集客アップの方法やアイデアは色々ありますが、環境や業種によって、効果の出る集客方法は異なります。

田舎と都会、飲食業と情報ビジネスでは、想定しているターゲットやお客様がいる場所も違うからです。また、新規で見込み客を得て、リピーターとして固定客になってもらうためには、集客方法の組み合わせが重要です。

記事の内容

集客の前に「誰に、何を、どのように売りたいのか」徹底的に考える

集客を考える際は、まず「誰に、何を、どのように売りたいか」を明確にすることからはじめます。

集客に必要な3ステップ
➀誰に売るかーターゲットを絞る
➁何を売るかー売りたい商品を選ぶ
➂どのように売りたいかーターゲットに訴求する方法での集客をおこない、販売する
最終的にリピーター化を目指しますが、まずは上記の3つを考えて集客の土台を作ることが重要です。

1.具体的なお客様像を描きターゲットをできるだけ絞る

誰に売るかを考える際に、ターゲットをできるだけ絞ることで、メッセージ性が高まります。対象が明確でないと、やみくもに情報を詰め込んだ読者の検索意図を満たさない広告になってしまいます。そのため、まず具体的なお客様像を描き、商品を販売したいターゲットの見極めが重要です。

例えば「若い女性向け」と「流行に敏感な20代のキャリア女性」では、広告の効果性は異なるでしょう。対象が漠然としていたほうが多くの人が対象になります。

しかし、あえてターゲットを極限まで絞り込むことで、「自分のために打ち出された内容だ」と興味をひく広告を創り上げられます。効果の高い広告を作成するために、まずはターゲットを絞ってからはじめましょう。

2.複数アイデアの組み合わせにより繰り返し見てもらうことで親近感を得る

ターゲットを絞り込んだら、次はどうアプローチしていくかを考えます。

人は同じものを繰り返し目にすると、好感や信頼感が増していくもの。そこで、ターゲットがよく利用する複数の媒体に広告を出しましょう。

若者であれば、SNSへの広告配信とWeb広告を組み合わせられるかもしれません。年代が少し上になると、紙媒体での情報収集が増えるため、チラシや雑誌、新聞などに広告を入れると効果的です。一つのメディアでの集客ではなく、ターゲット層に合わせて複数の手段でアプローチすることで、親近感が高まり好感を持たれやすくなります。

3.ファンやリピーターとなってもらいお得意様を大事にしていく

新規のお客様を集客すると同時に、リピーターを作るためのアプローチも必要です。次回利用時のクーポンやメンバーズカード、LINE公式アカウントやメルマガなど、お客様にもう一度来ていただくための仕組みを作ることで、リピーターを増やせます。

インターネットを有効活用するオンライン8つの集客アイデア

低コストでたくさんの人にアプローチできるインターネットでの集客は、人気があるだけに手段も乱立しているのが現状です。オンライン集客手段の特徴と、内容の把握が重要になります。

1.ブログ-裏話、秘話、体験談など独自コンテンツで集客可能

インターネット上で気軽に情報発信ができるツールとして代表的なものに、ブログが挙げられます。ブログはSNSよりも長文の投稿が可能で、日記のような使い方もできます。裏話や秘話、体験談などを挙げることで個性的な投稿が可能です。

また商品やサービスのストーリー性でお客様を惹きつけ、独自コンテンツで他と差別化することも可能でしょう。「より親しみやすく感じてほしい、熱心なファンを増やしたい」といった人にはぴったりのコンテンツです。

2.ホームページ-信頼度アップにもつながる企業や店舗の窓口

ホームページは、その会社独自の個性を前面に出し、ブランディングされた会社の姿を見せるものです。企業や店舗の窓口としての重要な役割を担っており、きちんとしたホームページを持っているだけで、お客様からの信頼を得やすいでしょう。

主に資料請求や問い合わせ受付のほか、企業の認知度向上やイメージアップのために使用できます。短期での集客は見込みにくいものの、イメージアップが可能なため長い目で考えると有効な集客方法です。

3.SNS-今や若者だけのツールではない流行の新規集客方法

低予算で確実にターゲットに広告を打ちたい場合、SNSは外せません。

ターゲットとする性別や年齢層、地域の指定が可能なため、広告や自社PR目的の投稿の場合は、ターゲットがアクセスしやすい時間に配信すると効果的です。

しかし、SNSは時間が経つと投稿があっという間に埋もれてしまうため、こまめに投稿して目に留まりやすくすることがポイントです。また、ターゲットによってどのSNSを使って発信するかも重要です。無料で利用できるのに拡散効果もあるため、ポイントを押さえられると効率よく集客ができます。

