インデックス数が増えない2つの原因と対策方法チェックリスト

インデックス数が増えない原因はクローラビリティーとコンテンツの問題の二つに大きく分類されます。クローラビリティーの場合は、チェックリストを見直して対策するとすぐにインデックス数は改善します。一方、コンテンツに関しては着実に改善していくことでインデックス数を増加させることが可能です。

インデックス数が増えない原因は2つ

インデックス数が増えない原因はGoogleのクローラーがページを発見できていない、低品質コンテンツで価値がないと判断されているかのいずれかです。

いずれにしてもせっかく作成した記事がインデックスされないのであれば、ユーザーが狙っているキーワードで検索しても検索結果に表示されないので、SEO的には効果が無いのと同様です。どちらが原因でインデックスされていないのかを明確にした上で、適した解決策を実行してください。

Googleのクローラーがページを見つけられない

階層深くのページにクローラーが辿り着けない

階層深くのページにクローラーが辿り着けない

クローラーがページを発見していないのでインデックスが増加していないケースが考えられます。

Webページを認識するためにクローラーはWebサイト内のリンクを経由しながらWebページを探していきます。よって、トップページから様々なWebページを経由できない深い階層のページの場合、クローラーがそこに到達するまでに離脱してしまうこともあります。

また、そもそもWebサイトのオーナー側の不注意でロボットが巡回しないように設定しているケースもあります。

例えば、新しいWebページを追加する際に、リモートで確認するために、Web上にアップロード、内部リンクを貼らずにパスワードを設定、クローラー除けのタグが入っている状態にしていることがあります。

このとき検証が終わって、ページを公開する際に内部リンクを貼らずにWebサイト内のどこからもそのページに到達できない、クローラー避けのタグを消し忘れているとインデックスされません。まず公開しているWebページに何らかの設定上のミスが無いかを確認してください。

低品質コンテンツで価値がないと判断されている

クローラーがWebページを低品質と評価している

クローラーがWebページを低品質と評価している

設定上のミスがなく、クローラーが巡回できる浅い階層にWebページが存在している場合、ページの存在自体は認識されているけれども、低品質な記事として価値がないという判断からインデックスされていない場合も考えられます。

例えば、コピーコンテンツのように、SEOのためにユーザーの利便性を奪う悪質・低品質な記事はクローラーに認識されていても価値がないと判断されることもあります。

さらにインデックスされないだけではなく、このようなページが多くWebサイト内に含まれているとペナルティになるかもしれません。

インデックス数が増えない場合の対策方法チェックリスト

インデックス数が増えない場合の対策としては、クローラーが記事を認識しやすくなるテクニカルな手法と記事の価値を高める本質的な手法の2種類が考えられます。自信のある記事がインデックスされない場合は、まずテクニカルな手法から試し、原因がはっきりしない場合はコンテンツの価値を高めることを検討してください。

インデックスされているかを確認して対策する

インデックスが増えない場合は、まずどのページがインデックスされているかを確認して、インデックスを阻害する要素が無いかを確認します。

完成度の高い記事を制作したのにインデックスされていない場合の多くは、設定ミスやクローラーが巡回していないことから発生しているので対処はそれほど難しいことではありません。本記事で説明する7つの手順をもとに、Webサイトの公開設定の確認、クローラーへの巡回申請を実施してください。

site検索でインデックスされているかを確認する

対策を実施するためには前提として、どのWebページがインデックスされていないかを分析しなければなりません。オーソドックスな手法としてsite検索があります。

site検索とはインデックスされているページを調べる手法でGoogleの検索窓で「site:調べたいサイトURL」と入力します。例えば、弊社Webサイト(https://medifund.jp/)にインデックスされているページを調べたい場合はGoogleの検索窓に「site:https://medifund.jp/」と入力します。

ちなみにこの方法は自サイトだけではなく競合サイトにも適用できます。

しかし、この手法ではページ数の多いWebサイトでインデックスされていない記事を探すのは困難です。ページ数が多い場合はSearch Consoleを活用すると良いでしょう。

インデックスのエラーをSearch Consoleから探す

インデックスのエラーをSearch Consoleから探す

Search Consoleから「インデックス」→「カバレッジ」からサイト内のWebページのインデックス状況とエラー状況が確認できます。エラーが発生している記事はなぜエラーが発生しているのか、その理由はなにかまで表示されているので、それに沿ってWebページを修正していけばインデックスされるようになります。

metaタグのrobots属性でnoindexを指定している

きちんと記事が作り込まれているのにインデックスされていないケースにありがちなのがmetaタグのrobots属性にnoindexを指定しているケースです。

noindexとはロボットにページをインデックスしないように指示するタグのことで、このタグが入っていると記事の完成度が高くてもインデックスされません。問題がないはずなのにインデックスされていない場合は、まず誤ってWebページのmetaタグのrobots属性にnoindexが指定されていないかを確認してください。

robots.txtファイルがクロールしない設定になっている

クローラーを制御するもう1つの方法としてrobots.txtがあります。テキストファイルにコードを書いてクローラーを制御するファイルで、この中身に特定のページをインデックスしないように指示していればインデックスはされません。

