オウンドメディア運用で必要な担当者とコンテンツ制作の流れ-役割分担がカギ

オウンドメディア運用を効率化させるには、社内の担当者が企画・プランニングに集中できる環境を作ることが重要です。

オウンドメディア運用には、原稿執筆、記事構成作成、校正、コンテンツ内の画像・デザイン作成、SEO、SNS運用、広告出稿、アクセス解析などの業務が必要になります。オウンドメディア運用のためには記事が必要であり、原稿作成を外注する場合は品質管理を行うマネジャーが必要です。

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2~3名の担当者ですべての業務を行うと、オウンドメディア運用意外の業務に支障をきたします。

オウンドメディア運用の中でもっとも重要な仕事はプランニングです。プランニングに集中し、それ意外の業務は外注することが望ましいです。次に重要な仕事は、編集です。記事構成を考え、ライターから納品された原稿の編集を行います。編集の手間がかからないよう、優秀なライターの採用を行いましょう。

オウンドメディアの役割分担
CMSを利用したオウンドメディア運用時の役割分担の例

必要な担当者を適切に配置し、オウンドメディアにおけるコンテンツ制作をスムーズにおこないましょう。

オウンドメディア運用に必要な役割

プランナー

全体を統括して、オウンドメディアを成功に導く役割です。KPIの管理・Webマーケティング施策立案が主な役割です。オウンドメディアでSEOコンテンツを制作する場合は、キーワード選定まで行います。オウンドメディアのゴールを定め、ゴールに向かうためのWeb施策を実行します。メールマーケティングや広告効果測定ツールなど多方面の知識が必要になってくるので、可能であれば編集長とは別にメンバーをアサインしたほうがよいでしょう。

ディレクター(編集長)

企画・編集を行う役割です。プランナーが作成したWeb施策に基づいて、コンテンツ企画の立案やライターの管理・教育を行います。

メディアの成功はディレクターにかかっているといっても過言ではありません。メディアの成長のために様々な人脈が必要になってきます。社内に適切なメンバーがいない場合は、ディレクターを外部のパートナーに依頼することも検討しましょう。

ライター

メディアのコンテンツを制作する役割です。メディアの現在のPVやゴールに合わせてコンテンツの企画案を立てたり、執筆・編集・校正・入稿を行います。編集者は取材や撮影を行うケースもあります。

ライターを外注する際には、テストライティングを行い、合格者のみレギュラーライターとして採用しましょう。

注意SNSウケを狙ったコンテンツと検索流入を狙ったコンテンツでは頭の使い方が全くことなるので、編集長とライターを分けておくことをおすすめします。SNSウケするコンテンツ制作が得意な編集長やライターはSEOコンテンツの制作が不得意なケースが多々あります。

マネジャー(外注先が多い場合)

主に外注先とのやり取りを円滑化するための役割で、外注ライターやインフルエンサー、アンケート実施などの募集業務や支払い・管理等を行う総務のような業務を行います。ライターを外注する際に渡すマニュアルが原因で生じてしまう1通のレスポンスが、編集長の業務を圧迫してしまいます。

チーム全体の業務がスムーズに行われるようにムダな工程を省き、外注ライターが働きやすいように体制を整える重要な役割です。

CMSアップローダー(デザイナー)

CMSを利用している場合、作成したコンテンツをユーザーにとって見やすいようにアップロードします。ユーザーの理解を促す画像・バナーの作成や、レイアウトを整え、スマートフォンで見たときにズレが無いかをチェックします。AMPやPWAを利用している場合は、多少のjavascriptなどの知識が必要になる場合があります。

エンジニア・デザイン

メディアのコーディングやサーバー管理を担当します。世界で多く利用されているWordPressはセキュリティの面で不安な場合は設置しておきたい役割です。

オウンドメディア運用の手順

オウンドメディアを運用するためにはいくつもの工程があります。コンテンツ制作から公開までのフローチャートをチーム内で共有し、役割ごとの責任感と目的意識が芽生えます。人件費コストを抑えた運用が行えるマネジメントシステムを構築しましょう。

