SEOを分析して競合サイトより検索上位になるためには、自社サイトと競合サイトを比較したり、ユーザーのニーズを分析したりなどさまざまなプロセスが必要です。しかし、SEO対策を理解していないと、どう比較して、どう分析すれば良いのか分かりません。そこで、ここではサイトを簡単に分析できるツールや、検索上位の記事にするための手順やテクニックを解説します。
目次
- 1 SEOの競合分析をおこなうべき理由4つ
- 2 SEOで競合サイトを分析するのに確認すべき10の項目
- 2.1 1.アクセス数|顧客の関心に沿ったコンテンツかがわかる
- 2.2 2.流入キーワード|ユーザーが何を知りたいのかがわかる
- 2.3 3.上位表示ページ|ユーザーニーズの把握に役立てる
- 2.4 4.被リンク獲得先|数が多いほど信頼できるサイトとみなされる
- 2.5 5.ドメインパワー|競合より強くなれば上位表示されやすくなる
- 2.6 6.記事数|上位サイトとの比較で最低限必要な記事数がわかる
- 2.7 7.インデックス数|サイト全体の評価を高める
- 2.8 8.更新頻度|定期的な更新はSEOにとってプラス
- 2.9 9.平均的な文字数|競合より充実した記事制作につなげる
- 2.10 10.カテゴリ|ユーザーにわかりやすいサイトを作る
- 3 競合サイト分析の具体的な手順
- 4 SEO競合分析がおこなえるツール8選
- 5 SEO上の競合分析をおこないサイトコンテンツの質を上げることで上位表示を目指そう
SEOの競合分析をおこなうべき理由4つ
SEOの競合分析をおこなうべき理由には、次の4つが挙げられます。
- ターゲットのニーズを知れる
- 競合サイトとの差別化ができる
- 自社サイトにない情報がわかる
- 競合サイトの戦略を自社サイトに活かせる
競合を分析して得られた情報をもとにコンテンツを作成すると、競合サイトより高い評価を得られます。
目標は、対策したいキーワードが検索結果1ページ目に表示されること。そのためには10サイトよりも高い評価を得なければなりません。そのためにもしっかりと競合分析をおこない、競合サイトを上回るクオリティのコンテンツを提供しましょう。
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1.ターゲットのニーズを知るヒントを見つけるため
競合サイトを見ると、ターゲットのニーズを把握できます。
競合サイトが検索の上位にあるのは、そのキーワードで検索する人のニーズに応えたものを提供しているからです。どのコンテンツがターゲットのニーズに合っているかを、競合サイトをよく見て確認しましょう。
また、競合サイトが対策しているキーワードが、自社では対策していないことに気付く可能性が高まります。関連するキーワードを追加してよりターゲットのニーズに応え、上位表示されやすいサイトにできます。
さらに、ターゲットによって競合サイトの見せ方や文中でのキーワードの用い方、ショートカットやSNS情報の展開も変わります。競合サイトが、ユーザーが途中で離脱しないためにどういった工夫をして高い順位を維持しているか学びましょう。そうすることで、固定ユーザーを離さない施策を講じることができます。
2.競合サイトとの差別化を図るため
自社のサイトの存在価値は、他のサイトにないものを提供できるかにかかっています。
そこで、競合サイトになく自社が強みとしているものを考えましょう。自社の強みを前面に押し出すことで、そのサイトを価値あるものにできます。競合サイトとの差別化を図ることで、サイトへの固定客ができて安定したアクセス数となり、上位表示につながりやすくなるのです。
3.自社サイトにない情報を見つけるため
競合サイトを確認すると、自社サイトにない情報が見つかる場合があります。
自社サイトにない情報を求めるユーザーが多ければ多いほど離脱率も上がり、ユーザーを満足させられないサイトとみなされます。そこで、自社サイトにない情報を見つけたらその内容を確認し、自社コンテンツに応用しましょう。ユーザーを満足させるサイトを作ることで、上位表示されやすくなります。
