【2022年最新】SEOで結果を出せるページ数・記事数の目安とは|少数ページで上位表示を狙うための方法と実例も紹介

SEOは、ページ数が多いほど結果が出やすく上位表示されやすい、といった情報が出回っていますが、それは誤りです。ページ数が少なくても上位表示させることは可能であり、2022年現在、SEOのトレンドとなっている方法は、テクニカルなものから記事の品質向上までさまざまです。

実際に、20ページ以内の記事数(ページ数)で特定キーワードの上位表示に成功しているサイトもあるので、まったく無理な目標ではありません。

本記事を読むと、2022年最新の実例情報をもとに、SEOで結果を出すためのページ数(記事数)の目安と、目安より少ないページ数でも上位表示を狙うための方法がわかります。

目次

SEOによる上位表示はサイトのページ数・記事数と関係がない

SEOは、検索エンジン最適化のことです。Googleによる検索で上位表示されるように対策することを意味します。

企業や個人を問わず、自社サイトや個人ブログでSEOを軽視している人はまれでしょう。検索で上位表示されない記事は見てもらえないからです。

SEOに関して、世間では「ページ数を増やそう」とアドバイスしていますが、はたして正しいのでしょうか?

実は、SEOによる上位表示とサイトのページ数に関係はありません。実際にGoogleのジョン・ミューラー氏が、以下のように述べています。

「A higher page count means nothing

(ページ数が多いことは何の意味もない)」

(引用:Anyone suspect that a site’s total page count affects SEO?|reddit)

「ブログで収益化するためにはまず100記事書け」といった主張もありますが、100記事に明確な根拠はなく根性論にすぎません。

検索エンジンの目的は「ユーザーにとって利便性の高い最適な回答を提供する」こと

検索エンジンの目的は、ユーザーにとって利便性の高い適切な回答を提供することです。実際に、Googleは下記のように明言しています。

「Webサイトは利用者の便宜のために構築するべきであり、すべての最適化はユーザー エクスペリエンス向上のための調整である必要があります。検索エンジンもそうした利用者のひとつであり、他のユーザーがあなたのコンテンツを見つけるための手助けをしています。SEO は、検索エンジンがコンテンツを理解して他のユーザーに提示するのを助ける作業です。」

(引用:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド|Google

検索エンジンとして世界最大規模を誇るのはGoogleです。他の検索エンジンもGoogleの仕組みをほとんど踏襲しているため、GoogleのSEOに対応しておけば間違いはないでしょう。

2022年現在、SEOの結果に影響する要因とは

SEOは、Googleによって定期的にアルゴリズムの変更がなされています。数年前は有効だったものでも、今では通用しません。

2022年現在SEOの結果に影響する要因は、下記のとおりです。

SEOの結果に影響する要因

  • ユーザーの検索意図にどこまで応えているか
  • 信頼性
  • 専門性・権威性
  • テーマに対する包括的な内容

いずれも重要な要因になりますが、ユーザーの検索意図に応えるのが最重要事項です。

SEOで結果を出すページ数の目安は最低20ページ

ページ数(記事数)の目安は、最低でも20ページ(記事)です。一般的には30〜50ページ(記事)必要と言われています。その理由を、具体的に見ていきましょう。

ページ数がSEOの結果に与えるメリットを理解したうえでページ数を増やそう

100記事は大げさでも、ページ数(記事数)を増やすことに意味はあります。ただし、ページ数がSEOの結果に与えるメリットを正しく理解しなければいけません。

ページ数を増やし専門性やテーマに対する包括的な内容を網羅できれば、Googleに評価されやすくなります。また、ユーザーがアクセスしやすくわかりやすいナビゲーションページを作成することも、Googleの評価がアップするコツです。

一定のトピックで関連性のある記事群を作ったほうが評価されやすい

最低でも20記事が必要な理由は、ある一定のトピック(テーマ)で関連性のある記事群を作ったほうが評価されやすいからです。

Googleのインデックス、クロールのしくみに基づき、あるテーマに関して信頼性があるサイト(ドメイン)と判断されるためには、5〜10記事では足りません。Googleに評価されない記事の発生を考慮すると、少なく見積もっても20記事は必要です。

インデックスとクロールの仕組みを理解することが大切

インデックス、クロールとは?

Googleのインデックス、クロールとは、Googleによる情報の検出と整理です。

Googleは「ウェブクローラ」というソフトウェアを使い、公開されたWebページを探しています。ユーザーがWeb上でサイトを閲覧するのと同様に、Webページ上のリンクをたどることをクロールと呼び、検出した情報はGoogle のサーバーに蓄積されます。

ただし、クロールしただけでは何千億ものWebページは整理されません。

情報を整理するのがインデックスの役割です。Google のインデックスは、本の索引と同じように、インデックスにWebページが登録されると、ページに含まれるすべての語がインデックスに追加されます。

