SEOの効果を測定しなければ、なぜサイトにユーザーが集まらないのか、なぜコンバージョンしないのかなどの原因がわからないまま です。
原因がわからないまま、やみくもにコンテンツだけを増やしても、アクセス数はもちろんコンバージョンも増えません。
そこで、今回紹介するSEOとコンバージョンに関わる効果測定するべき項目5つで実際に効果測定をしてみて、効果の出るサイトに変えていきましょう。
目次
SEO効果測定の最大の目的は「コンバージョンを増やすこと」
SEOの効果測定はコンバージョンの増加において欠かせません。なぜなら、SEOの効果測定をして問題点を発見して改善すると、アクセスの増加が見込めるからです。アクセス数の増加は、とSEOに効果的なだけでなくコンバージョンの絶対数の増加にもつながります。
ただし、中にはコンバージョンに繋がらないキーワードからのアクセスもあります。そのため効果測定の結果から、注力すべきポイントを見極めることが大切です。
SEOとコンバージョンの効果測定するべき項目5つと利用するツール
効果測定する項目 | 利用するツール | 無料・有料 | 改善策例 |
検索順位 | ・サーチコンソール ・BULL ・GRC | 一部無料 | ・順位の高い記事の関連キーワードで記事を作成し、内部リンクを貼る ・順位の低い記事は削除もしくはリライト |
流入経路 | ・Google Analytics | 無料 | ・多くのユーザーが選ぶ流入経路を強化 ・選ばれない流入経路は理由を分析、改善 |
直帰率 | ・Google Analytics | 無料 | ・直帰率の高いページの共通点を分析、改善 |
コンバージョンしたユーザーの 流入経路 | ・Google Analytics | 無料 | ・オーガニック検索からの流入が多ければSEO対策に注力する ・SNSからの流入が多ければSNSに注力する |
コンバージョンに繋がったページ | ・Google Analytics | 無料 | ・ページごとの共通点を分析し強化 ・コンバージョンに繋がったページの特徴を他のページに反映 |
「検索順位」でサイトの評価や評価されているコンテンツがわかる
- 説明:ページの検索順位を調査
- 検索ツール:サーチコンソール・BULL・GRCなど
- 改善施策:順位の高い記事の共通点を見つけ、自身のページに反映。評価の低い記事は削除かリライトして改善。
検索順位を調べれば、どの記事(キーワード)がGoogleから評価されているのか分かります。 評価の高い記事があれば関連キーワードで記事を作り、内部リンクを貼るとSEO効果をより高められます。
関連キーワードはUbersuggestやgoodkeywordなどで検索すると良いでしょう。反対に評価の低い記事は削除、もしくはリライトすることでSEOの効果を高められます。
また検索順位の推移を見ることも大切です。検索順位が下がっている場合、Googleのアルゴリズムが変化したか、競合サイトが強まったことが予想できます。競合サイトと比較しつつ、コンテンツを改善しましょう。
「検索順位」を調べるツール
検索順を調べられるツールは主に以下のとおりです。
サーチコンソールはGoogleの提供するサービスで、無料で使えます。 掲載順位だけでなく、クリック数や表示回数、CTR数も確認できるのが特徴です。シンプルな操作画面で手軽に使えます。
BULLは登録キーワードやURL数に応じたプランがある有料のサービスです。インストールは不要で、スマホなど複数のデバイスから検索順位を把握できます。また、地域を指定して検索順位を調べることも可能。地域密着型の営業スタイルにおけるSEO施策にも対応しています。
GRCも有料のサービスで、URL数や検索語数に応じたプランがあります。GoogleだけでなくYahoo!やBingの3つの検索エンジンに対応しているのが特徴です。なおGCRはソフトウェアのためダウンロードが必要です。Windows、Macに対応しています。
「流入経路」でSNSやオーガニック検索などユーザーの流入経路がわかる
- 説明:多くのユーザーを集めている流入経路を分析
- 検索ツール:Google Analytics
- 改善施策:アクセスの多い流入経路を把握し、SEOや広告、SNSの宣伝効果を確認、より強化
流入経路には主に以下の4種類があります。
- オーガニックサーチ
- ダイレクト(URLからそのまま記事に
- リファラル(他サイトから)
- ソーシャル(facebookやInstagramなどのSNSから)
