SEOキーワードをmeta nameに記述しても意味が無い理由

meta nameタグに検索して欲しいキーワードを多数記述することで検索結果上位表示を獲得できていた2000年前半。meta keywordsの設定自体をSEO対策の一施策としていましたが、2009年以降全く効果の無い施策となってしまいました。

しかし、現に上位表示されているサイトでmeta nameタグの設定をしているWebサイトは数多く存在します。

meta nameタグは

  • 役に立たない
  • 意味が無い

と言われていますが、実際はどのような状況になっているのでしょうか?

結論として、meta nameタグの使用は現在のSEO対策としては意味がありません。

参考SEO対策とは-検索上位を狙う方法

meta nameタグが意味をなさない理由

過去のSEO対策では、メタキーワード(サイトのテーマを一言で表すキーワード)をタグを使用して設定することが有効でした。

しかし、Googleはその手法では上位に反映されることは無いと2009年に記述しています。

Q:グーグルはウェブ検索のランキングで “キーワード”メタタグを使ったことがありますか?

A:一言で言えば、いいえ。GoogleはGoogle検索アプライアンスを販売しており、その製品にはメタタグ(キーワードメタタグを含むこともあります)を一致させる機能があります。しかし、それは私たちのメインのWeb検索とはまったく別のエンタープライズ検索アプライアンスです。我々のウェブ検索(毎日何億人ものユーザーが使用しているGoogle.comの有名な検索)では、キーワードメタタグは完全に無視されています。現時点では、それらは単に検索のランク付けにはまったく影響しません。

(引用:Official Google Webmaster Central Blog | Google does not use the keywords meta tag in web ranking)

meta nameタグがSEOに効果がない理由

  1. スパム利用が横行していたため
  2. メタキーワードがなくてもサイトの内容が分かるようになった(検索エンジンが高性能になった)

meta nameタグのスパム利用

2009年以前、meta nameタグに『パソコン』と指定すれば、「ここはパソコン関連のページだ」と認知させることができました。

しかし、アクセス数を更に伸ばそうとするあまりに、タグをスパムとして悪用する人が増加しました。

タグをスパムとして悪用する具体的な代表例

  • ページの内容とは関係無いキーワードを指定する
  • メタキーワードを過剰に詰め込む

キーワードメタタグを使用しないGoogleの公式回答

Q:Googleがキーワードメタタグを使用しないのはなぜですか。

A:約10年前、検索エンジンは、Webページを指すリンクなどのいわゆる「オフページ」要素ではなく、Webページのコンテンツのみでページを判断しました。当時、キーワードメタタグはすぐに、誰かが関連性の低いキーワードを詰め込むことができる領域になりました。キーワードメタタグは非常に頻繁に悪用されていたため、何年も前にGoogleはキーワードメタタグを無視し始めました。

(引用:Official Google Webmaster Central Blog | Google does not use the keywords meta tag in web ranking)

メタキーワード利用の現状を問題視したため、良質なページを上位表示させるべきとしているGoogleはコンテンツの内容や充実度で上位記事を判断しています。

検索エンジンの高性能化

meta nameタグがGoogleアルゴリズムの評価項目として使用されなくなったもう一つの理由として、クローラー(Webページの内容を調査するプログラム)の性能が向上したことが挙げられます。

訪問ユーザーの行動や、他サイトから導き出された適切なページ内のキーワード分布の統計値、被リンク元などから、メタキーワードがなくてもページ内容を十分に把握することが可能になりました。

現在はmeta nameタグを設定していないサイトが多い

現在はSEO対策としてmeta nameタグを設定していないサイトが多い傾向にあります。

競サイト運用者にメタキーワードが漏洩してしまう欠点があることと、少しでもムダなタグを減らすためです。

GoogleChromeの拡張機能であるMozbarを利用すると、競合サイトのMeta DescriptionとMeta Keywordsを調べる事ができます。

SEOキーワードをmeta nameに記述しても意味が無い理由

Mozを使えば、競合サイトのMeta DescriptionとMeta Keywordsを調査するできる

Googleが評価の基準としているmetaタグ

google

メタキーワードによるサイト調査は行われていませんが、ごく一部のmetaタグのサポートは引き続き行うと、『Googleがサポートしているメタタグ』にまとめられています。

meta keywordsは狙っているコンテンツのメモ程度に使う

ページごとに上位表示させるSEOキーワードは1つずつが一般的で、当サイトも1ページ1キーワードで上位表示を狙っています。

「何のキーワードで上位表示させるために制作したページか」が分からなくなってしまっては、既存のページを寄り検索上位に表示させることはできません。

そこで、meta keywordsをページごとにメモの代わりとして設定する場合があります。競合サイト運営者に狙っているSEOキーワードが筒抜けになってしまう点を理解した上でメモとして活用しましょう。

SEO対策の基本はキーワード選定

度重なるGoogleアルゴリズムのアップロードをキッカケにSEO対策には質の高いコンテンツが大きな影響を与える要素であることが世間に浸透してきました。

質の高いコンテンツを作成するためには、「ユーザーが何を求めているのか」を理解する必要があります。 直接話したことが無い状況でユーザーのニーズを汲み取る過程こそがSEOキーワード選定です。

たくさんの情報を盛り込めば検索順位が上がるということはありません(参考:SEO対策|文字数は検索上位と下位で比較したら関係ないことが判明!)。ユーザーの検索意図に沿った適切なSEOキーワードを理解することがSEO対策の第一歩です。

下記ボタンをクリックすると、狙ったキーワードでアクセスを集めるキーワード選定方法を知ることができます。

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今回の記事をキッカケに、Googleの顔色を伺うSEO対策を辞め、5年先もユーザーに求められ続けるブログコンテンツを作成していただければ幸いです。

               

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