単にキーワードを拾って照合するだけでなく、ユーザーのために他の情報も含めて体系的に整理しています。

検索上位にするためには、Googleがインデックスとクロール(検出と整理)をしやすいような記事制作をすることが大切です。

参照検索が情報を整理する仕組み|Google

有効なページ数は業界・テーマ・狙うKWによっても変動する

有効なページ数(記事数)は、業界やテーマ、狙うキーワードによっても変動します。

Web上で「YMYL」といわれる、金融や医療に関連するテーマを扱うWebページは、専門性・権威性・信頼性の3つが満たされていなければ評価されません。

特に金融は競合記事が多く、レッドオーシャンとされるだけでなく個人で権威性を出すのは困難です。仮に100記事を書いてもSEOで結果を出すのは難しいでしょう。

個人でもある程度SEOがやりやすいテーマは「副業」です。

副業も種類はさまざまで、100万回以上検索される「ブログ」や、1万回程度しか検索されない「Webライター」など、検索数に大きな差があります。例えば、Webライター初心者向けに稼ぎ方をレクチャーするブログなら、検索数が少ないためSEOがやりやすく、20記事程度で十分効果が出るでしょう。

制作するページ数は最終目標から逆算する

制作するページ数(記事数)の目標を決める際は、最終目標を明確にして逆算しましょう。

「この記事で20記事と聞いたから20記事書く!」ではなく、「〇〇というキーワードで1位を取りたいから20記事作ろう!」といった、具体的な目標から逆算して決めてください。

ページ数が少なくても上位表示はできる!実例からわかるSEOのポイント

少ないページ数(記事数)でも上位表示は可能です。

クレジットカードやカードローンをメインに記事を書いているWebサイトで、2022年1月19日現在、わずか23記事にもかかわらず「クレジットカード おすすめ」の検索ワードで4位になっているサイトが存在します。なお、1〜3位はすべて大企業のメジャーなWebサイトです。

このWebサイトを参考に、大切なポイントを3つチェックしていきます。

1.Googleの評価項目を知り、評価される高品質な記事を作成する

Googleの評価項目を把握し、評価される高品質な記事を作成しましょう。

Googleには検索アルゴリズムがあり、さまざまな評価項目によってどのWebサイトを上位表示すべきか判断しています。

評価項目にはプラスに働くものとマイナスに働くものがあり、Googleもガイドラインを開示しています。ガイドラインによれば、シンプルなURLにして高品質な記事を作成するのが王道です。

2.対策キーワードを絞って集中的に上位表示する

SEOキーワードを絞って、集中的に上位表示させましょう。

キーワードの検索ボリュームは、各種無料ツールで調べられます。例えば、クレジットカード関連でも、下記のようにキーワードによって検索ボリュームは変わります。

検索ボリューム一例
  • 「クレジットカード」:29万~30万回
  • 「クレジットカード おすすめ」:10万~11万回
  • 「クレジットカード おすすめ 学生」:2000回前後


参照aramakijake.jp

実際に、「クレジットカード おすすめ」で4位のサイトは、このキーワード1つだけに絞った記事タイトルです。他に「クレジットカード おすすめ 学生」でも4位表示しており、こちらも「学生向けのクレジットカード」という記事タイトルをつけています。

対策キーワードを1つに絞ることで、記事数が少なくても上位表示は可能だとわかります。

3.トピッククラスターや内部リンクを作り、ページ相互の関連性を高める

トピッククラスター

トピッククラスターや内部リンクにより、ページ(記事)相互の関連性を高めましょう。

トピッククラスターとは、メイントピックと関連情報や補足情報に特化した記事を紐付けることです。

例えば、メイントピックを「クレジットカード」と決めたら、「ポイント還元率」という関連情報を内部リンクでアクセスしやすくすると、記事相互の関連性が高まります。

実際にクレジットカード関連で上位表示されているサイトは、クレジットカードに関するトピッククラスターが適切に作成されているだけでなく、初めてのユーザーにも他の関連記事にアクセスしやすいよう、内部リンクが整理されています。

増やしても逆効果となるページとは|SEOで気を付けるべき点

Googleは記事に対してマイナス評価をすることもあるため、ページ(記事)を増やしても逆効果になる場合があります。ここからは、気を付けるべきポイント3つをチェックします。

1.ページが提供する情報がカニバっている(重複している)

記事同士で提供する情報が重複していると、SEOには逆効果です。これをカニバリゼーション(共食い)と呼び、ビジネスでは自社製品同士で売上を奪い合ってしまうことをいいます。カニバリゼーションはWeb上でも発生するため、同じような情報を提供する記事を複数作ってはいけません

2.関連性の低い記事が乱立している

関連性の低い記事が乱立するのも逆効果です。Googleは専門性を評価する傾向にあるので、関連性の低い記事の乱立はGoogleの評価に逆行します。

雑記ブログより特化ブログが稼ぎやすいといわれるのは、特化ブログで関連性の高い記事を書くほうが上位表示されやすく、結果的に稼ぎやすいからです。

3.新着情報・同内容の繰り返しなど内容の薄いページ

内容が薄い記事は低品質とみなされます。低品質な記事を量産するよりも、記事を減らして高品質な記事を着実に書くほうが、上位表示への近道です。

Googleは、ユーザーのニーズに応えるためアルゴリズムをアップデートし続けています。万が一低品質な記事が上位表示されれば、ユーザーはGoogleから離れていくからです。

少ないページ数でも上位表示は可能!Googleのトレンドを理解して効率的に記事制作を進めよう

実際に23記事でも上位表示されているとおり、少ないページ数での上位表示は可能です。質の悪い記事を100ページ作るよりも、Googleのトレンドを理解して高品質な記事を20ページ作るほうが効果的といえるでしょう。

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