オーガニックサーチの割合とアクセス数が同時に伸びていれば、SEOの効果が出ているということです。SNSなどでサイトを宣伝している場合は、流入経路の増減を見て宣伝効果があったのかをチェックできます。
「流入経路」を調べるツール
各ページの流入経路は、Google Analyticsを使うと無料で調べられます。利用方法はGoogle Analyticsを開き、以下の手順で操作します。
- ホーム画面左側の「集客」をクリック
- 下層に表示される「概要」をクリック
上記の操作をすると、流入経路ごとのセッション数がグラフで表示されます。ページごとの流入経路の把握も可能です。
「直帰率」でユーザーが離脱する要因がわかる
- 説明:ユーザーが離脱する直帰率を分析
- 検索ツール:Google Analytics
- 改善施策:直帰率の高いページに共通する傾向を分析し改善
直帰率は、ユーザーが着地したページでサイトを離れた数を、全セッション数で割った割合です。PV数とは異なり、業界ごとに平均値が異なります。直帰率が高い場合、主に以下のような原因が考えられます。
- ファーストビューに魅力がない
- 流入したユーザーが求める情報がない
- ページの読み込みが遅い など
直帰率の高いページを分析することで、ユーザーが離脱する理由を検討できます。離脱しないようページを改善すればユーザーの回遊率が上がり、SEOの効果もより大きくなるはずです。
「直帰率」を調べるツール
各ページの直帰率は、Google Analyticsを使うと無料で調べられます。利用方法はGoogle Analyticsを開き、以下の手順で操作します。
- ホーム画面左側の「オーディエンス」をクリック
- 下層に表示される「概要」をクリック
- 下層に表示される「直帰率」をクリック
上記の操作をすると、ページごとの直帰率がパーセント単位で表示されます。Google Analyticsでは、流入経路ごとや特定の期間における直帰率も調べられるのが特徴です。
「コンバージョンしたユーザーの流入経路」でどの流入経路を強化すべきかわかる
- 説明:コンバージョンしたユーザーの流入経路を調査
- 検索ツール:Google Analytics
- 改善施策:コンバージョンに繋がりやすい流入経路の強化
コンバージョンに繋がりやすい経路をより強化すれば、さらなるコンバージョン率向上が期待できます。 オーガニック検索からの流入が多ければ、SEO対策は非常に重要です。またSNS流入が多ければ、よりSNSでの発信に注力すべきでしょう。
「コンバージョンしたユーザーの流入経路」を調べるツール
コンバージョンしたユーザーの流入経路は、Google Analyticsを使うと無料で調べられます。利用方法はGoogle Analyticsを開き、以下の手順で操作します。
- ホーム画面左側の「行動」をクリック
- 下層に表示される「サイトコンテンツ」をクリック
- 下層に表示される「ランディングページ」をクリック
上記の操作をすると、ページごとの流入経路やコンバージョン数が表示されます。流入経路は「参照元/メディア」の列に表示されています。
「コンバージョンに繋がったページ」でコンバージョンに繋がる要素がわかる
- 説明:ページごとのコンバージョン数を調査
- 検索ツール:Google Analytics
- 改善施策:コンバージョン数の多いページの共通点を見つけて強化する。他のページにも活かす。
各ページのコンバージョン数を知ることで、どのようなページがコンバージョンに繋がりやすいのか分析できます。 また多くのコンバージョンを獲得するページの共通点が分かれば、コンバージョン数の少ないページの改善にも効果的です。
「コンバージョンに繋がったページ」を調べるツール
コンバージョンに繋がったページはGoogle Analyticsを使い、無料で調べられます。利用方法はGoogle Analyticsを開き、以下の手順で操作します。
- ホーム画面左側の「コンバージョン」をクリック
- 下層に表示される「マルチチャネル」をクリック
- 下層に表示される「アシストコンバージョン」をクリック
上記の操作をすると、ページごとのコンバージョン数をまとめたレポートが表示されます。
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SEOの効果測定をすれば、効果的にユーザーをコンバージョンへ誘導できます。本記事で挙げたツールは無料のものが多く、すぐに始められるものばかりです。SEO効果測定で、競合より一歩先を行く上質なコンテンツを仕上げましょう。
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