新しいアイデアが思いつくことは、ビジネスに直結しますよね。ブルーオーシャンな事業を切り開くだけでなく、様々な課題解決まで導くことができます。
ただ、
- 新しいアイデアが思いつかない
- ある程度は思いつくが、良いアイデアが出てこない
という人も多いのではないでしょうか。
新しいアイデアをとめどなく思いつく人は少ないです。むしろ、アイデアがなかなか出ず悩んでいる人の方が多いでしょう。
アイデアが湧き出るビジネスフレームワーク70選のシートをダウンロードし、ぜひ活用してみてください。
目次
アイデアが湧き出るフレームワーク10選
本記事で紹介するフレームワーク10選を含むシートをダウンロードすることができます。
6W2H
6W2Hはその名のとおり、6W2Hの型にはめてアイデアを出すフレームワークです。
6W2Hには、下記の内容が含まれます。
- Who:誰が
- Whom:誰に
- What:何を
- How:どのように
- Why:それはなぜ
- When:いつ
- Where:どこで
- How much:いくらで
上記のように視点を限定して考えると、アイデアが浮かびやすくなります。
商品・サービスの販売方法を考えるフレームワークとしても役立つでしょう。
有名なフレームワークなので、使っている人はとても多いです。
アイデアを考えるときは、最初に試してみてください。
ブレインライティング
ブレインライティングは、発言せずにシートに書いて意見を出していくフレームワークです。次のようなルールで、シートに書いていきます。
- 少人数 (6人前後)のグループを作る
- アイデアを出すテーマを決める
- 5分間でシートの1行目の3マスにアイデアを1つずつ書く
- 左の人に自分のシートを渡し、右の人からシートをもらう
- 2行目の3マスにアイデアを書く
- 左の人に自分のシートを渡し、右の人からシートをもらう
この流れを、6行終わるまで繰り返します。
発言が苦手な人からもアイデアを集めやすく、個人のアイデアを重視して整理できることが最大の特徴です。発言をしないため否定的な意見が入る余地もなく、アイデアが生まれやすくなります。
話すことによってアイデアが広がるケースもありますが、個人の意見をつぶさず拾えることは、新しいアイデアを作る上で重要ですよね。
シナリオグラフ
シナリオグラフとは、4Wをつなげてストーリーを作りアイデアを出すフレームワークです。
4Wとは下記のとおりです。
- Who (誰が)
- When (いつ)
- Where (どこで)
- What (何を)
例えば、次のように単語の組み合わせてストーリーを考えていきます。
- Who (誰が):先生
- When (いつ):勉強中
- Where (どこで):学校
- What (何を):勉強する
——————
ストーリーの例:先生が教室で生徒に勉強を教えているときに使えるサービスとは?
アイデア例:授業の内容を自動で文字起こしし、学生に自動で転送するサービス
——————
ターゲットの具体的な行動までイメージできるため、アイデアがひらめきやすくなるのです。
マンダラート
マンダラートは、9つのマスの中央にテーマを置いて、連想できる単語を残りの8マスに埋めていくフレームワークです。
全てのマスに単語を埋めること以外は細かいルールがないため、書く人によって違うアイデアが思いつきやすいことが特徴です。2、3個アイデアが思いつく人はいますが、8マス埋めることは大変ですよね。そのため、頭からひねり出したアイデアを集めることができます。
ユニークなアイデアが生まれやすく、アイデアを出すミーティングでは必ず取り入れたいフレームワークですね。
イエスアンドゲーム
イエスアンドゲームは、活発的なアイデアを出したいときによく使われるフレームワークです。次のように、意図的にアイデアを褒めつつ、他のアイデアを引き出していきます。
- テーマについてアイデアを1つ出す
- アイデアを褒めて、もっと〇〇するためにはどうすればいいか問いかける
- 更にアイデアを出す
- 2 ~ 3の流れを、5つのアイデアが出るまで継続する
意見を否定せずに肯定して話を進めるため、良いアイデアが生まれやすくなります。また、必ず良いね!と褒めてもらえるため、アイデアを考えることが楽しくなり、活発的に意見が出やすくなるのです。
アンチプロブレム
アンチプロブレムとは、テーマとは真逆の課題を設定してアイデアを出すフレームワークです。
課題を解決するためのアイデアと考えると出てこなかったアイデアも、課題を達成できなくするためにはどうすればいいか逆転の発想をすることで、意見が出やすくなるケースもあるのです。ひねり出してもアイデアがでないときに、おすすめの方法ですね。
オズボーンのチェックリスト
オズボーンのチェックリストは、以下の9つの考え方でアイデアを考えるフレームワークです。
- 転用:他に使い道を探す
- 応用:類似物を探す
- 変更:変えてみる
- 拡大:拡大してみる
- 縮小:縮小してみる
- 代用:置き換えてみる
- 再利用:配置や並びを換えてみる
- 逆転:逆にしてみる
- 結合:組み合わせてみる
視点を限定することにより、アイデアが出やすくなります。ある程度のアイデアが出てきたときにオズボーンのチェックリストを使うことで、アイデアが広がりやすくなるのです。
SCAMPER法
SCAMPER法は、オズボーンのチェックリストをより考えやすくシンプルに改良したフレームワークです。
以下7つの典型パターンに沿った質問によってアイデアを導き出す方法で、汎用性の高い手法として知られています。
- 代用:他のものと置き換えるとどうなるか?
