ホームページでWEBマーケティングってどうやるの?

WEBマーケティングという言葉がいまいち理解できず取り組んでいない人、多いですよね。「パソコンに詳しくないし難しそう」「WEBに頼らなくても大丈夫」「そもそもWEBマーケティングって何?」といった声をよく耳にします。といってもチラシ集客や地道な営業活動では予算的にも時間的にも限界があります。一方、ホームページ集客は低予算で誰でも取り組めて、地道に取り組めば必ず効果が出る集客方法です。そこで今回は、ホームページ集客のメリット・デメリット、マーケティングの本質についてお伝えします。偏見やアレルギーのある人でも最後まで読んでもらえれば考えがきっと変わるはずです。

そもそもWEBマーケティングって?

WEBマーケティングという言葉に厳密な定義はありません。一般的に、WEBマーケティングとはWEBサイト(=ホームページ)を中心におこなうプロモーション活動を指します。ホームページを中心に据えたマーケティングなので、ホームページ単体での集客はもちろん、SNSを活用してホームページへ集客するのもWEBマーケティングにあたります。WEBマーケティングという言葉を聞いたら「ホームページによる集客のことだな。」と思ってください。

2000~2004年ぐらいの間に「ブログブーム」が始まり今でもブログは多くの人に親しまれています。この時期までは個々人が趣味で楽しむ日記のようなものでした。その後もショッピングサイトの登場などがありインターネットが爆発的に普及しました。楽天などのIT企業はこの頃からインターネットビジネスを中心として展開していましたが、世間的にはごく一部しか取り組んでいませんでした。この時期に大手パソコンメーカーで有名なDELLは他社に先駆けて製品ホームページの整備をおこない、顧客へ直接販売する形式をとることで急激なマーケティング獲得に成功しました。

決定的なのは2010年頃からスマートフォンやタブレットを持つ人が急増したことです。いわゆるスマートデバイスが普及したことで今まで見ていた紙媒体(チラシやパンフレット)よりも企業や商品のホームページを参考にするようになり、紙からWEBへの移行が加速しました。企業の大きさに関わらず、ホームページ集客に取り組む必然性が出てきました。日本の情報通信機器の保有状況の推移(世帯)

(出典:数字で見たスマホの爆発的普及(5年間の量的拡大)|総務省)

ホームページ集客のメリット・デメリット

ここまでホームページ集客がメジャーになるまでの流れをお伝えしました。ここからはホームページ集客のメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

4つのメリット

ホームページの閲覧者のデータを測定できる

ホームページ集客におけるメリットは何といっても閲覧した人のデータを測定し、結果が見えることです。誰が、いつ、どこから、どんなキーワードで来たのか、パソコンからなのかスマートフォンなのかなど、かなり踏み込んだデータを採取できます。これによりホームページの良い部分、悪い部分がすべて把握できます。計画→試運転→確認・修正→実行(PDCA)というサイクルを生むことができ、確認・実行の段階で採取したデータが活きます。

他の媒体と比べコストパフォーマンスが高い

ここで覚えておいて欲しいのがホームページ集客では「改善ありき」だということです。ホームページ制作会社に作ってもらって終わりではありません。必ずどこか改善すべきポイントが出てきます。改善に改善を重ねることで集客でき、売上アップにつながります。ところがチラシやダイレクトメールではデータが採取できないので全く改善ができません。ホームページ集客では改善を繰り返しおこなうことで、従来の媒体と比べて高いコストパフォーマンスが期待できます。

見込みの高いターゲットを集客できる

当たり前ですが、サイトを見に来ている人というのは検索したから、サイトを閲覧できているのです。つまり提供する商品・サービスに興味がある人がサイトに来ています。必然的に成約や購入に至るまでの見込みが高いターゲットを集めることができます。ネットが身近になったことでユーザーの検索技術も上がっていて、これまでは検索キーワードが2語(例:アパート 名古屋駅)が多かったのが、最近では3語(例:アパート 名古屋駅 女性専用)に増え、より具体的に調べるようになりました。こうしたユーザー側の変化もあり、ネットでの購入・成約というのは決して珍しいものではなくなりました。

商圏の壁がなくなる

ホームページ集客をおこなうとインターネットを利用している人全員が顧客になり得ます。従来の営業活動(飛込営業、紹介、チラシ…etc)ではアプローチできる数に限りがあります。遠隔地でも対応できる商材・サービスであれば遠方からの集客も可能です。小売業などは特に恩恵を受けやすいです。