4.競合サイトの戦略を想定し自社サイトに活かすため
競合サイトのキーワードを調べていくと、競合サイトの戦略が想定できます。どのようなターゲットにどういったコンテンツを提供しているか、最終的に何を目指しているかを推測しましょう。
分析すると、自社でターゲットとしていなかったカテゴリに訴求できる可能性や、反対に想定していなかったジャンルのコンテンツを求められていることに気付くかもしれません。
それらを自社サイトに活かすことで、より守備範囲を広げ、かつ深みのあるサイトを作り上げることができます。価値のあるサイトを作ることで訪れるユーザーを増やし、検索順位を上げていきましょう。
SEOで競合サイトを分析するのに確認すべき10の項目
競合分析といっても、確認するべき項目が多数存在します。ここでは、SEOの効果を最大化して上位表示させるために重要な、競合サイトの分析方法を10個取り上げます。
1.アクセス数|顧客の関心に沿ったコンテンツかがわかる
競合サイトのページごとのアクセス数から、ターゲットとするユーザーがどのようなコンテンツに興味や関心を抱いているのかがわかります。アクセス数の多いページを確認し、そのページにユーザーが集まるのはなぜかを考えましょう。コンテンツの見せ方や内容に、そこにしかない価値があるかもしれません。ユーザーが集まった理由がわかったら、それを自社サイトにも応用しましょう。競合サイトから得られた情報に自社の強みを加えることで、よりユーザーに訴求したサイトを作れます。
2.流入キーワード|ユーザーが何を知りたいのかがわかる
流入キーワードを調べると、ユーザーが何を求めてサイトを訪れているのかがわかります。
どのようなキーワードからどのページにジャンプしたか、そのあとにジャンプしたページはどれかを調べることで、ユーザーの関心事を推測できます。
競合サイトにたくさんの流入キーワードがある場合、自社で対策しているキーワードと比較し、対策していないものは追加しましょう。より多くのキーワードに対応し、さまざまなユーザーに訪問してもらえます。
気を付けたいのは著作権です。競合サイトに酷似したコンテンツやリスティング広告を出すと、著作権侵害で提訴される可能性があります。あくまで参考程度にとどめ、自社の強みを加えてオリジナルのキーワードでコンテンツを作成しましょう。
またオリジナルのキーワードを作成したら、そのコンテンツ量を増やしてください。オリジナルキーワードで検索の上位表示を狙えるでしょう。
3.上位表示ページ|ユーザーニーズの把握に役立てる
多くのアクセスを集めている上位のコンテンツは、ユーザーのニーズに応えているページです。
上位表示されたコンテンツやページを確認し、自社サイトに足りない部分は応用してユーザーのニーズを把握しましょう。よりユーザーのニーズに応えたものを提供すれば、サイトの価値が上がり上位表示されやすくなります。
4.被リンク獲得先|数が多いほど信頼できるサイトとみなされる
検索結果の上位表示を目指すために、被リンクの獲得は必要です。被リンク数が多いほど信頼できるサイトとみなされるからです。
まず始めにすべきなのは、競合サイトの被リンク数や被リンクの獲得先を調べることです。競合サイトより自社サイトのほうが被リンク数が少ない場合、競合サイトを上回る被リンク数を目指しましょう。
被リンク数を増やすためには、質の高いコンテンツの作成が必要です。多くの人に共有される、価値あるページを作りましょう。また、ページにシェアボタンを設置してユーザーが共有しやすくし、被リンクの獲得増を目指せます。
5.ドメインパワー|競合より強くなれば上位表示されやすくなる
ドメインパワーとは、ドメインに対する検索エンジンの評価を数字にしたものです。
ドメインパワーがあると、投稿した記事が検索上位に掲載されやすくなり、アクセスが容易になります。
ドメインパワーを上げるために必要なのは、専門性の高いユーザーファーストのコンテンツを作成することです。また、同じドメインをなるべく長期間使って信頼性を高めることや、コンテンツを高頻度で更新することも大切です。
より鮮度が高く信頼できる情報を提供し、ドメインパワー向上を目指しましょう。