- 組合せ:商品が何からできているか?組合せを変えられないか?
- 適応:似ているものはないか?
- 修正:何か少し変化を加えるとどうなるか?
- 別用途:物を変えずに別の用途に使えないか?
- 削減:何か削れる機能や材料はないか?
- 逆転:使い方や素材を逆にできないか?
オズボーンのチェックリストと同じく、視点を限定してアイデアを出すときに有効です。
なぜなぜ分析
なぜなぜ分析は、なぜ?と疑問を問いかけてアイデアを深堀していくフレームワークです。
アイデアは深く考えずに出てくることが多いため、深堀りして考えていくことで、質の高いアイデアが生まれやすくなるのです。他のフレームワークで考えたアイデアを深堀していくときにおすすめです。
シックスハット法
シックスハット法は、6つの帽子ごとに役割を決め、役割になりきってアイデアを出すフレームワークです。
- 白い帽子:客観的なデータを軸にした視点
- 赤い帽子:思いついたことを書く感情的視点
- 黒い帽子:リスク、注意などネガティブ視点
- 黄色い帽子:ポジティブでプラスの視点
- 緑の帽子:創造的で新しい考え方への視点
- 青い帽子:全体のプロセスや手順を構成する視点
例えば、赤い帽子の役割の場合は、データやリスクなどを考えずに、テーマについて思いついたアイデアを出していくイメージです。視点が決まっているため、アイデアが考えやすいことが特徴です。
役割を途中で入れ替えてもう一度考えることで、さらに深くアイデアをひねり出すこともできます。ミーティングで特にアイデアが出しやすくなるためおすすめです。
良いアイデアを生み出す秘訣とは?
さらにここからは、良いアイデアを生み出す秘訣についてお伝えします。最初に知っておくと、フレームワークを実践するときに効果が出やすくなるため、覚えておくことがおすすめです。
とにかく案を出すこと
「良いアイデア」を最初から考えると、案が出てきません。「良い」というフィルターにかけることによって自由な発想ができなくなるのです。
アイデアの数が増えてから採用する案を決めれば良いため、思いついた案を発言していくことが重要です。10個考えたアイデアのうち、10個良いアイデアになるのではなく、100個考えたうち、10個良いアイデアが思いつくイメージです。
他人の発言を否定しない
アイデアを考えるときによくある例が、他の人が考えた案を否定してしまうケースです。自社の経営状況、強み、弱みなどから「そのアイデアは、現実的じゃないよね」「良いアイデアだけど、予算的に大丈夫か」など、否定されることにより自由な発想が出なくなってしまいます。
自由な発想なくして、良いアイデアは出ません。
思考の枷を外し、柔軟な発想で考える時間を積み上げるからこそ、良いアイデアが生まれるのです。魅力的なアイデアを発掘するためにも、否定は控えましょう。
斬新な発想を歓迎する
良いアイデアは、新しい発想から来ます。奇抜なアイデアや、斬新なアイデア、ときには引いてしまうようなアイデアが出てくるかもしれません。
ただ、自由な発想で考えるからこそ議論が広がり、良いアイデアが見つけやすくなるのです。
革命的なアイデアは、斬新な発想から生まれることを念頭に置いておくことがおすすめです。
良いアイデアを出すコツは多面的視点で考え抜くこと
アイデアを生み出す最大の秘訣は、諦めずに考え抜くことです。
フレームワークを使えば、必ず良いアイデアが出るとは限りません。良いアイデアを出すために、フレームワークを使ったり、ミーティングの構成を考えたり、アイデアが出しやすい環境を含めて考え抜くことが重要なのです。
今回解説したフレームワークを含むテンプレートは、以下からダウンロードすることができます。テンプレートを活用して、ぜひ良いアイデアを生み出してみてください。
学ぶのではなく、アイディアはプロに任せる方法もあります。
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