4.リスティング広告-Web上で即効性のある集客方法

リスティング広告とは、検索結果に連動して表示される広告のことを指し、商品やサービスを特定のキーワードで広告する場合に効果的です。特定のキーワードに対して広告を表示するため、検索した人の関心が強く、クリック率や成果率が高くなる性質を持ち、即効性のある集客方法といえます。

下の画像の広告はリスティング広告の一例です。

検索キーワードにぴったりの広告が表示される

検索キーワードにぴったりの広告が表示される

また別の利点は、広告が表示されてもクリックされなければ課金されないことです。クリック数が多い場合、事前に予算上限を決めておくことで、予算以上の表示を止めることもできます。

5.インフルエンサー・既存のWebメディア-集客力を借りて瞬発的に反応を得る

集客力を借りて瞬発的に反応を得る手段として、インフルエンサーや既存のWebメディアを利用する方法があります。消費者目線に近い集客方法となるため瞬発力もあり、中・長期的なマーケティングも見込めます

この集客方法は流行に敏感なターゲット層に効果を発揮しますが、それなりにコストがかかります。集客に行き詰まった際の打開策となりますが、予算が必要とされることを覚えておいてください。

6.メールマガジン-コツコツと日々のお便り感覚でファン化を目指す

コツコツとファンを増やすための方法として、メールマガジンが挙げられます。

メールマガジンの利点は多くあります。具体的には以下のとおりです。

  • SNSより広くリーチできる
  • 自由な時間に見てもらえる
  • 低コストで実施できる
  • プラットフォームの影響もほとんどなく文量やデザインを自由に決められる

コツコツとメールマガジンを配信してファンを増やすと、必要なときに思い出してもらえるでしょう。

ただし、メールマガジンは即時性に欠けるため、すぐに見てもらいたい広告はSNSを利用したほうが効果的な場合もあります。またタイトルによっては、開封されないまま削除されることがあります。送信時のタイトルに注意し、開封したくなるようなタイトル付けが重要です。

7.サブスクリプション-定額サービス利用者が急増する新時代の集客方法

最近急成長している分野に、サブスクリプションがあります。

サブスクリプションとは、定額料金を支払って利用するコンテンツやサービスです。商品を所有するのではなく一定期間利用するビジネスモデルのため、利用者の初期投資が少なく済み、お試し感覚ではじめてもらいやすいメリットがあります。

いまでは車や食品、眼鏡など、エンタメ以外のジャンルにも広く浸透しています。サブスクリプションで取り扱えそうな商品やサービスがある場合に適した方法です。

8.ポータルサイト-見込み客が多く集まる場所

ポータルサイトにはある一定の目的を持った人が集まるため、すでにそのサイトに集まった人自体が見込み客となります。ポータルサイトといってもグルメや美容、病院関連などさまざまなサイトがあり、自社がどのジャンルでアプローチしたら効果的か検討することが大切です。ターゲットとする層を見極め、アプローチしやすいサイトを探しましょう。

ビューティー系ポータルサイト「ミニモ(minimo)」

ミニモ(minimo)のトップページ。カテゴリ別に検索できる。

ミニモ(minimo)のトップページ。カテゴリ別に検索できる。

引用:美容院・美容室・サロンのスタッフを予約|ミニモ

美容室・マツエクサロン、ネイルサロン、エステ、リラクに特化した予約サービスを提供しています。評判のよいサロンがカテゴリ別で表示され見やすい作りです。事前にサロンスタッフに対する口コミが見られたり、サロンスタッフとやり取りができるため、お客様に安心して予約してもらえます。美容系で安心感を前面に打ち出したいときに登録したいサイトです。

月間利用者数が日本最大級のグルメサイト「食べログ」

食べログのトップページ。検索の細かい条件指定がポイント。

食べログのトップページ。検索の細かい条件指定がポイント。

引用:【掲載店舗数No.1】お店探し・ネット予約グルメサイト|食べログ

グルメサイトといえば食べログ、といえるほど有名なサイトです。日本最大級の店舗データベースとユーザーによる多様な口コミにより、お店選びがより楽しくなります。用途やこだわり条件で絞り込んで探せて便利です。月間利用者数も日本最大級であり、多くの人の目に触れる可能性があります。競合が登録しているのに自社は未登録なために、お客様が素通りしていくことがないよう、飲食店はぜひ登録しておきましょう。