テキストファイルの中身を開いて「Disallow」の部分に未インデックスのファイルなどが指定されているかを確認してください。

Disallowの部分に何も指定されていない場合は、全てのファイルやディレクトリがクローリングの対象となります。

ちなみに、Disallowに指定されていても外部サイトからリンクされている場合は例外的にインデックスされることもあります。

.htaccessでベーシック認証が設定されている

ベーシック認証とは、ページ制作時のテストアップをする際に一般公開しないようにファイルやサイト全体にパスワードをかけて閲覧でいないようにするテクニックのことを指します。ファイルやサイト全体にアクセスできないので当然インデックスもされません。

FTPから確認して.htaccess内にAuthType Basicという記載があったらベーシック認証が設定されていますので、ベーシック認証をかけないように設定し直しましょう。

sitemap.xmlを送信しサイトを認識させる

サイトを新しく作った場合やリニューアルをした直後のページ構成をいち早くGoogleに伝えるためにはサーチコンソールを使ってsitemap.xmlを送信することが効果的です。

WordPressを導入する際はボタン一つでサイトマップが生成できるプラグインもありますが、便利なプラグインなどがない場合はWeb上に公開されているサイトマップ自動生成ツールを使用すると良いでしょう。

サイトマップ自動生成ツールを使用して、設定を選んでいけばどのようなサイトでもボタン一つでサイトマップ(sitemap.xml)が作成できます。慣れていない方は設定をいじらずに、とりあえず「サイトマップ作成」ボタンを押してしまっても良いでしょう。

サイトマップを認識させるためにはFTPに生成したサイトマップをアップして、Search Consoleから左メニューの「サイトマップ」を選択、サイトマップのURLを指定して送信ボタンを押すと、Google側がWebサイトを認識します。

参考サイトマップの作り方-クロール促進でSEO効果をアップ

サーチコンソールでURLのインデックス登録リクエストをする

Search Consoleの検索画面でインデックスを確認する

Search Consoleの検索画面でインデックスを確認する

新規ページを追加した場合は、Search Consoleからインデックス登録リクエストをすると良いでしょう。SearchConsoleの上部の検索窓にインデックスさせたいWebページのURLを入力すると、「URLがGoogleに登録されていません」と表示されるので「インデックス登録をリクエスト」をクリックし、しばらくすると確認画面が出てくるのでOKを押します。

内部リンクを見直しクローラーの回遊性を高める

サイトの構造上、ページへのリンクがどこかで途切れてしまうと自然にはクロールされないページが出てくるのでそうならないように、内部リンクの最適化を行いましょう

最低限、パンくずリストの設置と関連性の高いページへのリンク設置は行った方が良いでしょう。

パンくすリストはWebページを見ていると上部に記載されている「TOP > カテゴリ > 記事詳細」のようにその記事がTOPページからどのようなリンク階層に存在しているかを示す部分のことを指します。これを設置することで、一階層上のページへの内部リンクが設置されるようになるのでWebページ同士のつながりが明確になります。

また、関連性の高いページへのリンク設置については、特定のWebページからそれに関連するページへのリンクを設置することを指します。関連するキーワード同士をリンクによって結びつけることはクローラーを回遊させやすくする効果があるだけではなく、人間の回遊性もアップ、SEO対策効果も期待できます。

参考SEO対策に効くカテゴリ分けと内部構造

コンテンツの質を高めてインデックスしてもらう

低品質なコンテンツはそもそもインデックスされない場合やインデックスされても低く評価され、かえってWebサイト全体の評価を下げてしまう効果も考えられます。

参考ライティング業務を効率化するコツ-質の高い原稿を早く書き上げる7鉄則

品質の低い(ペナルティの対象となりえる)コンテンツとしてGoogleは次のように挙げています。

コンテンツの自動生成

リンク プログラムへの参加

オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成

クローキング

不正なリダイレクト

隠しテキストや隠しリンク

誘導ページ

コンテンツの無断複製

十分な付加価値のないアフィリエイト サイト

ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み

フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成

リッチ スニペット マークアップの悪用

Google への自動化されたクエリの送信

(引用元:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)|Search Consoleヘルプ)

コンテンツの無断複製や悪意のある動作を伴うページの作成など意図的に行われることはもちろんのこと、十分な付加価値のないアフィリエイトサイトのように意図せずに行ってしまう低品質コンテンツの生成もペナルティの対象となりえるので注意してください。

これらペナルティについて詳しく知りたい場合は、弊社の「SEOキーワードの入れすぎは厳禁!Googleからペナルティを受ける禁止事項」という記事も合わせてご確認くださいませ。

チェックリストを確認してインデックス数を増やそう

クローラビリティーとコンテンツの問題はチェックリストを確認しながら対策することで、インデックス数を増やすことができるので、本記事のチェックリストを上から順に見直していくと良いでしょう。

特にSearch Consoleを活用すればほとんどのインデックスされない問題の原因は明確になるので、Search Consoleを活用したうえでSEO対策を実施すると良いでしょう。

               

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