WordPressのSEO対策-初心者でもプラグイン・テーマで簡単対策

WordPressのSEO対策は、プラグインやSEO対策済みのテーマを使用することで初心者でも簡単に対策を行うことが可能です。

初心者には難しいと考えがちなSEO対策ですが、プラグインやSEO対策の施されたテーマを採用するだけなので簡単ですよ。質の高いコンテンツの作成はもちろん必要ですが、簡単かつ効果の高い対策を行いSEOに強いサイト作りをしていきましょう。
参考SEO対策の手法一覧

WordPressのSEO対策-初心者でも可能なおすすめ施策-

 プラグインやテーマを利用することで、WordPressで簡単にSEO対策ができます。 
プラグインとは、WordPressの機能を拡張するソフトのことです。一方、テーマとはサイトのデザインを決めるテンプレートを指します。
WordPress初心者でも、すでにSEO対策を施されたテーマやプラグインを使うことで、簡単に検索上位を狙えるのです。

SEO対策済みのWordPressテーマを使用する

 SEO対策済みのWordPressテーマは、検索エンジンから高評価を受けやすい という特徴があります。たとえばサイトの内容を自動で構造化したり、読者に負担をかけないようページが軽量化されていたりなど。ユーザーにとっても見やすく、Googleにも高く評価されるテンプレートということです。

なおSEO対策済みのWordPressテーマには有料のものと無料のものがあります。有料テーマはSEO対策のレベルが高いだけでなく、デザイン性やカスタマイズ性にも優れています。
一方、無料のテーマは機能面でやや劣るものの、コストが抑えられる上に種類が豊富というメリットがあるのです。

1.LIONBLOG

▲LIONBLOG

 LION BLOGは、標準装備でAMPにも対応しているテーマ です。無料ながらに使える機能が幅広く、使い勝手も非常に簡単なのが特徴。有料テーマを使ったような、ハイクオリティなサイト作りが期待できます。

2.LIQUID

▲LIQUID

LIQUIDは、wordpress.orgの品質管理をクリアした日本発のテーマです。WordPressの管理画面からテーマをそのままインストールできます。
そのため別のサイトからテーマをダウンロードして実装する手間がありません。専用のプラグインがあれば自在にデザインをカスタムできます。

3.Cocoon

▲Cocoon

Cocconは、SEOの内部外部対策どちらにも特化したテーマです。AMP、PWAのいずれにも対応しているほか、ページの高速化やモバイルフレンドリーといった特徴もあります。カスタムもしやすく、高機能と使いやすさの両面を兼ね備えたテーマといえます。

4.SANGO

▲SANGO

 SANGOはユーザーフレンドリーを徹底した有料テーマ です。料金は11,000円と比較的安価。自動でサイト内容を構造化して検索エンジンにアピールするほか、重くならない範囲でアニメーションを実装しています。見出しやメインカラーも豊富で、シンプルながらに使い込めるテーマといえます。

5.THE THOR

▲THE THOR

THE THOR(ザ・トール)は、集客と収益かにこだわって作られた有料テーマです。価格は14,800円から。サイトの構造化はもちろん、世界最高水準の読み込み速度や専用のアクセス解析ツールが備わっています。またPWA(Progressive Web App)が標準装備されているなど、非常に多機能なテーマです。

6.JIN

▲JIN

JINは、有名なブロガー「ひつじ」さんが開発したテーマです。価格は14,800円から。SEO対策はもちろん、シンプルなUIにこだわって作られています。たとえば「着せ替え」ボタン1つで、多様なレイアウトやデザインを楽しめるのです。見出しの種類は全部で160パターン。オリジナリティあふれるサイトを簡単に作れます。

SEO対策が簡単にできるプラグインを使用する

 SEO対策が簡単にできるプラグインを使えば、より効果的に検索上位を狙えます。 
なお世界的にはYoast SEOが採用されることが多いですが、日本ではAll in One SEO Packが採用されることが多い傾向にあります。

