クレジットカードの会員資格取消後に復活はできる?取消原因と他クレカへの影響も紹介

「突然クレジットカード会社から会員資格取消通知書が届いた!」とお困りではないでしょうか?

会員資格取消通知が送られてきた場合にはすでにクレジットカードは強制解約となり使用ができません

会員資格が取り消されると、今後以下のことが起こる可能性があるため注意が必要です。

会員取消後に起こること
  • 公共料金の支払をしていた場合は支払先を変更しないと滞る
  • 今までクレカで支払いをしていたものの一括請求の可能性がある
  • 他のカードにも影響を及ぼす恐れがある

本記事ではクレジットカードの会員資格が取り消される原因と、取り消された場合に復活できるかを紹介します。

目次

クレジットカードの会員資格取消原因5つ

まずは、クレジットカードの会員資格取消となる原因を見ていきましょう。

連続または頻繁に支払いの滞納をした場合

連続または頻繁に支払いの滞納をした場合、会員資格が取り消されることがあります

各クレジットカード会社の会員規約には、支払い遅れが発生すると会員資格取消になると明記されているためです。

第23条(会員資格の取消)

1.当社は、会員が次のいずれかに該当した場合、その他当社において会員として不適格と認めた場合は、通知・催告等をせずに会員資格を取消すことができるものとします。

(中略)

(3)当社に対するカード利用に係る債務の履行を怠った場合

引用:三井住友カード会員規約(個人会員用)|三井住友カード

初めての滞納で即解約の可能性は少ないですが、2〜3回連続で滞納すると強制解約となる可能性が高くなります。

また、延滞が長引いてしまうといわゆるブラックリストに載ることもあるため注意が必要です。

延滞が約2~3ヶ月以上続いた場合、後述する信用情報機関の事故情報として登録され、完済しても最短で5年間は新規のクレジットカード発行ができなくなります。

滞納していたら早急に支払いをして、難しい場合でもまずは電話して相談するなど対処しましょう。

信用情報の悪化が認められた場合

信用情報の悪化も会員資格が取り消される原因のひとつです

契約内容や支払い状況などが記録される信用情報は、顧客の信用状態をチェックするために使われています。

信用情報とは?

クレジットカードやローンなどの申込・契約に関しての個人情報を、信用情報と言います。クレジットヒストリーやクレヒスと呼ばれることも。クレジットカード会社や消費者金融、銀行などの各業界は、信用情報機関に加盟して信用情報を登録することが義務付けられています。
信用情報を管理する信用情報機関は、CICJICC全国銀行個人信用情報センター(KSC)の3つです。

信用情報は発行時の審査だけでなく、発行後も定期的にチェックされます。

信用情報機関を通して他社の利用状況も照会されるため、クレジットカードの延滞がなくても信用情報の悪化が認められれば資格取消となる可能性があるのです。

たとえば、以下のケースでも信用情報が悪化してしまいます。

信用情報が悪化してしまう例
  • 携帯電話の端末の分割払いを滞納した
  • 弁護士に依頼して任意整理や自己破産などの債務整理をした
  • カードローンの支払いを滞納した
  • 奨学金の返済を滞納した

信用情報機関では情報開示をしており、以下の方法で照会が可能です。

悪化の可能性がある場合は、開示請求して信用情報を確認してみましょう。

信用情報機関手続き方法
CICインターネット 
郵送
JICCスマホアプリ 
郵送
KSCインターネット 
郵送
参照:情報開示とは|CIC
参照:開示を申し込む|JICC
参照:本人開示の手続き|全国銀行協会

申込時に虚偽申告をしたのがバレた場合

申込時に住所や収入などの虚偽申告をするのも、会員規約違反です。

第39条 (退会および会員資格の喪失等)

(中略)

4.会員((5)または(9)のときは、それに該当する会員をいい、家族会員が(1)、(2)、(3)、(4)、(6)、(7)、(8)、(10)、(11)のいずれかに 該当したときは、当該家族会員のみならず、本会員も含む。)は、次のいずれかに該当する場合、(1)、(5)においては当然に、(2)におい ては相当期間を定めた当社からの通知、催告後に是正されない場合、(3)、(4)、(6)、(7)、(8)、(9)、(10)、(11)においては当社が会員 資格の喪失の通知をしたときに、会員資格を喪失します。

(中略)(1)会員が入会時に虚偽の申告をしたことが判明したとき

引用:JCB会員規約(個人用)|JCB

クレジットカード会社は申込時に収入や勤務先などを申告してもらい、利用者の支払い能力を見ています。
特に収入はカード審査で重要な項目です。会社は自己申告された年収などの情報から、支払可能見込額を算定しています。

「支払可能見込額」とは、利用者が日常の生活を維持しながら、持続的に支払うことができると見込まれる1年間当たりの金額です。利用者の年収やクレジット債務の状況、生活維持費などをもとに、クレジット会社が算定します。

引用:消費者の安心・安全を守るクレジット契約の新ルール~改正割賦販売法~|政府広報オンライン

クレジットカードの契約時には支払可能見込額の調査が義務付けられており、支払い能力を超えるような契約は結べません。

そのため、無職なのに働いているなど収入に関する虚偽の申告をし、判明した場合は会員資格取消となる可能性があります

審査に有利になるからと、申込時に嘘をつくのは避けるようにしてください。

クレジットカードの現金化がバレた場合

各社の会員規約ではクレジットカードの現金化も禁止されています。

第19条(カード利用の停止、会員資格取消し)

(中略)

3.当社は、会員が次の各号のいずれかの事由に該当した又は当社が該当したと判断した場合、会員資格を取消すことができ、加盟店等に当該カードの無効を通知又は登録することがあります。