オウンドメディア運用におけるコンテンツ公開までの流れ
オウンドメディア運用におけるコンテンツ公開までの流れ

情報収集

作成するオウンドメディアに関する情報を幅広く集めます。メディアのターゲットがどんなライフスタイルを送っているかや、競合他社はどのようなメディアを作っているのかなど様々な観点から情報を集めていきます。

編集会議

集めた情報を元にメディアのKPI・KGIやメディアのコンセプトを決めます。運用を開始した後も1ヶ月に1度程度定期的に開催して、その月のメディアの運用方針を決めます。

テーマ立案

編集会議で決まったKPI・KGIやコンセプトを元にコンテンツのテーマを決めます。ライターに含めて欲しいキーワードを決めるときにはSEOツールを利用すると効率的に決めることができます。

Headline Checkerを使うと、検索上位10サイトのタイトル、見出し、文字数を一括で取得することができます。SEOキーワードの選定には無料ダウンロード|SEOキーワード選定バイブルを参考にして下さい。

ライター選定

立案したテーマに沿ってライターを選定します。予算によって選定したライターに依頼できるかどうかを決めます。ライターによって得意なテーマが違いますので、記事を依頼できるライターは何人か確保しておくとよいでしょう。

記事執筆(ライターを外注する場合)

記事を依頼するライターを決めたら発注をして記事を執筆してもらいます。記事を依頼する際には用意しておくと運用がスムーズに進むものがあります。

・指示書でライターの最低品質を確保

SEO対策キーワード、文字数、書いてほしい内容などを記載します。大まかな見出しまで用意できると執筆がスムーズに進みます。

・記事作成マニュアルでコンテンツの質を保つ

記事執筆のときのルールや対応してほしいことをまとめます。ライターを複数アサインするときはマニュアルをきちんと作っておかないと品質にばらつきが出てしまうので、できる限り詳細に作成します。運用途中でも必要な事項が出てきたら都度追加してブラッシュアップするとよいでしょう。

・Googleドライブでやり取りの効率化を図る

記事のやり取りにはオンラインストレージを利用します。いくつかサービスがありますが、おすすめはGoogleドライブです。Googleアカウントがあれば簡単に使用することができます。容量が足りないときは有料でアップグレードすることもできます。

・Googleドキュメント、スプレッドシートの活用で執筆の効率化を図る

記事の執筆や管理にはGoogleドキュメントやスプレッドシートを活用します。変更が即時に反映され、複数人での編集もできるのでとても便利です。

使い方は【無料】ブログからの売上を3倍にしたコンテンツ管理ツールを参考にして下さい。

品質管理

提出された原稿が指示書やマニュアルに従って書かれているかをチェックします。修正箇所があったらライターに修正依頼を出します。

入稿

原稿のチェック・修正が完了したら入稿をします。入稿作業を外注するときは、ライターに入稿まで依頼したり、CMS入稿のみ別作業として発注します。

オウンドメディア運用の相場

オウンドメディア運用にかかる費用は大きくコンテンツ制作とコンテンツ制作以外の部分に分かれます。

コンテンツ制作にかかる費用

コンテンツ制作には最低でも月々15万円程度かかります。

主な費用は主にコンテンツの企画とライティングの費用になります。1本の記事に対して、企画で数千円、ライティングで1〜2万円ほどかかるのが一般的です。専門的な記事だともう少し費用がかかるケースもあります。その他、画像選定やCMS入稿なども外注するとそれぞれ数千円ずつかかります。

参考オウンドメディア記事制作【1記事3万円】業界の専門家が執筆するコンテンツ

コンテンツ制作以外にかかる費用

コンテンツ制作以外の部分では初期費用が最低でも25万〜30万円程度かかります。

コンテンツの品質管理やサイトの分析、サーバーの管理費やコーディングなどの予算を立てる必要があります。

オウンドメディアの成功のためには設計が鍵

オウンドメディアの運用はすべて最初に決めたKPI・KGIやコンセプトに基づいて進んでいきます。オウンドメディアの成功は運用開始前にいかにしっかりとした設計をできるかにかかっています。オウンドメディアの設計に関しては「成功するオウンドメディアのサイト設計10ステップ」を参考にしてください。

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