昨今注目を集めている「市場連動型の電力」。
仕組みを正しく理解し、近年の安定した市場環境を味方につければ、
企業の電気代を大幅に削減できる可能性があります。
「大手のままでなくても大丈夫?」とご不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、2026年5月の電気新聞のデータによると、新電力のシェアは23ヶ月連続で拡大を続けており、全体の22%を突破しています。
さらに、低圧の販売電力量に占める「自由料金(新しい料金プラン)」の割合は70%を超えました。すでに多くの企業様や店舗様が、コスト削減のために電力プランの見直しを進めています。
市場連動型の電気の基本
市場価格に連動した透明な料金
従来の電気料金プラン(固定単価)とは異なり、日本卸電力取引所(JEPX)で取引される「電気の仕入れ価格(市場価格)」に合わせて、30分ごとに電気の単価が変動する仕組みです。
従来の固定単価に含まれていた「電力会社のリスク調整費」が上乗せされていないため、原価に近い透明な価格で電気を利用することができます。
※仕入れ価格が安い時は安く、高い時は高くなるシンプルな仕組みです。
地域(エリア)による電気価格の違い
市場価格は全国一律ではありません。地域ごとの「エリアプライス」が適用されます。
管轄エリアごとに価格が決定
日本卸電力取引所(JEPX)の市場価格は、日本全国で同じ価格になるわけではありません。東京、中部、関西など、各地域の電力会社の管轄エリアごとに価格(エリアプライス)が変動します。
例えば、太陽光発電の導入が特に進んでいるエリアでは、晴れた日の日中に価格がさらに下がりやすくなるなど、地域ごとの発電設備や天候、電力の需要バランスがダイレクトに価格へ反映されます。
「自社の地域の価格はどうなっているの?」とご不安に思う必要はありません。弊社の無料診断では、お客様の施設所在地(エリア)の過去の実際の市場価格データを適用し、実態に即した精度の高い削減予測を算出いたします。
メリットとデメリット
良い面もリスクも、正直にお伝えします。
3つのメリット
安くなる可能性が高い
余計なマージンが含まれていないため、市場価格が安定している時期は、固定単価の電力よりも安価になる傾向があります。
昼間の電気が特に安い
太陽光発電が活発な日中は、市場価格が「0.01円」近くまで下がることも。オフィスの稼働時間とマッチすれば大幅なコスト削減になります。
基本料金が割安
ご契約によっては基本料金が、割安なものもあり固定費を抑えやすい設計になっています。
知っておくべきリスク
市場価格高騰時の値上がり
真夏や真冬の電力逼迫時、災害等による発電所の停止時など、市場価格が急騰した場合、電気代が高くなるおそれがあります。
毎月の予測が立てづらい
単価が日々変動するため、「毎月必ず一定の金額」にはならず、予算管理の観点で少し工夫が必要になります。
過去には異常な高騰もありましたが、現在は国による制度整備(容量市場の開設など)が進み、「極端な価格の高止まり」を抑制する仕組みが機能し始めています。
「市場価格が高騰している」というニュースを見たのですが…?
最近、経済誌などで「大手電力会社がスポット市場で大量の買い入れを行い、市場価格が高騰している(いわゆる“クジラがプールで暴れている”状態)」といったニュースを目にされた方がいらっしゃるかもしれません。
これは2026年4月に、これまで市場外で行われていた大手電力グループ内の長期契約(PPA)が終了し、大手電力が市場からの調達を急激に増やしたことによる「一時的な市場構造の変化」です。決して「電気が足りなくて逼迫している」わけではありません。
これに伴い、朝夕や夜間の価格は上がりやすい傾向が出ていますが、太陽光発電が活発な「日中」は引き続き価格が安くなりやすい構造に変わりはありません。
つまり、日中に電気を多く使う企業様・店舗様にとっては、依然として市場連動型のメリットを享受しやすい環境が続いています!
なぜ今、市場連動型の電気でも「安心」と言えるのか?
容量市場の本格運用による安定化
以前は「電気が足りない」ことによる価格高騰が課題でしたが、2024年度から「容量市場」が本格的に稼働しました。これにより、日本全体の発電能力(供給力)があらかじめ確保されるようになり、中長期的な視点で電力価格の高止まりが抑制され、安定化する効果が見込まれています。
太陽光発電の普及による「昼間の低価格化」
日本全国で太陽光発電が増加したことで、日中(特に春や秋)は電気が余りやすく、市場価格が非常に安価(0.01円等)になる時間帯が急増しています。法人の多くは昼間に電気を使うため、この恩恵を直接受けることができます。
さらにお得に!賢い使い方(ピークシフト)
市場価格のリズムに合わせて電気を使うことで、コストを削減できます。
- 日中(安い): 機器を積極的に動かすチャンス
- 夕方(高い): できるだけ節電を心がける
- 夜・朝(普通): 通常通り
「安い時間」に機械を動かす
翌日の価格推移は事前に発表されます。
電力を多く消費する機器の稼働を、価格が下がる「日中」にシフトし、価格が上がりやすい「夕方(16時〜19時頃)」の使用を控えることで、さらに安く利用できます。
※オフィスや店舗など、日中の営業がメインのお客様は、特別な努力なしでも恩恵を受けやすい傾向にあります。
実際の削減事例
市場連動型の電力に切り替えることで、これだけのコストダウンが期待できます。
※中部電力エリアのシミュレーション例
※削減額はご契約状況や市場価格の変動により異なります。必ず無料シミュレーションで貴社の場合の正確な数値をご確認ください。
「自社の場合、市場連動型の電力にすると安くなるの?高くなるの?」
直近の電気料金明細をもとに、無料で正確なシミュレーションを行います。
- 直近の電気料金明細書(検針票) または WEB明細の画面
- 過去1年間の使用量がわかるデータ(あればより正確です)
※シミュレーションは完全無料です。無理な営業は一切行いません。
