DMM FXは本当に危険?口コミ・評判・トラブル事例からリスク対策まで解説

DMM FXは本当に危険?

DMM.comが運営するFXサービス「DMM FX」は取引コストが安く、ロスカット基準が緩やか、スマホで使えるツールが便利とトレーダーからも人気です。

DMM FXの特徴
  • 最短30分で取引スタート
  • 各種手数料無料
  • 24時間365日入金サービス利用可能
  • 豊富な取引ツール
  • 24時間安心サポート

その一方で、危険性やデメリットなど気になる口コミもあります。本記事ではDMM FXが本当に危険なのか、口コミ・評判から問題視されているリスクやトラブルなどをまとめました。

目次

DMM FXが危険といわれる理由は?

DMM FXが危険といわれる理由は?

大手企業である株式会社DMM.comが運営するFXサービス・DMM FXが危険と言われる理由はどこにあるのでしょうか。

まず、前提としてFXはリスクのある取引であり、DMM FXだけが危険、というわけではありません。そのことを十分に理解しつつ、DMM FXについて解説していきましょう。

そもそもDMM FXとは?基本情報や取引ルールを確認

画像引用:DMM FX(閲覧日:2025/03/21)

DMM FXは株式会社DMM.com証券が運営するFXサービスです。株式会社DMM.com証券はDMM.comグループのなかの1社で、FX取引高2年連続1位と人気が高く多くのトレーダーが利用しています。

パソコンだけでなくスマホでも使用できるツールや、申し込みから取引開始まで最短30分、取引手数料やアカウント維持手数料など各種手数料無料、といった理由から多くのトレーダーに利用されています。

また、スマホアプリを利用すれば、マイナンバーカードをかざすだけで本人確認ができるのも特徴です。取引通貨ペア数は21種類、通貨ペアとスプレッドは以下の表を確認してください。

DMM FXの基準スプレッド(2025/03/07時点)

通貨ペアスプレッド/コアタイム
(原則固定)9時-翌5時
スプレッド
(左記以外)5時-翌9時
USD/JPY(米ドル/円)0.2銭0.2-3.9銭
EUR/JPY (ユーロ/円)0.4銭0.4-9.9銭
GBP/JPY (ポンド/円)0.9銭0.9-14.9銭
AUD/JPY (豪ドル/円)0.5銭0.5-8.9銭
NZD/JPY (NZドル/円)0.7銭0.7-11.9銭
CHF/JPY (スイスフラン/円)0.8銭0.8-28.9銭
CAD/JPY (カナダドル/円)0.6銭0.6-10.9銭
ZAR/JPY (南アランド/円)1.0銭1.0-2.9銭
MXN/JPY (メキシコペソ/円)0.2銭0.2-1.9銭
EUR/USD (ユーロ/米ドル)0.3pips0.3-4.9pips
GBP/USD (ポンド/米ドル)1.0pips1.0-9.9pips
AUD/USD (豪ドル/米ドル)0.4pips0.4-5.9pips
NZD/USD (NZドル/米ドル)1.6pips1.6-9.9pips
USD/CHF (米ドル/スイスフラン)1.6pips1.6-13.9pips
USD/CAD (米ドル/カナダドル)1.8pips1.8-9.9pips
EUR/GBP (ユーロ/ポンド)1.0pips1.0-9.9pips
EUR/AUD (ユーロ/豪ドル)1.5pips1.5-19.9pips
EUR/NZD (ユーロ/NZドル)3.5pips3.5-29.9pips
EUR/CHF (ユーロ/スイスフラン)1.6pips1.6-13.9pips
GBP/AUD (ポンド/豪ドル)1.5pips1.5-29.9pips
GBP/CHF (ポンド/スイスフラン)2.8pips2.8-20.9pips

※スプレッドは固定されたものではありません。

DMM FXの口コミ・評判からみる「DMM FXは危険」の実態を調査

DMM FXが危険といわれるのが、多くのトレーダーの口コミ・評判がらみることができます。DMM FXの良い口コミと悪い口コミをまとめる

良い口コミ

良い口コミでは、スプレッドのやすさやスワップ差の狭さ、アプリ・ツールの使いやすが挙げられていました。手数料の無料やアプリ・ツールの使いやすさがFX初心者にもおすすめという口コミが多めでした。