6.記事数|上位サイトとの比較で最低限必要な記事数がわかる
競合サイトの記事数は、自社サイトにどれくらいの記事数を載せるかの目安になります。
記事数が多ければ多いほど、情報が網羅され充実したコンテンツを提供している可能性が高いとみなされるからです。
自社サイトの理想的な記事数を考える際、競合サイトの記事数より多くしましょう。競合より記事数も内容も充実すれば、より早く上位表示を実現できます。
7.インデックス数|サイト全体の評価を高める
サイト全体の評価を高めるために、インデックスの数は重要です。
インデックスとは、Googleなどの検索エンジンにWebページが登録されることです。記事がインデックスされることで、ユーザーがキーワードを検索した際に検索結果に表示されます。適切にインデックスされることで検索に合致し、検索結果に表示される機会が増えるのです。その結果、サイトのアクセス数も伸び、それぞれのキーワードで上位表示されることが増えていきます。
自社のインデックス数が競合サイトを上回ることを目標にしましょう。より多くの検索結果に表示されることはサイトの価値向上に直結し、上位表示につながります。
8.更新頻度|定期的な更新はSEOにとってプラス
上位表示を目指すうえで欠かせないのが、競合を上回る更新頻度を維持することです。
競合サイトが指定期間内にどのくらいの頻度で更新しているかを確認し、それを上回る数の新しいコンテンツを追加することが重要です。鮮度の高い情報がより多く集まるサイトは、価値が高いとみなされます。高頻度更新を維持し上位表示を目指しましょう。
9.平均的な文字数|競合より充実した記事制作につなげる
競合より充実した記事を制作するために、競合の平均的な文字数調査は欠かせません。なぜなら、文字数が多いほど専門性が高く内容の濃い、読者のニーズに応える記事になるからです。
同じ内容を扱った記事でも、より詳細に情報が網羅されていれば、ユーザーが他のサイトに移動する必要はなくなります。ユーザーがサイト内で十分な情報を得ているとみなせば、サイトの評価が上がり検索で上位表示されやすくなるのです。
10.カテゴリ|ユーザーにわかりやすいサイトを作る
ユーザーにとってわかりやすいサイト作りには、競合がどのようなカテゴリ分けをしているか知ることが大切です。
上位表示されているサイトは、そのカテゴリ分けが使いやすいとユーザーに評価されてその位置にいるといっても過言ではありません。カテゴリページは膨大な量の記事をわかりやすく分類し、古い記事でも埋もれることなくアクセスできるようにします。
適切なカテゴリ分けがされていれば、ユーザーが調べ物をするときにそのカテゴリ内で多くの情報を得られるので、サイト離脱の可能性は低くなるのです。そのようなサイトは評価されやすく、検索上位を目指すためには必須事項といえるでしょう。
ユーザーがサイト内のさまざまなページにアクセスすれば、ページごとのアクセス数も維持され、古い記事でも検索上位に表示されやすくなります。
気を付けたいのが、記事の分類ミスです。記事の内容を正しく分類しないと、サイトの信頼性が損なわれ評価の低下につながる可能性があります。同じテーマの記事は同じカテゴリに分類するように注意しましょう。
競合サイト分析の具体的な手順
競合サイトを分析する際の確認ポイントがわかっても、数が多くわかりづらいかもしれません。そこで、競合サイトを分析・確認する手順を紹介します。
- 自社の順位をチェックする
- 競合との順位を比較する
- 流入キーワードを確認する
- ページ分析して自社サイトに活かす
- 検索結果の内容(SERPs)を分析する
1.自社の順位をチェックする
まず必要なのは、自社の順位をチェックすることです。
自社の順位が下がっている場合、競合サイトの順位を確認する必要があります。
対策してもなかなか上位表示されないときは、ランクインページ計測機能を使うと登録キーワードで何ページがランクインしているかを確認できます。
複数ページがランクインしている場合、コンテンツをページに集約して内容を充実させてください。適切にコンテンツを改善し、アクセス数を伸ばしましょう。