(中略)

(5)換金目的でカードを利用する等カードの利用状況が適当でないと当社が認めた場合。

引用:カード会員規約|楽天カード

クレジットカードの現金化とはショッピング枠を使って現金を手に入れること

▼50万円の商品を使ったクレジットカード現金化の例

主な方法は、買い取り屋方式とキャッシュバック式の2つです。

事例
買い取り屋方式クレジットカードでブランド品など高額な商品を購入し、現金化業者に転売して現金を得た。
キャッシュバック方式現金化業者が指定した商品をクレジットカードで購入したあと、購入金額より少ない額を現金でキャッシュバックしてもらった。

現金化が疑われると利用が一時的に停止したり、最終的に強制解約となったりすることも。

利用規約違反で残債を一括請求される恐れもあるため、換金目的でクレジットカードを利用するのはやめましょう。

反社会勢力に該当または関与していると疑われた場合

反社会勢力に該当または関与していると疑われた場合も、会員資格取消になることがあります。

暴力団をはじめとする反社会勢力はさまざまな契約や手続きに関して規制されるため、クレジットカードの発行ができません。

また、反社会勢力の密接交際者に該当した場合も規制を受ける可能性があります。

警視庁は以下のように、暴力団の密接交際者となる条件の例を挙げています。

条例において「暴力団関係者」は、「暴力団員又は暴力団若しくは暴力団員と密接な関係を有する者」と規定されており(第2条第4号)、「暴力団若しくは暴力団員と密接な関係を有する者」とは、

例えば、

・暴力団又は暴力団員が実質的に経営を支配する法人等に所属する者

・暴力団員を雇用している者

・暴力団又は暴力団員を不当に利用していると認められる者

・暴力団の維持、運営に協力し、又は関与していると認められる者

・暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有していると認められる者(Q7を参照)

等が挙げられます。

引用:東京都暴力団排除条例 Q&A|警視庁

具体的に言えば、たとえば相手が暴力団員と認識していて何度も食事を一緒にしていた場合、「暴力団又は暴力団員と社会的に非難されるべき関係を有していると認められる者」と判断されることがあります。

たまたま暴力団員と一緒になり、飲食をしたケースでは密接交際者に該当しません。心当たりがない場合は、他の原因で会員資格取消となった可能性が高いでしょう。

クレジットカード会員取消後に復活することはできる?

クレジットカードの会員資格取消となった場合、復活の可能性はあるのでしょうか?

滞納の場合は復活できる可能性は少ない

カード会社にもよりますが、取消後は基本的に復活できません

利用規約違反や滞納が原因の場合は社内のブラックリストにも載る可能性があるため、返済から5年経って信用情報が回復したとしても復活は難しい傾向にあります。

ただし、反社会勢力や現金化を疑われるなどで取消となった場合は、違う事実が証明できれば復活できる可能性があります

取消原因がわからない場合には一度電話してみる

滞納や信用情報の悪化もなく、取消原因がわからない場合もあります。

理由が不明な人は、一度カスタマーセンターに電話してみるのがおすすめです。

取消原因が把握できれば、今後の対処もしやすくなります。

理由を必ず教えてくれるわけではないですが、まずは問い合わせてみましょう。

会員取消後の他クレジットカードへの影響

取消原因が滞納の場合は他のクレジットカードにも影響します。

延滞すると信用情報が悪化してしまうので、更新時期に他のカードも資格取消となる可能性があるでしょう。

しかし、信用情報の悪化が原因でなければ、他のカードへの影響も少ないといえます。

信用情報の悪化は他のローン審査にも影響するため、普段から延滞に気をつけるなどの対策が必要です。

クレジットカード会員資格取消時によくある質問

ここでは、クレジットカードの会員資格取消となった場合に、よくある質問について解説します。

クレジットカードが取り消された後の支払い方法は?

会社や原因によっても変わりますが、分割払いやリボ払いをしていた場合、取消後も同じ支払い方法が継続する可能性があります

支払が残っていても、一括請求されるとは言い切れません。
ただし、延滞していたり督促を無視したりすると、残債を一括請求される可能性が高いので注意が必要です。延滞しているのにもかかわらず支払いが難しい場合は、会社にまずは電話して相談してみましょう。

新しいクレジットカードを作ることはできる?

原因にもよりますが、延滞や信用情報の悪化で取り消された場合、カードを作っても審査に落ちる恐れがあります。

自分の信用情報が気になる人は、信用情報機関に開示請求をすれば確認が可能です。

ブラックリストに載ってしまいますか?

クレジットカードの延滞が2〜3ヶ月以上続いた場合は、信用情報機関の事故情報として登録される(俗に言うブラックリストに載る)可能性が高くなります。

載ってしまうと完済しても、最短で5年間は新しいカードの発行ができません。

住宅ローンの審査に影響はありますか?

資格取消になっただけでは、住宅ローンの審査には影響しません
しかし、延滞などで信用情報に問題が生じた場合は、審査に通らないなど影響する恐れがあります。

付帯のETCカードも利用停止されますか?

クレジットカードが資格取消となった場合、付帯されているETCカードも使えなくなります

家族カードがある場合も同じように解約となりますが、カードを使用した家族の信用情報には影響しません。

資格取消の原因を把握したうえで適切に対処しよう

クレジットカードの資格取消となる原因には、延滞や信用情報の悪化、虚偽の申告などがあります。

延滞するとブラックリストに載ってしまう恐れもあり、早急に支払うといった対処が必要です。

復活するのは難しいものの、原因によってはできる可能性があります。日頃から延滞には注意し、資格取消となった場合は原因を把握したうえで適切に対処するようにしてください。

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