SEOキーワードは上位表示しやすいキーワードかどうかを検討することで、適切なSEOキーワードを選ぶことが可能です。

サービス・商品を購入するユーザーが決済するまでに調べるであろうキーワードを列挙し、関連・サジェストキーワードなどで候補キーワードを増やします。

狙うべきキーワードを検討し、SEO対策を実施します。

SEOキーワード選びの流れ

キーワード選定は多数のキーワード候補を出し、検索意図ごとに選別し、競合サイトに勝てるキーワードを選ぶ

  1. とりあえず狙いたいキーワードを列挙
  2. 無料ツールで候補キーワードを広げる
  3. 狙うキーワードに優先順位をつける
  4. キーワードを選別する
  5. コンテンツ制作に取り掛かる優先順位を決める
  6. コンテンツ記事制作
  7. 公開したコンテンツにどのキーワードで流入しているか確認

本記事では、無料ツールでも可能なSEOキーワードの選び方をお伝えします。

SEOキーワード選定バイブル記事内バナー

SEOキーワード選定方法7ステップ

SEOキーワードをざっくり洗い出し、数千ものキーワード候補から上位表示を狙えるキーワードを選定します。

1.とりあえず狙いたいキーワードを列挙

自社のWebサイトで狙いたいキーワードを思いつく限り挙げます。

このときやみくもにキーワードを上げるのではなく、あらかじめカスタマージャーニーマップを作成しておき、「顧客ターゲットは商品を比較検討するための情報収集でどういうキーワードを使うか」を考えることが重要です。

カスタマージャーにマップの作成は「カスタマージャーニーマップとは-消費者の行動と心理変化」の記事を参考にしてください。

顧客ターゲットが使いそうなキーワードは、

  • 顧客ターゲットがフォローしているTwitterアカウントの投稿
  • 顧客ターゲットが読んでいそうなメディアや雑誌
  • 競合サイトが広告を出稿しているキーワード

などから集めることができます。

また、キーワードを列挙する時には、「マーケティング,本」や「SEO,キーワード」のような複合キーワードも1キーワードとして扱いましょう。

ここで列挙したキーワードは、まだ「候補」の段階です。

列挙したものをそのままSEOキーワードとして使うのではなく、ブラッシュアップさせるためにステップを進めていきます。

2.無料ツールで候補キーワードを広げる

キーワードを思いつく限り列挙しても、100キーワードぐらいにしかならないでしょう。

そこで、無料ツールを使って2000~10000キーワードくらいまで候補キーワードを広げます。

候補キーワードを広げるには、

などを活用します。

Ubersuggest

Ubersuggest

Ubersuggestは、アメリカのWebマーケターが運営するサジェストキーワードツールです。

検索ボックスに知りたいキーワードを入れるだけで、

  • 月間検索ボリューム数
  • SEO難易度
  • サジェストキーワード
  • 関連キーワード
  • コンテンツのアイデア

などを調べることができます。

サジェストキーワードや関連キーワードをCSVでダウンロードする機能があり、一度に大量のキーワードを取得することが可能です。

「SEO難易度」は検索ボリュームなどからUbersuggest独自のアルゴリズムで算出されたものです。参考値程度に確認するのがいいでしょう。

関連キーワード取得ツール

関連キーワード取得ツール

関連キーワード取得ツールは、Googleのサジェストキーワードと関連キーワードを取得することができるツールです。

検索結果はあいうえお順・アルファベット順に表示されます。

「全キーワードリスト(重複除去)」という欄があるので、そこをコピーすることで、キーワードの一覧を取得します。

また、関連キーワードだけでなく「Yahoo!知恵袋」や「教えて!Goo」の情報も表示されるので、顧客ターゲットが実際にどんな悩みを持っていて、どんな情報を求めているのかを知ることができるのも特徴です。

キーワードプランナー

キーワードプランナー新しい画面

キーワードプランナーを用いて「SEO」というキーワードで広告出稿したいときに提案される候補キーワード

キーワードプランナーはGoogleが提供している、キーワードのトレンド調査や検索キャンペーンの調整を行うためのツールです。

キーワードプランナーの利用にはAdWordsの登録が必要です。

  • 月間検索ボリューム
  • 競合性
  • 広告の入札単価
  • キーワード候補

などを調べることができます。

「キーワード候補をダウンロード」という機能で、表示される関連キーワードを一括ダウンロードすることが可能です。

キーワードプランナーで表示される「競合性」とは、対象のキーワードで広告出稿したときの他社との競合性を表しています。

競合性の数値が高いほど、人気のあるキーワードと言えます。

3.狙うキーワードに優先順位をつける

無料ツールを活用して広げた候補キーワードに優先順位を付けていきます。

優先順位を付けるときのポイントは「上位表示の難易度が低いキーワードの優先順位を高くする」ことです。

上位表示の難易度は、

で調べることができます。

Keyword Explorer

Keyword Explorer_ Moz's Keyword Research Tool

Keyword ExplorerはLink ExplorerやMozbarなどのツールを提供しているMozのキーワード分析ツールです。

無料のアカウント登録で、

  • Monthly Volume(月間検索数)
  • Difficulty(SEO難易度)
  • Organic CTR(広告以外の検索結果がクリックされる割合)
  • Priority(総合的な優先度)