2.競合との順位を比較する
競合サイトの順位を確認することは、自社サイトの順位が変動した要因を特定するのに役立ちます。
競合サイトの順位も同時に下がっているのであれば、検索エンジンのアルゴリズム変更の影響を受けたと考えられます。そのような場合、替わって上位となったサイトを確認し、新しい基準で高い評価を得られるよう内容を変更しましょう。
自社の順位だけが下がっている場合、検索エンジンが自社サイトにマイナスの評価を下していると考えられます。自社サイトを確認し、マイナスになっているポイントを洗い出して早急に修正しましょう。
3.流入キーワードをチェックする
競合サイトの流入キーワードを確認することは、自社サイトの上位表示に役立ちます。
競合サイトで最も検索回数が多いキーワードが自社で対策されていなかった場合、競合サイトが上位表示される要因となります。流入キーワードをチェックし、状況に即した対策を施せば効率的に訪問ユーザーを増やせるでしょう。
4.ページ分析して自社サイトに活かす
ページ分析した結果を自社サイトに反映させます。競合サイトでよく調べられているキーワードをもとに、自社コンテンツを作成します。それに加えて、自社の強みを活かした独自キーワードを作成して差別化を図ることで、検索順位を高めアクセス数を伸ばせます。
また、競合サイトの更新頻度を上回ることを目指しましょう。キーワード検索で上位表示されるためには、更新頻度は重要な評価ポイントとなるからです。
競合サイトや上位サイトを分析し、自社サイトの弱い箇所を見つけたら内部対策をしてください。自社サイトのページ内部を正確にインデックスし、正しく認識・評価できるように工夫することも大切です。
上位表示されやすいサイトの構造を、自社サイトに活かすようにしましょう。検索エンジンロボットにやさしいページにすることで上位表示されやすくなります。
5.検索結果の内容(SERPs)を分析する
検索結果の内容を分析することは、その後のサイト運営に不可欠です。
競合サイトと自社サイトの検索結果の推移から、現在の状況を分析しましょう。
分析ポイントは以下のとおりです。
アクセス数 | 原因 | 対策 | |
---|---|---|---|
自社 | 競合 | ||
↘ | → | 自社コンテンツのSEO評価が下がっている | コンテンツの追加やチューニングをおこなうことが必要 |
↘ | ↘ | キーワードの評価基準が変化している | 現在上位に表示されているサイトを確認し自社サイトへの応用が必要 |
上記以外にも、1ヵ月前には検索結果になかったサイトが上位に来て、自社順位が下がることがあります。新たな競合サイトが出現している可能性があるため比較対象に加え、自社サイトに応用できる情報を調査しましょう。
このようにさまざまな要因が想定されるため、注力しているキーワードに関しては、できるだけ詳細に検索結果を確認し分析することが必要です。
SEO競合分析がおこなえるツール8選
SEO競合分析をするために、さまざまなツールが用意されています。それぞれ費用が異なるため、ツール使用料をまとめました。ツールごとの使用料は次のとおりです。
ツール名 | 料金 |
---|---|
SEOquake | 無料 |
文字数カウントツール | 無料 |
SEARCH WRITE | 5万円 |
Gyro-n SEO | 無料~ |
Ahrefs | 99ドル~ |
semrush | 119.95ドル~ |
SimilarWeb | 無料 |
Moz Pro | 無料~ |
無料から使える機能を用意しているツールが多くあります。
予算や使いたい機能を考えてから申し込みましょう。
以下にそれぞれの機能や特色を取り上げます。
1.SEOquake|Webページごとに23項目の調査をおこなう無料ツール
23項目と、多岐にわたる調査項目を有しています。しかも料金が無料なので、使ってみるのによいツールです。ただし日本語サイトがないため、その点を踏まえて使用しましょう。
機能 | 特徴 |
---|---|