とてもシンプルな操作画面で分かりやすい

★★★★☆
30代男性

他のFX会社のアプリも使っているが、DMMは取引画面を含めてアプリの各画面が非常にシンプルで分かりやすい。初心者に非常に優しい内容だと感じる。そもそものDMMのブランド・会社としての認知度の影響もあるが、イメージ通りの分かりやすさなのは、他のFX会社を選ばずにこちらでも十分だと思える要素。

引用:価格.com
スプレッドが安く、スワップ差が狭いのが魅力

★★★★☆
スプレッドが安く、スワップ差が狭いのが魅力だと思います。あと、ツールの種類が多く、自分に合った物が選べ、またその中でもカスタマイズして使いやすいようにアレンジできるのがとてもいいです。

引用:価格.com
口座数国内1位はダテでない

★★★★★
2018年1月時点でFXの口座数が国内1位というフレーズに惹かれて「DMM FX」に口座を作りました。実際にDMMでのFXは使い勝手がいいですね。取り引きツールはパソコン用もスマホ用もいずれも操作性に優れ、テクニカル分析も多彩です。初心者から上級者までレベルに応じてスラスラと使える感じです。またスプレッドが他社と比べても狭いのは利用者にとってはありがたいです。

引用:みん評

悪い口コミ

悪い口コミでは、特に取引の最低単位が大きいことが目立ちました。良い口コミでアプリ・ツールの使いやすさで初心者にもおすすめ、という口コミがある一方で最低取引単位の大きさで初心者向きではないとの口コミも。他にもスキャルピングによる口座凍結というリスクもあります。

最低金額が高すぎる

★☆☆☆☆
DMMFXは最低金額が高すぎるから、チャートだけ見て、SBIFXで取引してる。

引用:X
最低単位が1万通貨で初心者向けではない

★★☆☆☆
50代以上

男性取引自体は正直あまり良さを感じません。取引画面自体は普通かなと思いますが、最低単位が1万通貨ですから初心者向けではない上、キャンペーンも1000回以上取引が必要です。いくらなんでも1000回は、もうキャンペーンやる気が無いとしか思えません。他のDMMのサービスを使っている方や使いたい方以外は、わざわざここでFXをやる意味は無いように感じます。

引用:価格.com
dmmがスキャしたら速攻凍結なのは有名

★☆☆☆☆
24歳男性

dmmがスキャしたら速攻凍結なのは有名ですよね笑ちゃんとスキャしていいところかも調べないとダメですね!

引用:X

DMM FXが危険と言われるのは、主に口座凍結や最低取引単位が大きいことが関係しています。取引単位が大きいと損失が大きくなり、スキャルピングによる口座凍結からの取引停止などが危険と言われる理由になっています。

投資と比較したFX特有のリスク

資産を効率良く増やすために投資を行う人は増えています。そこで、投資とFXを比較しました。

FXと投資の比較

スクロールできます
比較投資の対象取引可能時間インカムゲイン
(資産保有益)
レバレッジ最低資金目安値動きメインとなる
変動要因
向いている人
FX通貨24時間
(土日を除く)
スワップポイント最大25倍数千円から最大30%、最大でも年間30%程度各国の金融政策や経済状況
(ファンダメンタルズ)
少額から投資を始めたい人
投資(株)企業時間制限あり
(東京証券取引所は平日9時から15時30分)
配当金現物株は1倍、信用取引なら最大約3.3倍数万円から最大100倍、1年で100倍になる銘柄もある企業の業績やIR・ニュース中長期に投資したい人

上記の表からわかるFX特有のリスクは、以下のとおりです。

  • 為替リスクが大きい
  • レバレッジリスク
  • ロスカットでの損失

為替リスクが大きい

FXは株式投資と比較して、為替リスクが大きくなる傾向にあります。FXの為替相場は世界の金融政策や経済状況、天災や国際的な事件、各国の首脳陣の発言などに関係してきます。そのため僅かな時間でも大きく変動するので、場合によっては損失が大きくなる可能性も少なくありません。

レバレッジリスク

FXのレバレッジ最大25倍までかけることが可能です。例えば手元に10万円あれば250万円の取引ができるため、レバレッジが高いほどより大きなリターンが期待できます。しかし、相場変動で損失が出た場合、追加入金が必要になってきます。

株式投資の場合は、信用取引を除いてレバレッジがありません。そのため、FXは株式投資と比べてレバレッジ取引の夜損失、レバレッジリスクが発生する可能性が大きくなります。