飲食店、美容室、病院、携帯ショップなどの予約が可能「EPARK」

EPARKのトップページ。幅広いジャンルが用意されている。

EPARKのトップページ。幅広いジャンルが用意されている。

引用:人気施設の予約・順番受付サイト|EPARK

飲食店や美容室、病院、動物病院、習い事や携帯ショップの予約まで、幅広いジャンルを網羅しています。しっかりとジャンル分けされているので、情報量に圧倒される心配はありません。一つのIDで病院を含むさまざまな施設が予約できます。予約はすべてインターネットでおこなう世代がターゲットなら、ぜひ登録しておきたいサイトです。

出前&宅配の総合サイト「Uber Earts」

Uber Eartsのトップページ

Uber Eartsのトップページ

引用:料理の配達とお持ち帰り – 近くのレストランからオンラインで注文|Uber Earts 日本

料理の配達サイトで有名なのはUber Eartsです。自社で配達せずに料理をお客様にお届けできます。自社では出前をやる余裕がないもののニーズがある場合、登録することで効率的に集客可能です。

インターネットを使わないオフライン新旧5つの集客アイデア

いくらインターネット社会であるとはいえ、オフラインで集客する必要がなくなったわけではありません。ターゲットに合わせて複数の集客方法があります。

1.新聞・雑誌の広告-中高齢者への宣伝効果が高い

中高齢者への宣伝効果が高いのは、新聞や雑誌の広告です。

ほかのメディアでは届かない人へアプローチできたり、企業のイメージアップにつながります。ただし若年層へのアプローチがしにくい、ほかのアプローチに比べて高コストなどのデメリットがあるため、しっかりと戦略を練ることが重要です。ターゲットを極限まで絞り込み、魅力的なキャッチコピーを作成すれば、高コストに見合った結果が得られます。

2.チラシ-ターゲット層へ直に届けられ、反応率が高い

チラシは、お客様の購買行動を促進する効果が高い集客方法です。チラシにはポスティングされるものやハンディングで配布されるもの、新聞折込チラシやフリーペーパーなど配布方法もコストもさまざまです。ターゲット層を見極めたら、訴求する人に届きやすい手段でチラシを配りましょう。チラシは新聞や雑誌の広告より自由度が高いものです。ターゲットに訴求する作りこんだチラシを配布し、行動を促します。

3.ダイレクトメール-接点がある見込み客をお客様にしたいなら

もともと接点があるお客様にアプローチするには、ダイレクトメールが有効です。

リスト客に何度もアプローチできるため、見込み客で前向きな反応を示した人の行動を後押しできる可能性があります。しかし全体的に開封率や反応率は低く、あまり効果を実感できないかもしれません。反響を確認しながら、ほかの手段も用いてアプローチしていくことが重要です。

4.知人からの紹介-確実で信頼度が高い集客方法

インターネットの普及により、他者の口コミで購買行動が変化する現象がみられるものの、より強い影響を与えるのが知人からの紹介です。既存のお客様、取引先、友人、近所の人、知人、親族などからの紹介は、サービスを実体験した面識ある第三者の推薦となるため信頼度が高くなります。友達紹介キャンペーンなどを用いると、既存のお客様に新しいお客様を紹介してもらえるかもしれません。安定した集客方法の一つとして、既存のお客様のフォローから紹介につながるようにします。

5.移動販売車-高齢者の多い過疎地や買い物弱者へ需要が急増中

移動手段が乏しい人にアプローチするには、移動販売は効果的です。

飲食であれば、移動販売車を自社で利用するか、既存の移動販売車と提携してお客様のもとへ出向きます。整体、修理業、便利屋なども移動販売車にチラシを置いてもらうことで、出張サービス依頼を見込めます。いずれの業種も、動きにくいお客様のもとに出向いて商品を引き渡すイメージです。

ファンやリピーターになってもらう3つの集客アイデア

一度来てもらったお客様にもう一度来てもらわなければ、ビジネスとして成り立ちません。ファンやリピーターになってもらうためにどのような施策ができるか、3つのアイデアを取り上げます。

1.クーポン-既存のお客様へのアプローチで再予約を期待できる

クーポンは新規のお客様にも既存のお客様にも有効なアプローチです。新規のお客様は来店のハードルが下がり、既存のお客様は来店日や期限日を設けたクーポンを配布して、早めに再来店してもらうことが可能です。お得に利用したい顧客心理を刺激するクーポンを配布して再予約につなげ、リピーターを増やしましょう。