Google キャッシュ日付 | Google がクエリ対象ページのキャッシュバージョンを最後に作成した時刻を確認できる |
Facebookのいいね | クエリされたページが受け取ったFacebookのいいねの量を確認できる |
Google PlusOne | クエリされたページが受け取ったGoogle PlusOneの量を確認できる |
ソース | 現在のページのソースを表示するためのリンク |
Pinterest ピン数 | クエリ対象ページが受信したピンの量を確認できる |
SEMrushランク | Googleのトップ100のオーガニック検索結果からのオーガニックトラフィックに基づいた評価 |
Google インデックス | 特定のドメインについて Google が調査したインデックス付きページの量を確認できる |
Bingインデックス | 指定されたドメインのBingによって調べられたインデックス付きページの量を確認できる |
アレクサランク | 数百万単位で測定された昇順スコアで配列されたWebサイトのランキングを確認できる |
バイドゥ インデックス | 指定されたドメインについてバイドゥによって調べられたインデックス付きページの量を確認できる |
Yahoo!JAPANインデックス | 指定されたドメインのためにYahoo!JAPANによって調べられたインデックス付きのページの量を確認できる |
SEMrush SE トラフィック | SEMrush がクエリ対象ドメインの平均月間トラフィックの量を推定できる |
SEMrush SE トラフィック価格 | クエリ対象ドメインが SEMrush 内でランク付けされているキーワードに入札するために、月平均でコストがかかる推定金額のこと |
SEMrush動画 Adv | YouTube広告SEMrushの量を、クエリされたドメインを使用して確認できる |
競合ランク | ユニークビジターに基づいた競合ランクを確認できる |
Whois | クエリ対象ドメインのドメインツールの Whois レコードを確認できる |
Google リンク | 問い合わせ先ページへのリンクを Google が見つけたバックリンクの数 |
SEMrushリンク | 照会されたページに見つかった逆リンクSEMrushの量を確認できる |
SEMrushリンクドメイン | 特定のwww./non wwwのために見つかったバックリンクSEMrushの量 |
SEMrush Linkdomain2 | SEMrushがドメイン全体に対して見つけたバックリンクの量 |
バイドゥ リンク | クエリ対象ページへのリンクを提供するバイドゥが見つけたバックリンクの数 |
2.文字数カウントツール|上位記事との文字数を無料で比較
LUFT TOOLSやSundry Streetなどに代表される文字数カウントツールは、自社コンテンツの「文字数」「総単語数」「ユニーク単語数」を検索結果の上位10位平均と比較・評価できます。
競合上位10サイト平均より自社サイトの文字数が多いか少ないかを〇✕で判定し、簡易的なアドバイスをしてくれるのが強みです。このツールを使えば必要な文字数がわかり、コンテンツの情報量を増減させられるので役立ちます。
3.SEARCH WRITE|含むべき文字数や単語がわかる初心者向けツール
SEARCH WRITEは、専門知識がなくても使えるツール設計です。SEARCH WRITEでできることは以下のとおりです。
- 対策すべきキーワードと施策案をツールが提案してくれる
- SEOの課題点を自動でチェックしてくれる
- 記事コンテンツに必要な内容を一目で判断できる
- 上位競合のコンテンツ要素を比較できる
- サイト全体の動向を把握できる
SEOに関しては初心者、と感じている人にとって有用なツールです。
4.Gyro-n SEO|自社&競合の検索順位を自動チェック
Gyro-n SEOもさまざまな機能を持っており、汎用性の高いツールです。主な機能と特徴は以下のとおりです。
機能 | 特徴 |
---|---|
検索順位チェック | 自社サイトのキーワード検索順位を毎日、自動計測できる。 |