ロスカットでの損失

FXでは一定水準以上の損失が発生すると、強制決済となる仕組みであるロスカットがあります。ロスカットは証拠金以上の損失を防ぐための制度ですが、為替は暴落・暴騰など急変動しやすく、意図せずロスカットが起きて大きな損失となる場合も少なくありません

口コミ・評判から分かったDMM FXで問題視されているリスク

口コミ・評判から分かったDMM FXで問題視されているリスク

FXは為替リスクやレバレッジリスク、ロスカットでの損失などさまざまな危険性があります。DMM FXが危険と言われるのは、FX特有のリスクだけでなく他にもいろいろあります。

口コミ・評判を見ると、DMM FXで問題視されているリスクが分かるので、ひとつずつ開設していきましょう。

出金拒否のリスクがある

FXではさまざまな理由により出金拒否される場合があります。出金拒否されると口座凍結やトレード禁止などのペナルティを受けることになります。

口コミ・評判ではDMM FXの出金拒否に関するものはありませんでしたが、出金拒否リスクを避けるための注意点を確認しておきましょう。出金拒否される事例は以下の通りです。

  • 出金予約中に追加証拠金が発生
  • 相場急変動などでロスカットが発生して純資産額が0円未満
  • 出金を行う際に預託証拠金残高が出金予定額に満たない
  • 海外業者への送金

出金拒否を回避するためには、取引規約を遵守する・不正取引や不正サイトにアクセスしない・定期的に口座情報を確認するようにしましょう。 

スキャルピングによる口座凍結の可能性

口コミ・評判ではDMM FXは、スキャルピングによる口座凍結が多いようです。DMM FXはスキャルピング自体は禁止していませんが、短時間で頻繁に取引を繰り返した場合に口座凍結されるリスクがあります

スキャルピングとは

数秒・数分といった短い時間で売買を繰り返す手法です。少ない資金でも取引の回数が増やせる、利益をすぐに再投資できる、ポジションの長期保有が不要などのメリットがあります。

スキャルピングによる口座凍結の理由は明確にされていませんが、スキャルピングによる取引でサーバーに負荷がかかる行為とみなされる可能性があります。サーバーに過大な負荷をかける行為は、禁止事項に触れるため、注意してください。

最低取引単位が大きい

DMM FXの最低取引単位は全通貨ペアで1万通貨となっています。この1万通貨は他社と比べると、かなり大きくなっています。他社の最低取引単位と比較してみましょう。

最低取引単価比較

業者名最低取引単位
DMM FX1万通貨
外為替どっとコム1,000通貨
みんなのFX1,000通貨
外貨ex1,000通貨
GMOクリック証券1,000通貨
KIGHT FX1,000通貨
SBI FXトレード1通貨
松井証券FX1通貨

最低取引単位が大きいと利益幅は大きいですが、損失も大きくなるリスクがあります。また、最低取引単位が大きいということは、ある程度の投資資金が必要になります。

最低取引単位が大きいとFX初心者では投資資金の準備が難しい、少額取引がしたいトレーダーにはハードルが高いことがデメリットになってしまいます。

DMM FXのリスク対策と安全に使うポイント

DMM FXのリスク対策と安全に使うポイント

DMM FXは大手企業が運営し、金融商品取引業に登録しているため信頼感・安心感はあります。しかし、FXにはさまざまなリスクがつきものです。そこでDMM FXのリスク対策と安全に使うポイントをまとめました。リスク対策と安全に使うポイントは以下の通りです。

利用規約に反した取引はせず、出金拒否リスクを防ぐ

DMM FXに限らず、決められたルールはしっかりと守りましょう。利用規約に反していると判断されれば、出金拒否や出金が遅くなるなどのリスクがあります。

出金拒否や口座凍結を回避するためにも、短時間での大量取引なども控えましょう。また、登録した口座と異なる口座へ出金依頼するのもNGです。

短時間に何回も取引は行わない

DMM FXはスキャルピングを禁止していません。しかし、取引の内容によっては約款第7条1項10号の禁止事項「短時間での注文を繰り返し行う行為」に該当する可能性があります。「短時間」の定義ははっきりとされていませんが、口座凍結を避けるためにも適切に時間を置いて取引するようにしましょう。

短時間又は合理性に欠ける頻度で注文を繰り返し行う行為

引用:店頭外国為替証拠金取引(DMM FX)約款第7条(禁止事項)|DMM FX

自動売買ツールは利用しない

自動売買ツールはその名の通り自動で売買を行ってくれるので、利益獲得のチャンスを逃しません。しかし、DMM FXでは自動売買ツールの利用が禁止されています。自動売買ツールを利用する、自動売買ツールによる短時間での過頻度な取引は口座凍結につながるので注意してください。