3つのデメリット

作ったままでは集客はできない

先ほども述べたようにホームページ集客は「改善ありき」です。例えば、小さい店舗で花屋を開業するとします。開業当初は告知やチラシをまき、来店してもらったらお客様の反応を見るはずです。反応を見て「もっとチラシのまく枚数を増やすべきか」「レイアウトが悪いのかな」「看板が分かりづらいのかな」など考えを巡らせ改善するはずです。これは実店舗でもホームページでも同じで、結局はホームページに来てもらうところから商品・サービスの購入・利用までの導線をひたすら改善し続けることが重要です。実店舗と同じようにホームページも丁寧に根気強く改善し育てる必要があります。

集客までに時間がかかる

先ほどの花屋の例ですと、店舗を構えてチラシをまいたらすぐに1人目のお客様は来ます。チラシや広告は即効性があります。一方、花をホームページで売ろうとすると売れない日が続きます。なぜなら検索結果に引っかからず誰もその花屋のサイトを見ないからです。ネットでの検索結果で上位に表示されたほうが有利で、そのテクニックを「SEO(エスイーオー)」と言います。元はSerch Engine Optmization(検索エンジン最適化)の頭文字を取り、GoogleやYahoo!の検索エンジンにホームページを見つけてもらいやすく工夫することを意味します。このSEOの効果が出始めるまでが一番時間が掛かります。長い目で見ればホームページ集客のほうが圧倒的にコストパフォーマンスは良くなりますが、即効性はチラシなどに劣ります

とりあえずで作ると失敗する

ホームページを作るデメリットとは少しずれますが、「とりあえず作っておこう。」では集客できずほぼ失敗します。なぜならゴールがないからです。ホームページ集客ではゴールをもとに大目標、小目標を設定し、適切な施策を選択します。

  • ゴール:ホームページから1,000万円の売上
  • 大目標:1000人がホームページを閲覧する(閲覧者からの購入率10%、客単価1万円で計算)
  • 小目標:「〇〇」というキーワードで10番目以内に表示される
  • 施策:「〇〇」についての記事を1カ月に10記事ずつ増やす→検索結果の向上のため
  • 施策:閲覧者の離脱が多いページを週に1回は見直す→閲覧者の離脱防止のため

逆にゴールがない、つまり目的もないまま作ってしまうと適切な施策をおこなえません。最終的に形だけのホームページになってしまいます。会社や店舗であれば営業目標が当然のようにありますが、ホームページの話になると目標を掲げなくなるケースが非常に多いです。繰り返しですが、実際の会社や店舗のようにホームページも考える必要があります。

ホームページで集客するためには、閲覧する人が必要な情報にすぐにたどり着けるようホームページ構成を工夫する必要があります。その前に、閲覧する人がどうやってホームページにたどり着くのかも考える必要があります。現状で多いのは先ほどのSEOで検索順位を上げることや、SNS(Facebook、Twitter)、ネット広告(=リスティング広告)で露出を増やすケースが多いです。ホームページ集客では集客から成約に至るまでのプロセス、顧客の導線を絶えず意識する必要があります。

またホームページ集客が当たり前になりつつありますが、ホームページはあくまでマーケティング活動の1つの選択肢で、適さない場合もあります。例えば飲食店であればホームページを開設するより「ぐるなび」や「ホットペッパー」に掲載するほうが効果が出ます。とりあえずで取り組むのではなく、目的を達成するためホームページがあったほうがいいのか、それともなくてもいいのか判断してくださいね

ホームページでWEBマーケティングをおこなう前に

知っておくべきこと

  • 紙媒体やチラシからホームページでの集客に移行する流れ
  • WEBマーケティングとはホームページを中心としたマーケティングのことを指す
  • SNSを活用したホームページへの集客もWEBマーケティングには含まれる

ホームページを作るメリット・デメリット

  • ホームページ閲覧者のデータが採取でき、施策の振り返りができる
  • 改善を繰り返すことで他媒体と比べてコストパフォーマンスがよくなる
  • 見込み度の高いターゲットを集客できる
  • 商圏という概念がなくなるので、小売業などは特に恩恵をうけやすい
  • ホームページを作ったままでは、集客はできない
  • 他媒体と比べて即効性が低いため、効果が出るまで時間がかかる
  • 「とりあえず」で作り始めると集客できないホームページが出来上がる

ホームページ集客は基本的に「そのためにはどうすればいいか?」を深掘りしていく作業です。期待する売上をあげるには、〇人に見てもらう必要がある。そのためには検索順位の向上と併せてネット広告も出す必要がある。そのためには…」といったイメージです。企業や店舗の運営もホームページ集客も同じです。店舗でいう「チラシ」は「ホームページ」、「立地」は「検索順位」、「レイアウト」は「ホームページ内の構成」という風に置き換えられます。きちんと継続して改善を積み重ねていけば他媒体と比べて高い収益性をもたらします。「ホームページは難しそう。」「頼らなくて大丈夫。」と決めつけ、ためらっていた人はぜひこの記事を参考にもう一度考えてみてくださいね。

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