品質スコアの改善で入札価格を減らす方法

リスティング広告の入札価格を減らす方法は、品質スコアを改善することで可能になります。品質スコアの改善方法は、品質評価の3基準に記載される「平均より下」の項目をなくすことです。

リスティング広告で広告費を減らしながら上位表示させるためには、広告の品質を高めた上で入札単価を下げる必要があります。

すぐにできる簡単な方法は、入札単価を上げることです。

もちろん、オークション形式であるリスティング広告において、入札単価をより高く設定することは、上位表示される条件のひとつです。しかし、入札単価を高くするだけでは、ただただ広告費を無駄遣いすることにもつながりかねません。限られた広告費を有効活用するためにも、できるだけ低い金額で上位表示を狙いたいですよね。

リスティング広告は、広告の品質スコアを改善することで、入札単価を抑えても上位表示を狙うことができます。そこで今回は、品質スコアを改善し、入札価格を減らしながらも広告を上位表示させる方法についてお伝えします。

広告の品質を改善し、入札価格を減らす方法

リスティング広告の入札価格を減らす方法は、品質スコアを改善することで可能になります。品質スコアの改善方法は、品質評価の3基準に記載される「平均より下」の項目をなくすことです。

リスティング広告は、それぞれの広告枠に掲載を希望している広告のうち、オークションで選ばれた広告が掲載されます。オークションなので、高い金額を提示した広告が有利になるというのは、感覚的に理解しやすいところでしょう。

参考:リスティング広告で上位表示させる条件

しかし、検索連動型と言われるリスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードと関連している広告であることが前提です。検索したユーザーにとって必要でない情報は、たとえ入札単価が高く設定された広告であっても検索結果の画面に掲載する価値がないと判断されます。

ユーザーにとって必要な情報かどうかを評価する指標が「広告の品質」です。入札単価と広告の品質のかけ合わせたうえで、広告の掲載順位が決定されています。

品質スコアの仕組み

広告の品質を示す指標に「品質スコア」があります。厳密にいうと、「品質スコア」はGoogle Adwordsで使われている指標で、Yahoo!スポンサードサーチでは「品質インデックス」と呼ばれています。

品質スコアを決める要素

品質スコアとは、キーワードに対応する広告の品質を評価した数値です。1~10で評価され、10に近い数字ほど広告の品質が高いことを表しています。品質スコアは、以下の3項目を基準に算出されています。

  • 推定クリック率
  • 広告の関連性
  • ランディングページの利便性

品質スコアの基準となる3項目はすべて、「平均より上」「平均値」「平均より下」の3つのステータスで評価されます。「平均より下」と評価されている項目については、ユーザーにとって有益ではないと判断されています。ただし、評価が低いということは、改善する余地があるということです。早急に見直しをすることをおすすめします。

品質スコアを改善する方法

推定クリック率が「平均より下」-広告文を修正

推定クリック率は、特定のキーワードに対して表示された広告がクリックされる可能性を示します。推定クリック率が低い場合、キーワードと広告の関連性が低く、広告が表示されても十分な結果が期待できないと判断されています。キーワードと関連性を高める広告文に修正しましょう。

広告の関連性が「平均より下」-広告文内のキーワードを絞る

広告の関連性が「平均より下」の場合は、広告文のキーワード比率を調整しましょう。平均より下と評価されている場合、キーワードもしくは広告文が具体性に欠けているか、広告グループに含まれているトピックが多すぎる可能性があります。多数のキーワードを盛り込みすぎや、関連するキーワードが少なすぎることが考えられます。

広告の関連性は、キーワードと広告内のメッセージがどの程度合致しているかを示します。同じ広告グループに入れるキーワードはなるべく少数に限定し、テーマを絞ったグループを設定しましょう。

ランディングページの利便性が「平均より下」-ランティングページ内のキーワード比率を調整

ランディングページの利便性が「平均より下」の場合は、ランディングページ内のキーワード比率を調整しましょう。

ランディングページの利便性は、広告をクリックしたユーザーにとって、広告の先にあるランディングページがどれくらい有益で関連性があるかを示します。利便性はランディングページ内のキーワード比率と広告文・出稿キーワードとの関連性で評価されます。

利便性が低いと判断されている場合、ランディングページがユーザーに分かりづらい、ランディングページの内容がキーワードや広告と関連性が低いなどの可能性があります。ランディングページの内容を整理し、キーワードとの関連性を高める内容に修正しましょう。

品質スコアを上げて、広告費を抑えよう

入札単価を高く設定すれば、広告が上位表示される可能性は高くなりますが、品質スコアの低い広告は、ユーザーにとって有益ではないと判断されている広告ともいえます。ユーザーにとって有益であると認めてもらうためにも、品質スコアを改善することに取り組みましょう。

  • 広告の掲載順位を決める要素は「入札単価」と「広告の品質」
  • 広告の品質を示す指標は「品質スコア」
  • 品質スコアの基準は「推定クリック率」「広告の関連性」「ランディングページの利便性」
  • 品質スコアを改善するためには「平均より下」の項目をなくす

品質スコアが高い広告が、ユーザーにとって有益な情報を提供していると判断されているということは、品質スコアが低い広告には、どこかにユーザーにとって不親切であると判断されている要素があるはずです。
品質スコアをあげることだけを意識しすぎる必要はありませんが、品質スコアを改善することがユーザーにとって必要な情報を適切に届けることにつながるという認識を持ちましょう。

無料ダウンロード|SEOキーワード選定バイブル

ブログ更新は本当に効果が出るのか心配ではありませんか?

毎月2~3記事の更新で問い合わせをもらうSEOキーワード選定マニュアル

・ブログからの売上が3ヶ月で3倍以上に
・更新開始から3ヶ月で約10,000PVを達成
・作業効率5倍以上UP
・社内のブログ更新が途絶えない
・ブログ⇛メルマガ登録の成約率が30倍に

この記事をシェア

著者プロフィール

medifund
ホーム

メディファンド編集部

当メディアは、SEOに12年以上携わり、難関キーワードの対応をしてきた方や、月出稿額5,000万円~7,000万円の大規模なリスティング広告運用を担当した方など、Webメディア運用のプロが執筆しています。
メディファンドはWebメディア運用、サイト売買、Webマーケティングコンサルティングを行っており、クライアントは大手企業から個人事業主まで様々です。

\SNSをフォロー!/
メディファンド