を調べることができます。

Keyword Explorerで表示される「Priority」とは、キーワードの検索ボリュームとSEO難易度・CTRなどからMozが独自に算出した総合評価を、0~100で表したものです。

数字が大きくなるほど優先度は高くなります。

無料で使えるツールですが、無料プランでは1ヵ月に10回までという制限があるので注意してください。

rishirikonbu

rishirikonbu

rishirikonbuは無料で使えるSEO難易度チェックツールです。

複合キーワードの検索も可能で、一度に3キーワードのSEO難易度を調べることができます。

検索エンジンでの上位表示の競合状態を独自のアルゴリズムで解析した結果を数値で表しています。

rishirikonbuにおいて、Googleの月間検索ボリュームが100未満のキーワードの場合は難易度が表示されないことがあります。

難易度が表示されないキーワード=解析できるほど競合がいないキーワードなので、そのキーワードは優先順位を上げるといいでしょう。

4.キーワードを選別する

2000~10000キーワードくらいに広げた候補キーワードに優先順位がつけられたら、キーワードを選別していきます。

例え優先順位を高くつけたキーワードでも、顧客ターゲットがあまりにも検索しなさそうなキーワードは除外しましょう。

また、有名人や名指しで検索されているサイト名など、コンテンツとは検索意図が異なるキーワードも除外し、100~300ほどにキーワードを絞り込みます。

キーワードを選別するときは、「なぜその情報を知りたいと思うのか」=検索ユーザーの意図を汲み取るターゲット像の設定をすると、選別がスムーズに行えます。

検索意図の確認は、実際に検索してみると分かりやすいでしょう。

ただし、通常通りブラウザでの検索を行うと、個人の検索履歴に応じて検索結果が並べ替えられてしまいます。

そのため、FifeFoxの「プライベートブラウジング」やChromeの「シークレットモード」を利用して検索し、純粋な検索結果を確認しましょう。

GoogleChromeでのシークレットウィンドウの開き方

5.コンテンツ制作に取り掛かる優先順位を決める

キーワード選定

成約率(CV)の高いキーワードで検索上位を狙いたい

1コンテンツは1キーワードで制作します。

そのためキーワードの選別ができたら、どのキーワードから順にコンテンツを作るのか、優先順位を決めていきます。

コンテンツ制作の優先順位

権威性をアピールできるキーワードを最優先させ、コンバージョンに繋がり易いキーワードでコンテンツ制作を行う。流入は見込めるが、競合性、低CVのキーワードでのコンテンツ制作の優先順位は下げる。

優先順位

①執筆者の権威性が信頼獲得につながる専門性の高いコンテンツ

②コンバージョンにつながりやすいコンテンツ

③上位表示の難易度が低いコンテンツ

④ビッグキーワード

⑤ビッグキーワードの関連キーワードや流入クエリ

優先順位を決めることで、早く、効率的にコンテンツ制作を進めることができます。

①執筆者の権威性が信頼獲得につながる専門性の高いコンテンツ

現在のGoogleのサイト評価基準上、権威性・専門性のあるコンテンツは高く評価されます。

そのため、権威性やオリジナル性が高く、ユーザーの検索意図を満たしている記事は、サイトの総記事数が少なくても上位に表示される確率が高いです。

権威性のあるコンテンツ制作ができるキーワードは最優先で取り組みましょう。

②コンバージョンにつながりやすいコンテンツ

優先度2位は自社の商品・サービスを具体的に検討しているユーザーが検索しそうなキーワードのコンテンツ制作です。

「〇〇(サービス),比較」や「〇〇(商品) 使い方」などの具体性があるキーワードのコンテンツは、検索順位が上がるまでは時間がかかりますが、自社の商品・サービスにどういうキーワードで訪問されているかを判断するための情報を得ることができるので、長期的な目線で必要なコンテンツです。

③上位表示の難易度が低いコンテンツ

上位表示の難易度が比較的低いキーワードを狙いましょう。

ビッグキーワードと関連キーワードの組合せのような、競合は少ないが検索意図が明確なロングテールキーワードのコンテンツが狙い目です。

ビッグキーワードは競合が多く上位表示が難しいため、他サイトが狙っていないキーワードで、検索順位1位を狙いましょう。

④ビッグキーワード

ビッグキーワードのコンテンツは競合が多いため、上位表示の難易度は当然高いです。

しかし、ビッグキーワードを狙うことでサイト全体の専門性をブレにくくなるという効果があります。

また、ビッグキーワードでコンテンツを制作すると多くの検索クエリを拾うことができるので、そこからニッチなレアキーワードを取得し、今後のSEOキーワード選定に繋げることができます。