プラグイン「All in One SEO Pack」でできるSEO対策

▲All in One SEO Pack

  • メタタグやメタキーワードの設定
  • OGP の設定
  • サイトマップの自動作成

メタタグやメタキーワードは、検索エンジンから評価される上で欠かせないものです。 All in One SEO PackではGoogleから認知してもらえるよう、効果的にメタ要素の設定ができます。 またSNSで拡散されたときに効果を発揮するOGPも設定可能。
さらに、読者のサイト内回遊率を高めるためのサイトマップも作れます。

All in One SEOで検索エンジンから評価されるサイトを作る

プラグイン「Yoast SEO」でできるSEO対策

▲Yoast SEO

  • タイトルタグ・メタディスクリプションタグの設定
  • ソーシャル設定
  • サイトマップの自動作成

 Yoast SEOはWoedPressの公式資料でも紹介されているプラグイン です。タイトルタグやメタディスクリプションタグの設定はもちろん、SEO対策に最適化したソーシャル設定が利用できます。たとえばページごとの情報量やキーワードを分析し、可読性を判断するなど。
もちろんサイトマップも自動生成できます。

All in One SEO PackとYoast SEOの比較

All in One SEO PackとYoast SEOの どちらを選ぶべきかは、使いたい機能によって異なります。 
All in One SEO PackはGoogle アナリティクスのサポートや、PHPのメモリ上限変更が可能です。また対応言語数もYoast SEOより多く、54言語となっています。

一方Yoast SEOはパンくずリストの設置、投稿者権限の制限、SEO解析などが可能です。特にパンくずリストを利用したい人はYoast SEOを選ぶと良いでしょう。

WordPressのSEO対策で抑えておきたいポイント10選

SEO対策済みのテーマやプラグインを利用すれば、完全なSEO対策ができるわけではありません。テーマやプラグインを選ぶ際にも、抑えておきたいポイントがあります。

テーマを選ぶときは「パンくずリスト」があるものを選ぶ

▲サイト構造が分かるパンくずリスト

 パンくずリストとはサイト全体のページ構成を可視化し、現在読者がどこにいるのかを示すリスト です。
パンくずリストがあると読者は自分の現在地を把握できる上、サイト内を巡回しやすくなります。つまりパンくずリストはユーザビリティを向上させることで、SEO対策をする機能です。

▲カテゴリのパンくずリストは検索結果に表示される
▲カテゴリのパンくずリストは検索結果に表示される

サイトマップを作成-クローラーが効率良く巡回するように-

 クローラーが効率良く巡回するためにはHTMLサイトマップを、検索エンジンに対してはXMLサイトマップを作る 必要があります。
SEO対策において、サイトマップの作成は非常に重要です。なぜならサイトマップは読者にサイト全体の構成を知らせるだけでなく、検索エンジンからの認識も促すものだからです。
参考サイトマップの作り方

モバイルユーザーを意識したサイト作りをする

モバイルユーザーも問題なくアクセスできることを、モバイルフレンドリーと呼びます。Googleは、サイトがモバイルフレンドリーかどうかという点をSEOの評価項目に含むようになりました。そのためサイトを作る際は、 どの端末からでも問題なくサイトが閲覧できるかどうかチェックしておきましょう。 
なおWordPress公式のテーマならどの端末でも問題なく表示されますが、別途ダウンロードする場合はモバイルフレンドリーのテーマを選びましょう。

パーマリンクは内容が想像できる「投稿名」がおすすめ

▲検索結果に表示される箇所で
▲検索結果に表示される箇所で

パーマリンクとはページごとに設けられたURLのことです。 パーマリンクは読者が見ただけでページの内容が想像できるよう、投稿タイトルに編集 しておきましょう。
検索結果に表示されることがあるパーマリンクの影響でクリック率が高くなり、結果的にクロール頻度が上がり、最適な順位に向上する可能性が高まります。
特に何も設定せず投稿すると、パーマリンクはパラメーター表記という文字列になってしまいます。これではリンクだけで内容を読み取ることができないため、おすすめしません。
ただし、パーマリンクは一度設定してから変更するとページの評価がリセットされてしまうので注意が必要です。