ローカル検索チェック機能 | 地域に影響されやすいキーワードの順位を確認できる。 |
検索結果プレビュー | 過去1年の検索結果を遡って確認できる。 どのタイミングで新しいサイトがランクインしてきたかなど検索結果の変化も確認できる。 |
競合比較分析 | 自社サイトとベンチマークしている競合サイトとのSEO順位比較を一覧で表示でき、競合に対してどのキーワードの検索順位が負けているのか、優劣を確認できる。 |
ページ分析 | Webサイトの各ページの内部対策状況を把握できる。 |
テキスト分析 | ページコンテンツの文字数や単語数、キーワード含有率、キーワード出現率など、客観的に得られるテキストの情報に加え、見出しタグや強調タグが正しい文書構造で記述されているかなどを確認できる。 |
流入パフォーマンス分析 | 自然検索で流入したアクセス解析データを表示できる。 検索が上位表示されても実際は流入に結び付いていないなどの情報をデータとして確認できる。 |
SERPs比較分析機能 | 検索順位が大きく変動した場合の要因を探れる。任意の2つの日付を指定しデータを比較し検索エンジンの動向をつかめる。 |
キーワード候補機能 | 検索エンジンが提示する重要な関連キーワードを一覧チェックできる。 出現頻度グラフから、キーワードを取り巻く環境やワードのトレンドをつかめる。 |
競合との比較分析からキーワード候補までさまざまな機能を有しており、欠かせないツールです。
5.Ahrefs|競合の上位表示コンテンツを調査
Ahrefsでは、痒い所に手が届くようなサービスを展開しています。次の機能や特徴があります。
機能 | 特徴 |
---|---|
サイトエクスプローラー | ドメイン単位やURL単位で対象サイトのSEO調査ができる。 対象サイトの被リンク調査、流入キーワード調査、有料検索広告のキーワード調査が可能。 |
コンテンツエクスプローラー | キーワード入力により、そのキーワードを含む話題性の高いコンテンツを表示できる。 話題になった時期やソーシャルシグナルが確認できる。 |
キーワードエクスプローラー | キーワードの検索ボリュームや難易度を調査できる。 対象キーワードの検索上位サイトの被リンクを調査し、対策キーワードの選定に役立つ。 |
アラート機能 | 対象サイトをアラート設定し、被リンクの増減をリアルタイムに把握できる。 アラート情報は登録したEメールアドレスへ通知が可能。 |
ランキング調査 | 自社サイトや競合サイトの順位を確認できる。 過去の順位履歴を確認したり、毎週決まったタイミングでレポートを自動送信するよう設定も可能。 |
Ahrefs API | 対象サイトの被リンク情報を自動出力するよう設定したり、自社開発ソフトウェアに組み込むなど、活用の可能性を広げられる。 |
ランキングの自動送信機能やAPI連携など、省力化・省人化に役立つ機能を持っています。これらの機能を利用して、より合理的にSEOを実施しましょう。
6.semrush|競合サイトの被リンク数もわかる
semrushでは、上位表示に欠かせないさまざまな情報を取得する機能があります。次の機能と特徴があります。
機能 | 特徴 |
---|---|
競合サイトのアクセス解析 | Google Analyticsでは見えない競合サイトのセッションや流入元を調査できる。 競合が検索上位に表示されるキーワードや、トラフィックが多いランディングページを分析できる。 |
キーワードの発掘 | 競合サイトと順位比較し、競合サイトより弱いキーワードや自社の対策が不十分なキーワードを発見できる。 また、キーワード毎の難易度や検索ボリュームの調査、関連ワードの発掘も可能。 |
検索順位の毎日トラッキング | ターゲットとなるキーワードを登録し、毎日の順位変動をトラッキングしてくれる。市区町村の検索順位やパソコン・スマートフォンでの検索順位を計測し、可視性や推定トラフィックを比較できる。 |
サイト改善点の自動診断 | 重複したコンテンツやタイトル、ディスクリプションの重複、内部のリンク切れ、h1や画像のalt抜けなど、SEOにとって重要な対策項目を調査できる。 |