⑤ビッグキーワードの関連キーワードや流入クエリ

ビッグキーワードに関連するキーワードでコンテンツ制作をすることで、サイト全体の専門性を高めることができます。

また、関連キーワードコンテンツの上位表示が多いと、サイトの専門性が評価され、ビッグキーワードでの流入を期待することができます。

優先順位の付け方のコツは、

「難易度は高いが検索順位1位を獲得『したい』キーワード」と「検索順位1位を取れる可能性が高いキーワード」をしっかり区別することです。

検索順位1位を獲得したいキーワードはサイトの専門性の高さや被リンクに依存するコントロールできない結果ですが、検索順位1位を取れる可能性が高いキーワードに関しては、検索意図の取得やコンテンツの質で1位を獲得することが可能です。

また、「検索上位表示」を狙うのではなく、あくまで「検索順位1位」を狙うことが重要です。

1位を狙ってコンテンツ制作を行うことで、コンテンツの質を上げることができます。

6.コンテンツ記事制作

コンテンツ制作の優先順位をつけ、実際にコンテンツ記事制作に入る際には、「ユーザーが求めている情報だけを伝える記事」をつくることを意識してください。

また、コンテンツにはタイトル・イントロ・見出し・ディスクリプションなどの要素がありますが、それぞれの要素に検索上位を獲得するために意識すべきのポイントがあります。

タイトル

タイトルにはキーワードを必ず含めるようにしましょう。

可能であればタイトルの前半にキーワードを入れることで、タイトルが省略表示されてキーワードが見られないという事態も防ぐことができます。

イントロ

イントロではターゲット像を明確に理解していることをアピールする文章を作成しましょう。

ターゲット像の理解とは、「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」知りたいかを理解することを意味します。

ターゲット像の理解をアピールすることで、ユーザーに「自分にとって必要な情報だ」と感じてもらえます。

見出し

はじめの見出しにはタイトルに対する結論やキーワードを含めましょう。

後に続く見出しでは、見出し2には適度にキーワードを含め、見出し3以降は内容に応じた見出しを付けるといいでしょう。

ディスクリプション

ディスクリプションでは記事で伝えている結論を含めた概要を記載します。

記事へ誘導するためのイントロ文章にならないように気を付けてください。

タイトルと同様に、キーワードを前半に含めて簡潔な内容にし、ユーザーが検索したキーワードとの関連性を強調しましょう。

コンテンツ記事制作においては、ユーザーが短時間で本文の内容を理解できるようにすることが重要です。

SEOライティングについて詳しく知りたい人は「SEOライティングとは|初心者が必ず知っておきたい35のコツ」を参考にしてください。

7.公開したコンテンツにどのキーワードで流入しているか確認

コンテンツを制作して公開すれば終わり、ではありません。

制作したコンテンツがどんなキーワードで流入しているかを確認し、狙ったキーワードとずれていないかを確認しましょう。

SearchConsole検索クエリ結果

Search Consoleを見ると、どんなキーワードでサイトに流入しているか分かる

「どういうキーワードで訪問されているのか」を「検索クエリ」と言いますが、検索クエリはGoogleのSearch Consoleで確認することができます。

Search Consoleとは、自社のWebサイトがどんなキーワードで何位に表示され、どのくらいクリックされているのかを計測・確認できるツールです。

狙ったキーワードと検索クエリがずれている場合は、

  • もっと上位表示しやすいキーワードに軌道修正する
  • 狙ったキーワードで上位表示させるためにもう一度ユーザーの検索意図を取得し直し、リライトする
  • 狙ったキーワードの関連キーワードを再取得し、関連コンテンツを作成する

という対応が必要です。

軌道修正やリライトをしたら、またそのコンテンツの検索クエリを確認するというように、SEO対策は継続によってより精度が高まり、効果を発揮します。

SEO対策の基本はキーワード選定

度重なるGoogleアルゴリズムのアップロードをキッカケにSEO対策には質の高いコンテンツが大きな影響を与える要素であることが世間に浸透してきました。

質の高いコンテンツを作成するためには、「ユーザーが何を求めているのか」を理解する必要があります。 直接話したことが無い状況でユーザーのニーズを汲み取る過程こそがSEOキーワード選定です。

たくさんの情報を盛り込めば検索順位が上がるということはありません(参考:SEO対策|文字数は検索上位と下位で比較したら関係ないことが判明!)。ユーザーの検索意図に沿った適切なSEOキーワードを理解することがSEO対策の第一歩です。

下記ボタンをクリックすると、狙ったキーワードでアクセスを集めるキーワード選定方法を知ることができます。

今回の記事をキッカケに、Googleの顔色を伺うSEO対策を辞め、5年先もユーザーに求められ続けるブログコンテンツを作成していただければ幸いです。