自社で運営するサイトの掲載順位を上げるために、SEO対策業者に対策を依頼することを検討したことはありませんか?依頼する業者を選定する際に、一番気になるのが費用とその効果ですよね。SEO対策は業者によって料金体系が大きく異なります。費用の相場を把握しておかないと、費用対効果も分からないまま、最初に営業電話をかけてきた業者に丸投げして、結果的にまったく効果を得られないという事態に陥ってしまうなんてこともあるかもしれません。

SEO対策を自社で行おうと思っても、具体的に何から手をつけていいか分からず、SEO対策業者に依頼することを選択肢のひとつとして考えるのは当然のことですが、依頼するのであれば、費用対効果のいい対策をしてもらいたいところです。

そこで今回は、SEO対策業者に依頼した際の費用の相場を理解して、効果のないSEO対策に費用をかけなくてすむ方法についてお伝えします。

SEO対策業者がしてくれること

SEO対策を業者に依頼すると、サイトの掲載順位を上げる施策には、主に「外部施策」と「内部施策」の2種類があります。それぞれの施策では、次のようなことを実施してくれます。

外部施策

SEOの外部施策でメインとなるのは、「被リンクの設定」です。被リンク対策は、業者あるいは業者の提携先が保有している外部サイトから被リンクを提供するもので、SEO対策業者が増え始めた当初から行われているSEOの手法です。外部からのリンクが多いサイトは、有益な情報を提供しているサイトとして高評価を受けます。そのため、自社では対策することが難しい外部サイトからのリンクを増やす作業は、SEO対策業者に依頼するものとされていました。
しかし近年、Googleは、プログラムを使って作成された中身のないサイトからのリンクやリンクの売買をペナルティの対象としています。以前は高評価の対象となっていた業者が外部施策用に準備した数多くのサイトからの被リンクは、現在ではペナルティの対象となる可能性が高いです。ペナルティとならないよう被リンクを設定する技術に長けた業者でないと、掲載順位を上げるどころか、インデックスを削除されてしまう可能性があるので注意が必要です。

内部施策

内部施策は、運営するサイトの中身に関する対策です。そのため業者が作成した内部施策指示書に従って、サイトを運営している自社で対応するケースが多くなります。指示書に記載される施策には次のようなものがあります。

  • 対策キーワードのちりばめ方
  • 効果的なタグの設定方法
  • タイトルやディスクリプションの書き方
  • ペナルティの対象となりうる箇所がないかの確認
  • 内部リンクの設定

これらの内容について、サイトの現状を確認し、修正が必要な点についての指示書が作成されるので、自社でサイトの修正をしていくことになります。内部施策については、最終的には自社で修正を行うので、どういった目的で行うのかを理解したうえで施策を実施することができます。業者に任せきりになることがないので、仮に業者との契約を解除しても、今後のSEO対策に活かす知識を得ることができます。

SEO対策の料金体系はどうなっている?

SEO対策業者の設定する料金体系は、一定の条件を満たす成果があった場合にのみ費用が発生する「成功報酬型」毎月同じ金額の費用が発生する「固定料金型」と、の2種類に分かれます。

成功報酬型

「〇〇というキーワードでの掲載順位が△位以上になった日数×何円」という、ある一定の条件を満たした場合にのみ費用が発生する「成功報酬型」は、被リンクの設定による外部施策が主流だった頃、とくに多くみられた料金体系です。上位に掲載されるようになるまで費用が発生しないので、リスクがないように感じるこの料金体系ですが、デメリットもあります。業者側は成果がでないと費用を請求できないので、より早く成果がでる施策を採用します。そのため、サイト運営者による作業が発生する内部施策やコンテンツの充実よりも確実に対応できる被リンクの設定に着手します。

被リンク数は、高評価につながる基準のひとつではありますが、評価が低い外部施策用のサイトからのリンクでは、いずれペナルティの対象となるリスクを秘めています。ペナルティの対象となってしまったとき、業者によって量産された被リンクを解除するのは並大抵のことではありません。そのために、別費用が発生するケースもあるほどです。

成果がでるまで費用が発生しないからといって、業者に任せきりにしてしまうのはリスクの高い行為です。どんな施策をしているか、被リンクは本当に安全なものかなど、きちんと説明をしてくれる業者を探しましょう。

固定料金型

毎月同じ金額の費用が発生する「固定料金型」は、突然費用が跳ね上がったりするリスクがないので、予算取りがしやすい料金体系です。成果が出なくても契約した時点から費用が発生するので、成果報酬型と比較すると、中長期的なプランで、無理のないスケジュールで徐々に順位を上げていく対策を提案してくれる傾向にあります。その一方でSEO対策の効果が出なくても費用がかかるので、選ぶ業者によっては無駄な投資になってしまう可能性も十分にあります。