サイトの被リンク調査 | 競合の被リンク数やドメインの評価を調査できる。 競合サイトと自社サイトを比較分析し、自社サイトに欠けている被リンクを確認できる。 有害な被リンクの自動検出、被リンクの獲得候補の提案もしてくれる。 |
被リンク数の調査やサイト改善点の自動診断など、上位表示に欠かせないツールを提供しています。有料ですが、きちんと使いこなせば高いとは感じないでしょう。
7.SimilarWeb|競合のアクセス状況がわかる
SimilarWebでは、競合を分析し自社と比較できるさまざまなツールを用意しています。次の機能と特徴があります。
機能 | 特徴 |
---|---|
競合のマーケティングミックス戦略の分析 | トラフィックシェアの高いチャネルを特定できる。 エンゲージメント指標を使用し、チャネルトラフィックの質を評価できる。 期間を指定したデジタルプラットフォーム全体の最も効果的な戦術や、チャネルごとのWebサイトの優劣を明らかにできる。 |
SEOとコンテンツの競合分析 | キーワードごとに広告量シェアを最適化し、オーガニックトラフィックを増やせる。 国、ブランドと非ブランド、検索タイプ、競合状況など、各キーワードのトラフィックシェアを確認できる。 流行りのキーワードや閲覧回数の多いコンテンツを特定すれば、より効果的なコンテンツがわかる。 |
競合のアフィリエイトとリファラル戦略の分析 | 流入元からのトラフィックに占める、自社のシェアがわかる。 競合と自社の商材のいずれにも関連性が高く、最も価値のあるパートナーがわかる。 流入元Webサイトのトラフィックシェアの推移を分析し、リファラルパートナーシップを最適化できる。 |
PPCとディスプレイ広告キャンペーン インテリジェンス | 直帰率、訪問時間、訪問あたりのページ数などの指標を業界と比べて自社の投資を評価できる。 検索広告やクリエイティブを競合他社と比較できるため、有料マーケティングのパフォーマンス向上が可能。 競合が使っている最もパフォーマンスのよいパブリッシャーとアドネットワークを明らかにして、プレースメント戦略を最適化できる。 |
チャネルごとのWebサイトの優劣を明らかにしたり、業界と比べて自社の投資がどうなのかを評価できたりします。競合と自社を直接比較するときに用いたいツールです。
8.Moz Pro|ドメインパワーの調査ができる
Moz Proでは、ドメインパワーの調査に加え、さまざまなツールを用意しています。次の機能と特徴があります。
機能 | 特徴 |
---|---|
Rankings | 自然検索結果からのクリック率や登録しているキーワードの順位変動の確認が可能。 |
Page Optimization | 調査したいキーワードと調査したいページを入力するだけでページの最適化に関する助言が得られる。 |
Site Crawl | noindexが設定されているページ数、descriptionが長過ぎたり、URLが長過ぎたりすると指摘してくれる。 重複コンテンツのページ数など、サイト内の問題を指摘してくれる。 |
Links | サイトの被リンクを調査できる。 |
Traffic from Organic Search | 自然検索からどのくらい流入があったのかをグラフで確認できる。 また、下部には検索エンジン毎の詳細も表示される。 |
ページ最適化のアドバイスやサイト内の問題指摘など、目に留まりづらい弱点を指摘してくれます。アクセス数が伸び悩んでいる際にぜひ使いたいツールです。
SEO上の競合分析をおこないサイトコンテンツの質を上げることで上位表示を目指そう
サイトコンテンツの質を上げるためには競合分析が重要であり、そのなかにさまざまな確認ポイントがあることを紹介してきました。
これらの確認ポイントを網羅し、用途に応じて最適なツールを使用してSEO評価を向上させてください。良質なコンテンツを提供して検索の上位表示を目指し、商品の売上アップや広告収益の向上につなげましょう。
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