2.メンバーズカード-コスパ良し、リピーター化への第一歩

メンバーズカードの発行は、新規のお客様をリピーター化するための第一歩です。メンバーズカードを持っている人へ魅力的な特典や割引を用意し、リピートする動機付けを与えます。また、メンバーズカードがあれば知り合いに紹介しやすかったり、財布に入っているカードを見て再来店していただけるなどの広告効果もあります。メンバーズカードはお客様が広告を持って歩いているのと同じこと。お店の存在をアピールするのにうってつけの手法です。

3.LINE公式アカウント-友達登録で常連客にプッシュ通知が届く

いまやほぼすべての人が利用しているLINE。常連客にプッシュ通知でお知らせや新サービスなどが宣伝でき、通知に出ることで存在を思い出してもらえます。またチャット機能でお客様と距離を縮められるため、リピートしてもらいやすくなります。お客様が友達登録する前提にはなりますが、ほかにも予約機能やショップカード機能を使用すると、効率よくリピートしてもらうことが可能です。

【環境・業種別】集客アイデアのおもしろい組み合わせ事例

広告を単体で打ってもあまり効果は上がらないかもしれません。集客につなげるためには、さまざまなアプローチで広告を打ち出すことは大切です。集客アイデアを組み合わせた事例がありましたので取り上げます。さまざまな広告を組み合わせて、効果の最大化を目指しましょう。

観光客減少で売り上げが低迷している田舎の小売店の集客法

【組み合わせ例】 新聞+チラシ+移動販売車+ブログ+クーポン

広告媒体内容
新聞やチラシ
  • 「〇〇(土地名)の方限定」「〇〇特割」「日頃の感謝を込めて〇〇の方へ、スペシャルセール開催中」など、特別感と限定感を演出
  • 食材を作っている農家さんの写真入りにして、地産地消意識を高める
移動販売車買い物弱者が多くいる地元消費者に移動販売車を用いて商品を運んでもらい、利便性を提供
ブログ
  • その日聞いた農家さん・営業さんの小話、仕入れた物の紹介
  • 自身が使用してみた体験談や感想などを写真入りで掲載

地方都市にある若者向けエステの新規集客方法

【組み合わせ例】 チラシ+ブログ+SNS+ポータルサイト+LINE公式アカウント

広告媒体内容
チラシ
  • ターゲット層の行動範囲で、ポスティングやハンディングによるチラシ配布を実施
  • チラシは若者ウケするフォントで活字を少なめにし、before・after写真や体験者の声など、効果をわかりやすく視覚的に印象づける
ブログbefore・after写真、体験者の声、機材の紹介、スタッフ紹介、最寄り駅からお店への経路等々、パッと見でわかりやすく、複数の写真入りで視覚に訴える
SNS他の集客方法では難しい動画やストーリーで、before・after、体験者の声やお店への行き方など視覚効果を用いる
ポータルサイト
  • 写真やセールスポイント入りで、わかりやすく掲載
  • 新規のお客様専用クーポン、既存のお客様専用クーポンを配布し、再度利用してもらう工夫
LINE公式アカウント期間限定メニューやクーポン、台風やコロナによるお店の急な変更情報などを随時配信

30代の会社員向けに都心で開催予定のイベント集客

組み合わせ例:雑誌+チラシ+ブログ+ホームページ+SNS+リスティング広告+LINE公式アカウント

広告媒体内容
雑誌30代会社員をターゲットとしている雑誌に、イベントに関するキャッチ―な広告を掲載
チラシ
  • どのようなイベントなのか、イベントゲストは誰か、過不足ない情報をキャッチーに作成
  • 当日迷うことの内容に会場の地図QRコードも追加
ブログ・ホームページ
  • イベントゲストがイベント開催の裏話やストーリーなど、写真入りで、イベント開催日まで毎日配信
  • ホームページは、ブログ経由だけでなくさまざまな広告経由で多くの人が訪れる可能性があるため、念入りに作成
SNS
  • ここでしか聞けない、得られない情報を配信
  • イベントに関連するグッズ販売のクーポン配布などで集客

集客アイデアを組み合わせて今すぐ実践を

集客にはさまざまな手段があり、組み合わせることで相乗効果を生みます。

ターゲット層が多く利用しているツールがなにかを調べ、さまざまな手段を組み合わせてアプローチすることが重要です。また、はじめて来たお客様にもう一度来店してもらえるような仕組みも集客に効果的です。集客を効率的におこなうことで、低コストでも確実に売上を伸ばせるでしょう。