりました。 次に行うのはサイト構成を決めていきます。 今のままだと、ユーザーにとってはかなり見づらいサイトになってしまいます。 グルーピングは、サイトを閲覧した人に導線的にも内容的にも快適に見てもらうための作業ですコンテンツ案(グルーピング前)

例えば、「アプリ」とコンテンツマップでは3回も出てきていますが、ユーザーのことを考えると、1つのページにまとめるべきです。ですので、ダイエットのおすすめアプリというコンテンツで「計画用」アプリ、「食事記録用」アプリ、「運動記録用」アプリを紹介してあげるべきです(赤い四角部分)。同様に、「市販」と「薬局」でサプリメントを分けて紹介する必要もありません。どちらもまとめて、ランキング内で紹介する方がユーザーにとって親切です(緑の四角部分)。階層が深く、あちこちに情報が散らばっているサイトはユーザーにもGoogleのクローラーにも嫌がられます。まとめられる箇所はどんどんまとめていきましょう。グルーピング後は次の画像の様になります。
コンテンツ案(グルーピング後)

コンテンツに落とし込み

グルーピングしたものを図にしていきます。最終確認として、「閲覧した人がスムーズにサービスを購入してくれるか?」を念頭にチェックしてください。万が一コンテンツに漏れがある場合は、再度グルーピング作業に戻り、どのコンテンツ内に含めるべきかを再度考えてみてください。  コンテンツマップこれでコンテンツマップは完成です。コンテンツマーケティングを行うのに特別なアイデアやセンスは必要ありません。ユーザーの立場で、ユーザーが求めるものは何かを考える所から始まります。 

コンテンツマップ作成ツール

コンテンツマップは手書きで問題ありません。しかしクライアントやチーム内の打ち合わせの際にはデータ化しておきたいですよね。特にこだわりがなければパワーポイント、ExcelやGoogleスプレッドシートを活用しましょう。もっと凝ったものを作りたい方向けにコンテンツマップ作成ツールを紹介します。

Xmind

XMind

(画像引用:XMind

XMindは無料でマインドマップを作成することが可能です。本サイトでもXMindを使ってコンテンツマップを作成しています。PDFやPNGなどの画像形式の書き出しは可能ですが、Excel形式での書き出しは有料版でなければ行えませんが、XMindで使えるデータ形式だと保存し、何度も修正可能です。

Mindomo

Mindomo-トップページ

(画像引用:マインドマッピング ソフトウェア – ネットでマインドマップ作成|Mindomo

Mindomo

シンプルな機能と直感的な操作で使いやすいです。今回の記事で使用した画像もMindomoで作りました。基本的にはフリーで使えますが、エクスポートできるファイル形式や保存できるストレージなど一部制限があります。フリー版だと、PDFやJPEGといった主要な形式でエクスポートできないので、ブラウザ上で共有する方法が良いでしょう。

Cacoo

Cacoo-トップページ(画像引用:フローチャートが作れるオンライン作図ツール | Cacoo

Cacoo

オンライン作図ツールです。
直感的に扱える操作性でホワイトボードやメモ帳に描くようにサクッと表現できるので、オンライン会議でも伝えたい情報を簡単にチームに伝えられます。
また、実用性の高いテンプレートも充実しており、コンテンツマップ等もすぐに描けます。Cacooで図を使いながら頭のなかを共有し合いましょう。

アクセス数の多さよりコンバージョン数の多さを目指す

記事の更新はアクセスを集めるために必要な行動です。しかしそれ以上にサイトの骨組みにあたるサイト設計が重要です。クライアントが求めるものは高い費用対効果です。その根拠としてコンテンツマップを提示し、自社もクライアントもコンバージョンを最優先としたコンテンツマーケティングに取り組みましょう。

ブログサイトに記事数が100記事以上あるにもかかわらず安定した問い合わせやメールアドレスの取得ができていない場合は、サイト内で見込み客を教育する内部リンク施策がなされていないからかもしれません。

これまで更新した1記事1記事のSEOキーワードや検索意図をどのように仮定し、コンテンツを作成したのか。また、購買意欲をそそる内部リンク先の記事はどのように決めるのか。

これらをすべて把握できるSEOコンテンツ管理シート(Excel、Googleスプレッドシート)を下記ボタンからダウンロードできます。

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本シートを利用し、SEOキーワードに基づくコンテンツ企画、ターゲティングを行ってからブログ作成に取り掛かるとブログからの売上が大幅に改善することになるでしょう。

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