SEO対策を行い、日々順位を追っている中で、ある日突然検索順位が大きく下がる事があります。普段熱心にSEO対策を行なっている人ほど、どうして順位が下がったのか分からずパニックになると思います。
順位が突然下がった時こそ冷静に状況を把握し、上司が難題を出すより先に状況説明ができれば、SEO担当者としての評価はうなぎのぼりです。今回はそんな時にどうすればいいかについてお伝えします。
緩やかに順位が変動しているのではなく、急に順位が落ちた場合には検索順位を現在よりも上げるSEO施策とは異なる対処を行う必要があります。
目次
検索順位の順位を戻すための対処法
現在の順位下落はGoogleのペナルティとアルゴリズム変更のどちらの影響を受けた動きなのかを判断し、冷静に対処を行います。急に順位が下落した時にまず考える事は、大きく分けて2つあります。
- Googleからのペナルティを受けた可能性を考える
- Googleアルゴリズムのアップデートが実施された可能性を考える
順位が下落した時の初動としては、この2つを平行して確認していきましょう。
Googleからのペナルティの影響を確認する
Googleは「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」を遵守していないサイトに対して、検索結果に表示されないようにペナルティを課すことがあります。
Googleからのペナルティには「自動ペナルティ」と「手動ペナルティ」の2種類があります。
自動ペナルティの場合
「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」を遵守してないサイトを自動的に見つけ、順位が下落するようなペナルティを自動的に適用することがあります。
このパターンのペナルティの場合には、ペナルティ対象となるきっかけとなった部分を修正すれば、自動的にペナルティが解除されます。
手動ペナルティの場合
Googleの担当者が確認をし、検索結果に表示されないようなペナルティを手動で設定します。この場合にはペナルティ対象となった部分を修正し、Googleに申請しないとペナルティが解除されません。対処をしないと順位が下がったままになるので、手動ペナルティを受けていないかをきちんと確認しましょう。
手動ペナルティ確認方法
手動ペナルティを受けた場合には「Google Search Console」の「メッセージ」、もしくは「手動による対策」に通知が届きます。
手動ペナルティの通知が届いた場合には、Google担当者がペナルティ対象と判断した理由についても内容に記載されています。メッセージの内容を良く読み、Google担当者が指摘してきた箇所を改善するため、サイトを修正する必要があります。
ペナルティの解除方法
Googleからペナルティを受けた場合には、自動・手動共に対処方法があります。特に手動ペナルティの解除には解除されるまでにGoogle担当者と何回もやりとりが必要です。どんなポイントを抑え、どのようなやりとりをすれば良いかについては「Googleペナルティの原因チェックリストと確認・解除方法」をご覧ください。
Googleアルゴリズムアップデートが確認された場合の対処法
Google公式サイトに掲載されているアップデート内容を確認し、今回の変更内容でサイト内に該当する箇所が無いか確認しましょう。近年では大規模なアップデートを行う事は珍しく、一回発生すると長く影響が続く変更が多いです。そのため、該当する箇所がある場合には、すぐに修正に取り掛かってください。
大幅な順位変動が落ち着いた後、順位が戻ることも良くあります。そのため、アルゴリズムアップデートの変動が落ち着くまでしばらく待つ事も大事です。
まずはGoogleアルゴリズムアップデート情報を確認する
SEO対策を行なっているキーワードに突然順位変動が発生した場合には
- Googleが実施したアルゴリズムのアップデートの可能性はあるのか
- 順位が変動しているのは自分が対策しているSEOキーワードだけか
- どれぐらいの規模で順位変動が起きているのか
という3つの観点で情報を得る必要があります。そのためSEOに関係するサイトを広く確認して、情報を得ましょう。
Google公式サイトを確認する
Googleがアルゴリズム変更を行なった場合には、公式サイトに内容を掲載しています。しかし、リアルタイムで掲載する事はめずらしく、ほとんどは数ヶ月後に「アルゴリズム変更を行いました」という内容を掲載しています。
そのため、アナウンスがあった時期の順位変動を後から確認し、アルゴリズム変動の影響を確認するという流れが多いです。
【Google公式サイト】
Google関係者の発信を確認する
Googleの担当者はTwitterを活用し、SEOに関係する内容をツイートしています。大きな順位変動がGoogleアルゴリズム変動の影響ではない場合には、はっきりと「アルゴリズム変動ではない」と話す事もあるため、チェックする事をおすすめします。
- Google SearchLiaison
- Google Webmasters
- Google検索エバンジェリスト金谷さん
- Google Webmaster Trends Analystのジョンミューラーさん
- Google ゲイリー・イリェーシュさん
- Googleスパム対策チームのマット・カッツさん
SEO対策の著名人の発信を確認する
SEOの第一線で活躍し、最新情報や研究結果を発信している方々のサイトをご紹介します。順位変動があった時には誰よりも早く察知し、見解を述べているので確認してみましょう。
SEO対策会社の担当者に確認する
もしSEO対策会社と契約している場合は、全体的な順位変動が怒っていないかの確認をしましょう。SEO対策会社では契約先のクライアントの順位や、研究のために大量の順位測定を行なっている事が多いです。
SEO対策会社でウォッチしている順位が全体的に変動している場合には、Googleアルゴリズムの影響を考える事ができます。
SEO対策会社と契約がない場合
SEO対策キーワードを計測し、順位の変動状況を掲載しているサイトがあるので参考にしましょう。
長年順位変動を計測し、発信を続けている「namaz.jp」サイトがおすすめです。全体的な変動が大きい時には、マスコットキャラのナマズが真っ赤になり、お知らせしてくれます。
引用元:namaz.jp
順位変動に関する情報は慎重に選んで現状を把握しましょう
検索結果全体の順位変動が大きければ大きいほど、SEO対策をしている人たちが順位変動の原因を探って、独自の考えを発信していきます。そのため現状の判断に使う情報は、できるだけGoogle公式の情報を確認して判断していきましょう。
しかし先ほどお伝えしたように、Google公式の発表は後から実施される事が多いです。そのため、専門にSEO研究を行なっている著名人などの情報やSEO対策を行なっている会社の全体的な数値データを元に判断しましょう。
順位が急に変動した時は、関連する情報を集めよう
まずなによりも大事なのは、現状起こっている順位変動が、どんな影響を受けたものか全体的に調べる事です。関係する情報を全てあつめて、現状を把握する事で初期段階の判断を行います。
今起こっている事に対して正しい判断ができれば、その後の対処法や行うべき施策についてもきちんと考えることができます。
順位変動に焦っている周囲に対してきちんと説明を行うのもSEO担当者の仕事の一つなので、まずは落ち着いて対処できるように進めましょう。
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