オウンドメディアコンサルでアクセスアップの成果が出たクライアントに共通する施策は、コンテンツの質を高めることです。
競合サイトが狙っていないSEOキーワード選定を行い、検索ユーザーの意図を満たすコンテンツを制作すれば、質の高いコンテンツが出来上がります。ニーズを満たした上で、魅力的な企画と外部掲載戦略を加えると、SNSで拡散されるコンテンツになる可能性が高いです。
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目次
オウンドメディアコンサルで成果が出た8つの施策
オウンドメディアコンサルで成果が出た8つの施策に共通する点は、いずれも「質の高いコンテンツを定期的に発信すること」です。
オウンドメディアのコンサルティングは、運営サイトのアクセス解析や競合調査、検索キーワードなどのうち、もっとも優先順位の高い施策を行います。このとき、優先順位をしっかりと定めておかないと、なかなか運営サイトの課題が解決できません。
オウンドメディアの課題点としては、主に「コンバージョンに繋がらない」「アクセス数が伸びない」という2点が挙げられるでしょう。当然ですが、どちらを優先して取り組むかによって、コンサルを行ったときの効果はまるで異なります。
立ち上げフェーズは検索上位表示の難易度が高いキーワードは狙わない
立ち上げフェーズはオウンドメディアの構築期でもあり、運用戦略の考案やコンテンツ企画の作成などを行います。そして、徐々にコンテンツを発信していくのが運用開始フェーズです。最終的に十分にコンテンツが揃ってきた後、記事のリライトなどで質を高めていくのが運用フェーズに当たります。
オウンドメディアの運用でよくある失敗は、立ち上げフェーズで難易度の高い検索キーワードを設定してしまうことです。
たとえば、「SEO対策 会社」という検索キーワードを設定したとしましょう。このキーワードは競合が激しく、検索結果上位に表示させるのが非常に困難です。オウンドメディアを立ち上げたばかりの頃に難しいキーワードを扱ってしまうと、自社のコンテンツで上位表示はとれません。
難易度の高い検索キーワードを狙うには、十分にコンテンツ量が揃った運用フェーズが適します。なぜなら、検索結果上位をとるためにはドメインエイジ(ドメインを取得してからの年数)や、被リンク数が非常に重要で、立ち上げたばかりのオウンドメディアはGoogleからの評価も低いからです。
そのため、立ち上げフェーズでは、競合が少なく、上位表示をとりやすい検索キーワードから着手します。もちろん、弊社ではオウンドメディアの各フェーズに合わせたキーワード立案を行います。
量より質を重視したSEOコンテンツを一定のペースで公開する
オウンドメディアのコンサルティングでは、量よりも質を重視したSEOコンテンツを公開することが非常に重要です。
コンテンツを量産することは難しくありません。1記事1,000文字程度のコンテンツを約30分程度かけて仕上げ、大量にアップしていけばよいだけです。
しかし、「中身のない情報」「読者に価値のない情報」「読者の役に立たない情報」は、決して検索結果の上位には表示されません。上位表示されないとアクセスアップも見込めないため、いくら大量のコンテンツを作ってもPVやコンバージョンは増えません。
また、上記のような低品質のコンテンツを大量生産してしまうと、膨大なデータで効果測定を行いにくくなります。その結果、自社にアクセスアップのノウハウが蓄積されず、いつまで経っても低収益のオウンドメディアから抜けきれません。
このような自体に陥らないよう、多少効率性が悪くなってもコンテンツの品質を高めていく必要があるでしょう。
特定のSEOキーワードを時間をかけて吟味し、そのコンテンツを重点的に効果測定します。そして、集計したデータに従って文章をリライトすることで、上位表示が可能なコンテンツ制作のノウハウが蓄積されていくのです。
上位表示されたコンテンツは、低品質のコンテンツ数千~数万個分ほどの価値をもたらします。さらに、高品質なコンテンツを一定間隔で増やしていくことで、オウンドメディア全体の集客力が格段に高まります。
画像、写真を多用したSEOコンテンツを制作する
オウンドメディアのコンサルティングでは、画像や写真を多用したSEOコンテンツを重視しています。
Googleがクローラーで各サイトを評価する際は、文章だけをもとに判断しているのではありません。ユーザーのWeb閲覧時の行動が評価の項目の一つになっています(参考:暗黙のユーザーフィードバックに基づいた検索ランキングの修正)。
そこで、Googleはユーザーに対して高い利便性を提供できる高品質の画像利用を推奨しています。(参考:Google 画像検索に関するおすすめの方法|Search Consoleヘルプ)
フリー画像は他サイトでも利用されている可能性があります。すると、Googleは、「他サイトと情報がかぶっている画像」だと認識し、そのコンテンツの価値を下げてしまいます(参考:Search Consoleヘルプ|Google 画像検索に関するおすすめの方法)。