ページ速度が遅くならないように対策をする

サイトを高速化するには、マネージドWordPressホスティング会社、またはCDNを採用するなどして最適化をはかる必要があります。
 ページの表示や読み込みに時間がかかると、多くの読者が離脱する 傾向にあります。読み込みに4秒以上かかるウェブサイトでは、25%の読者が離脱するというデータも。
少しでも離脱を防ぐためには、サイトの高速化が必要です。特にプラグインを使いすぎると、サイトが重くなる傾向にあるので注意しましょう。
参考重いサイトを軽くする10の方法

記事タイトルは32文字以内でキーワードは前半に配置

Googleの検索結果では、32文字がタイトルとして表示されます。そのため 記事のタイトルは32文字以内におさめるのがベスト。 
メインキーワードは前半に配置し、何の記事なのか分かりやすく記載します。タイトルで記事の内容が要約できていれば、提供する情報と読者が求める情報がマッチしやすくなり、SEO対策に効果的です。

メタディスクリプションは要点を書く-キーワードは前半に-

 メタディスクリプションを設定する際、記事の内容を簡潔に要約 しましょう。メインキーワードは前半に盛り込み、何についての記事なのか明確に示す必要があります。
メタディスクリプションは、検索結果画面の注釈として表示される可能性があります。記事を公開してからページがユーザーに評価されているかデータがたまっておらず、Googleは判断できません。その際にメタディスクリプションに含まれる文章が利用されることがあります。
また、コーポレートサイトのTOPページやブログ記事カテゴリ、商品一覧など、テキスト情報に乏しいページの説明として設定しましょう。

関連性の高い内部リンクを必要な場所に設置する

 記事内には、随所に関連性の高い内部リンクを配置 しましょう。内部リンクを設置することでクローラーが巡回しやすくなります。
ユーザビリティの高さはSEOの評価にも影響するので、積極的に内部リンクを貼りましょう。

低品質コンテンツには「no index」を設定する

▲All in One SEO Packによるnoindex設定
内容が薄い記事やユーザーから読まれていない記事など、低品質と思われるコンテンツにはno indexを設定しましょう。低品質の記事がサイト全体の評価を下げないようにするための対策です。
なおAll in One SEO Packでno indexを設定するには、ページ設定画面の「Noindex Settings」という画面で設定できます。
[画像]

ドメインの正規化をする(www.あり・なしを統一する)

ページのURLに「www.」が付いている場合、省略してもページが開ける場合があります。このように 「www.」があってもなくてもページが開ける場合、ドメインの正規化が必要です。 
なぜなら違うリンクで同じページが開けるということは、被リンク評価が分散してしまう可能性があるからです。ドメインを正規化するには、都度htaccessファイルに正しいURLを記載し、アップロードしておきましょう。
また「www.」だけでなく、スラッシュや「.html」の有無などにおいても同様。適宜正規化をして、統一しておくことが大切です。

質の高い記事を書くことが一番のSEO対策-SEOライティングを極めよう-

SEO対策をするには、検索エンジンが理解しやすいサイト作りを心がける必要があります。もちろんテーマやプラグインの有効活用も重要です。

しかし、 SEO対策において最も重要なのは記事の質そのもの といえます。つまり読者と検索エンジンに対して、分かりやすく親切なライティングをすることが、SEO対策の近道なのです。
SEOライティングについて詳しく知りたい場合は、以下の記事もご覧ください。

medifundのSEOライティングの基礎を見る

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当メディアは、SEOに12年以上携わり、難関キーワードの対応をしてきた方や、月出稿額5,000万円~7,000万円の大規模なリスティング広告運用を担当した方など、Webメディア運用のプロが執筆しています。
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