FX 取引を自動で行うソフトウェア若しくはシステム等(以下、「自動売買ソフト等」といいます。)、本取引システム以外のツール等を使用した取引、その疑いのある行為、又は本取引システムを改変したシステム若しくは自動売買ソフト等の利用を他の顧客に勧誘する行為

引用:店頭外国為替証拠金取引(DMM FX)約款第7条(禁止事項)|DMM FX

早朝など流動性の低い時間に過度な取引をしない

流動性の低い時間帯に過度な取引を行うと、サーバーに過負荷がかかる行為とみなされ口座凍結のリスクにつながります。流動性の低い時間帯とは、トレーダーが少ない時間帯であり、早朝や祝日などが挙げられます。

流動性の低い時間の取引は、サーバーに負荷がかかるだけでなく異常なレート配信ができない、スプレッドの急拡大なども引き起こします。早朝などに取引する場合は、取引回数や量を少なくするなどの対策をとりましょう。

流動性の低い時期・時間帯に当該流動性に比して過度な取引を行う行為又は、お客様の属性等に比して過度な投機的取引を行う行為

店頭外国為替証拠金取引(DMM FX)約款

入出金だけを何度も繰り返さない

取引とは関係のない入出金を繰り返す行為は、DMM FX約款の禁止事項に記されています。入出金だけを何度も行うと、不正取引と疑われるので注意してください。

取引とは関係がないと思われる入出金を繰り返し行う行為

店頭外国為替証拠金取引(DMM FX)約款

他社と比較したDMM FXのメリット・デメリット

FX会社はいろいろありますが、DMM FXと他社を比較した場合の評判はどのようなものでしょうか。取引通貨数は21ペアと若干少なめで、スプレッドは他社との違いがそれほどなく、狭い範囲で提供しています。

スワップポイントは高くもなく低くもありませんが、買いと売りの金額差が狭いのでトレーダー側には有利です。DMM FXは特に取引ツールの評価が高く、システムの使いやすさやスマホアプリ対応、高機能チャートといった各種ツールが揃っています。

DMM FXのメリット・デメリット

DMM FXのメリットDMM FXのデメリット
大手企業が運営しているので安心感がある
スプレッドに安定感がある
損益がはっきりして全体的にバランスが良い
スマホアプリが使いやすい
取引ツールが充実している
充実したサポート体制
取引通貨数が少ない
スマホアプリの文字が小さい
最低取引単位が大きい
スキャルピングによる口座凍結がある

DMM FXは他社と比較してそれほど大きなデメリットがありません。最低取引単位が大きいことが最大のネックでしょう。DMM FXはトレーダーからの人気が高く、大手企業運営のため安心感・信頼感があります。DMM FXに向いている人・向いていない人は以下の通りです。

DMM FXがおすすめの人・おすすめできない人

DMM FXがおすすめの人DMM FXをおすすめできない人
トレーダー人気の高いFX会社を選びたい人
バランスが良いFX会社を探している
使いやすい取引ツールがいい人
サポート体制がしっかりしたFX会社
FX初心者
スキャルピングをする人
少額取引がメイン
スワップ狙いの人

DMM FXと他社比較表

スクロールできます
DMM FXGMOクリック証券外為どっとコムSBI FXトレード
取引通貨数21203034
スプレッド
(USD/JPY)
0.2銭0.2銭0.2銭0.18銭
(1-100万通貨注文までの基準値)
スワップポイント
取引ツールの
使いやすさ
サポート体制電話・メール受付
:24時間
LINE問い合わせあり
電話受付:8時から17時
フォーム受付:24時間
電話・メール
・チャット受付
:24時間
電話受付:
月-金9時から17時

メール・チャット受付
:24時間365日
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マーケット株式会社

まとめ

本記事ではDMM FXが本当に危険なのか、口コミ・評判をもとにまとめました。DMM FXを利用するリスク・デメリットとしては、スキャルピングによる口座凍結や最低取引単位が大きいことが挙げられます。

その一方でツールの使いやすさやサポート体制の充実、スプレッド設定が狭いので取引コストが抑えられるなどのメリットもあります。DMM FXを始めようと考えている人は、メリット・デメリットをしっかりと把握して、自分に合っているかを確認してから利用しましょう。

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