画像についてGoogleに高評価してもらうコツは、できるだけ一次情報を活用することです。一次情報の画像とは、オリジナル文章に書かれている情報の理解を助ける写真や画像を指します。難解で専門的なサイトで、初心者向けにも分かりやすい画像があれば読者は助かるでしょう。
そのため、コンテンツの企画を考える際は、文章よりも画像のほうが情報が分かりやすいということであれば画像を使うべきなのです。読者の理解を助ける画像が多いほど熟読度を高め、Googleからも高い評価を獲得することができます。
権威性をアピールしたプロフィールやコンテンツにする
オウンドメディアに対する信頼を獲得するために、ユーザーやGoogleに対して適切に権威性をアピールすることが重要です。
Googleは年々、サイトの権威性の高さを上位表示の重要な条件の一つに取り上げるようになっています。権威性を簡単にアピールできる方法は、コンテンツに掲載するプロフィールです。
仮に健康に関するオウンドメディアを運営していたとしたら、著者が医者や専門家であるほど読者の安心感・信頼感は高まるでしょう。読者からすると、「プロフィールに○○クリニック医師、経歴15年とある。この情報は信頼できるな」となるわけです。
もちろん著者ではなくても、監修者に専門家のプロフィールを掲載しておくだけで十分な権威性となりえます。
信頼性の高い情報を発信するオウンドメディアは、読者に再訪を促す効果があります。リピーターが増えるほどアクセス数は安定しやすくなり、Googleからの評価も高まるということです。
事実、弊社でコンサルティングしたクライアントでも、プロフィールに実績や経歴を記載するだけで検索順位が向上したケースも存在します。
リツイート癖があるユーザーにウケるTwitterアカウント開設
オウンドメディアのコンサルティングでは、Twitterによる情報発信も欠かせません。特に、リツイート癖のあるユーザー向けのTwitterアカウントを開設することが重要となります。
Twitterによって情報が拡散するのは、ほとんどの場合がリツイートによるものです。そのため、リツイートに対して抵抗感のないユーザー層を想定し、彼ら・彼女ら向きのTwitterアカウントを作っていきます。
ターゲットを明確にしたアカウント作成は、次で紹介するバズコンテンツ制作にも大きく影響します。
バズコンテンツを定期的に制作
オウンドメディアのコンサルティングでは、定期的にバズコンテンツも作っていきます。このバズコンテンツはSEOによる集客よりも、先ほどのTwitterを活用して情報を拡散することが主な役割です。
サイト内にバズコンテンツが増えることで、主に次のようなメリットが生まれます。
- SNSからSEOコンテンツにユーザーを流入できる
- SNSからSEOコンテンツへ自然な被リンクが獲得できる
- 外部からの流入が増えることで検索エンジンからの評価も高まる
- SNSで自社を知ってもらうことで指名検索のチャンスが増える
なお、バズコンテンツを作成するときは、次のような条件で構成を行っていきます。
- 最新情報であること
- 一次情報であること(ほかの情報を流用していない)
- ニッチすぎず一般に受け入れられやすい内容であること
バズコンテンツはCVに繋がりにくいため、SEOよりも話題性を意識して内容を作っていきます。話題性が大きいほどSNS上で拡散されやすくなり、オウンドメディアの認知度向上に繋がるのです。
バズコンテンツについてより詳しく知りたいという方は、「バズる記事の書き方|シェアしたくなる5つの心理」や「Google砲(Googleアプリ砲)とは-確認方法とDiscover掲載条件」の記事もご覧ください。
サイトの評価が高まったら難関キーワードやビッグキーワードを狙う
オウンドメディアのコンサルティングでは、サイトの評価が十分に高まってから難関キーワードを狙います。ここまで紹介した1~6の施策を行っていると、難関キーワード以外のコンテンツ配信でも十分にサイトの評価が高まります。
Googlebotは、評価の高いサイトほど頻繁に巡回するため、投稿したばかりのページでも評価が検索結果に反映されやすいです。つまり、サイトの評価を高めてから難関キーワードを狙うことで、上位表示までの期間が大幅に削減できるということです。
また、SEO対策会社に依頼する場合、難関キーワードやビッグキーワードほど上位表示までの工数がかかるため、費用が高くなる傾向があります。一方、すでに高評価サイトの場合であれば、上位表示までの期間も短縮できるので費用を抑えることが可能です。
著名人のインタビュー記事を制作する
オウンドメディアのコンサルティングでは、最終的に著名人のインタビュー記事も制作していきます。特に、SNSの拡散効果を最大まで高めるには、この著名人へのインタビュー記事が非常に重要です。