リスティング広告などと違い、実際にどのくらいのコストがかかっているのかが見えづらいため、何もしてくれていない業者にお金を払うことだけは避けたいところです。固定料金で契約したからといってサイトが放置されてしまわないよう、逐一コミュニケーションがとれる業者を選ぶことが重要です。また、毎月どの程度の作業をして、いつ頃からその成果が見込めそうなのかを具体的に説明してくれる業者を選ぶことが重要です。

SEO業者に依頼した場合の費用の相場

calculatorSEO対策を業者に依頼する場合、いくらくらいが費用の相場となるのでしょうか。実際にかかる費用は。対策の内容や対策をするキーワードによって金額が変わりますが、目安になる金額を料金体系別でお伝えします。

成功報酬型

成功報酬型の場合、費用が発生する基準は、大半の業者がGoogleもしくはYahoo!の検索結果ページの1ページ目、すなわち10位以内に掲載される日数としています。

キーワードの検索ボリュームによって月額料金が定められており、日割りした金額×上位掲載日数の費用が請求されます。1ヶ月のうち上位掲載が20日もしくは25日以上になると、日割りした金額ではなく、月額料金が発生するケースが多いです。

金額は、検索ボリュームの小さいスモールワードの場合は、1キーワードあたり500円/日(15,000円/月)~、検索ボリュームの大きいビッグワードになると、1キーワードあたり10,000円/日(300,000円/月)になることもあります。

掲載順位が上位で安定してくると、月額料金が高額になるというリスクがあります。成果報酬型なので、業者からは高額な費用が発生するビッグワードを勧められることがありますが、惑わされることなく、自社のニーズと予算に合ったキーワードを選定しましょう。

固定料金型

月額が固定の金額の場合には、安いところではキーワードを問わず5,000円/月前後の金額で対応してくれるところもありますが、20,000~100,000円/月が相場といえます。成果が出ることを急ぐ成果報酬型とは異なり、成果がでるまでに時間を要することが多いため、一定期間以上の継続が条件となっていることが多いです。

一度契約してしまうと、業者を変更したくてもすぐには解約ができないので、熟慮して依頼先を選ぶことが重要です。また、安価な金額を提示されている場合には、成果が出ないときに有料オプションの契約を勧められ、結局は高額な契約を結ぶことになることもあります。

提示されている金額内でどこまで実施してもらえるのか、成果が出なかった場合にはどう対応してくれるのかなど、詳しく聞いておきましょう。

依頼先を選ぶときのポイント

advantagesかつては外部施策用のサイトを量産することで成果を上げることができたSEO対策ですが、今では量産した品質の低いサイトはGoogleからのペナルティとなる可能性も高く、サイトの量産が難しくなりました。そのため、外部施策用のサイトもそれなりの手間をかけて作成する必要があり、SEO対策業者側に発生する実コストは上昇傾向にあります。あまりにも安価な金額を提示している業者に依頼してしまうと、ペナルティの対象となる施策を実施されてしまう可能性も否定できません
「成果報酬型」と「固定料金型」、どちらの料金体系の業者に依頼する場合においても、施策の内容と実施のスケジュール、成果がでなかったとき、あるいはペナルティを受けたときの対処方法などについて、詳しく確認しておきましょう。

さて今回は、SEO対策業者にSEO対策を依頼した際にかかる費用の相場とSEO会社の選定方法についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。SEO対策は、実コストが見えづらく、業者に支払うべき金額の算出が難しいものです。自社でのSEO対策が実施できていないと、業者からの営業電話に惑わされてしまうことも多々あります。しかし、SEO対策は業者の力だけでは成果を出すことはできません。

業者がしてくれるのは、あくまでも掲載順位を上げる手助けです。自社だけでの対策が難しいと判断した場合でも、業者への依頼を即決せず、複数の業者に見積もりをとり、どんな施策をしてくれるのか詳細に聞き取りをしましょう。

信頼できる業者を見つけることができたら、業務を丸投げすることなく、コミュニケーションを密にとりながら、上位に掲載されるだけの価値のあるサイトを作っていきましょう。

まとめ

信頼できる業者の手を借りて、よりよいサイト作りを

  • SEO対策業者の料金体系は主に「成功報酬型」と「固定料金型」
  • 成功報酬型は成果が出ないと費用は発生しないが、高額請求になるリスクもある
  • 固定料金型は予算は立てやすいが、成果が出る保証がない
  • コミュニケーションが密にとれ、質問にきちんと答えてくれる業者を選ぶ
  • 対策を依頼する際は、自社のニーズに適したキーワードを選ぶ
  • 業者に言われるがままではなく、施策の内容の目的を理解して取り組む

SEO対策業者は、自社では対応できない掲載順位を上げるための効果的な策を持っていますが、それがGoogleのアルゴリズムを欺くことだけを目的としている施策では、良質なサイトを作ることはできません。よりよいサイト作りの介助となる信頼できる業者を見つけるためにも、自分自身もSEOについての知見を増やしておくことが大切です。