今話題の人や有名人ほど注目度が高いため、SNSで情報を発信することで拡散される可能性が高くなります。また、プレスリリースと併用することで、より高い確率でアクセス数を増やすことが可能です。
情報が拡散されることにより、オウンドメディアばかりではなく、インタビュイーに対する注目度も高まります。そのため、インタビュイー自身にも喜んでもらえることは間違いありません。
インタビュイーから自社サイトに対してアクセスしてもらうこともあるでしょう。その場合、権威のある方や団体からの被リンクを獲得したとして、検索エンジンからの評価も高まるのです。
オウンドメディア立ち上げから運用コンサルの流れ
オウンドメディアのコンサルティングは、サイトの運用フェーズによって行う施策が異なります。
各フェーズのコンサルティング施策を誤ってしまうと、アクセスアップやコンバージョン率向上にはさっぱり効果がありません。
そのため、オウンドメディアのコンサル会社を選ぶときは、こうしたサイトの運用フェーズを正確に理解しているところを選びましょう。弊社では、各フェーズに最適な施策をタイミングよく行っていくことができるため、「成果の出るオウンドメディア」を生み出すことが可能です。
ここからは、オウンドメディアの立ち上げフェーズから運用フェーズまでの施策内容を紹介していきます。
オウンドメディア立ち上げフェーズのコンサル(公開半年前)
オウンドメディアの立ち上げフェーズでは、戦略設計を中心としたコンサルティング施策を実施します。
- 内部環境分析
- 競合調査
- ペルソナ設定
- カスタマージャーニーマップ作成
- 戦略策定
- KPI設定
- コンセプト決定
- SEOキーワード選定
- ディレクトリマップ作成
- SNSアカウント作成&運用開始
- ワイヤーフレーム作成
- 専門知識に富んだライターをアテンド
- オウンドメディア構築
- コンテンツ企画
- オウンドメディアサイト修正
- コンテンツリリース&プレスリリース(&広告出稿)
特に、内部環境分析や競合調査は最重要です。自社サイトや競合他社をしっかりと分析できていないと、効果的な戦略を構築することもできなければ、コンテンツを発信しても高い効果は期待できません。
また、専門知識に富んだライターをどれだけ紹介できるかも重要となってきます。実際にコンテンツの文章を書くのはライターです。仮に、クラウドソーシングで発注した質の低いライターばかりを紹介するコンサル会社であれば、どれだけ高度な戦略を立てても実際の成果は水泡に帰してしまうでしょう。
このように立ち上げフェーズでは実施すべきことが多いため、コンサル会社と綿密に打ち合わせしつつ施策を進めていきます。
オウンドメディア運用開始フェーズのコンサル(~1年)
オウンドメディアの運用開始フェーズでは、アクセス獲得に注力するコンサルティング施策を行います。
- SEOコンテンツ追加
- 他Webメディアに寄稿
- SNS拡散コンテンツ追加
- プレスリリース、Web広告出稿
- 効果測定(アクセス数、検索順位、CVページへの誘導率など)
先ほどの立ち上げフェーズでしっかりと戦略を練っておけば、後は良質なSEOコンテンツを追加し、SNSやプレスリリースなどで定期的に情報を発信していくだけです。
ただし、コンテンツの配信後は効果測定を忘れてはいけません。検索キーワードによっては、初回投稿で上位表示が難しい場合もあります。「上位表示するために何が不足していたのか」という課題を見つけるためにも、必ず効果測定を実施していきます。
オウンドメディア運用フェーズのコンサル(拡大期)
オウンドメディアの運用フェーズでは、発生しているコンバージョン数を拡大するために、検索順位の向上や流入経路の拡大施策に取り組みます。
- SEOコンテンツリライト
- SEOキーワード領域拡大(ディレクトリマップ追加)
- インフルエンサーによる拡散
- サテライトサイト構築
先ほどの運用開始フェーズで投稿したSEOコンテンツは、この運用フェーズで効果が出始めます。この時点で正確にアクセス数や検索順位などを調べ上げ、上位表示を達成するためにコンテンツをリライトしていきます。
また、数々のSEOコンテンツによって上位表示の実績があると、今度は難易度の高いキーワードを含めて、さらにキーワード領域を拡大させていきます。ビッグキーワードで上位表示ができるようになれば、1コンテンツあたりのアクセス数が飛躍的に向上するため、オウンドメディア全体の質が高まるのです。
オウンドメディア構築から運用までをコンサルティング
オウンドメディアコンサルティングは、構築から運用までの各フェーズを理解し、それぞれ適切な施策を行っていくことが重要です。
弊社が運営している10メディア以上のコンサル実績を活かすことで、オウンドメディア構築から運用支援まで確実にサポートすることが可能です。
「オウンドメディアを立ち上げたものの、どのように運用してよいか分からない」という方は、ぜひメディファンドをご利用ください。
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