自社で運営するサイトの掲載順位を上げるために、SEO対策業者に対策を依頼することを検討したことはありませんか?依頼する業者を選定する際に、一番気になるのが費用とその効果ですよね。SEO対策は業者によって料金体系が大きく異なります。費用の相場を把握しておかないと、費用対効果も分からないまま、最初に営業電話をかけてきた業者に丸投げして、結果的にまったく効果を得られないという事態に陥ってしまうなんてこともあるかもしれません。
SEO対策を自社で行おうと思っても、具体的に何から手をつけていいか分からず、SEO対策業者に依頼することを選択肢のひとつとして考えるのは当然のことですが、依頼するのであれば、費用対効果のいい対策をしてもらいたいところです。
そもそもSEO対策って?これだけは覚えておきたいSEOの存在意義
そこで今回は、SEO対策業者に依頼した際の費用の相場を理解して、効果のないSEO対策に費用をかけなくてすむ方法についてお伝えします。

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SEO業者に依頼した場合の費用の相場

SEO対策契約では「初期施策」「成功報酬型」「月額固定費用」の3種類で見積もりが作られます。SEO対策を業者に依頼する場合、それぞれどれぐらいの相場なのか、目安になる金額をお伝えします。

初期施策費用

初めて取引を行う際に、現状のSEO状況を調査したり、順位計測ツール等の設定を行うための費用が発生します。

一般的には10万〜30万円です。サイトの規模や業者によって費用が上下する事があります。

成功報酬型

計算対象となるキーワード単位で金額を設定し、1ヶ月の間で何日上位表示されたかで請求金額が確定される契約です。

課金対象となる順位設定について

成功報酬型の場合、費用が発生する基準はGoogleの検索結果ページの1ページ目、すなわち10位以内に掲載される日数としている会社が多いです。難易度が高いキーワードの場合は30位以内の設定になる事があります。

課金金額の相場について

キーワードの検索ボリュームによって月額料金が定められており、日割り金額×上位掲載日数の費用が請求されます。業者によっては月額上限金額が設定されている事もあります。

スモールワードの例

1キーワードあたり500円/日(上限15,000円/月)〜の契約もありますが、複数キーワードをまとめて対策することで、最低上限金額が10万〜30万円以上になる契約を設定している業者が多いです。

ビッグワードの例

1キーワードあたり10,000円/日(上限300,000円/月)〜が多く、難易度が高いキーワードの場合、1キーワードあたり35,000円/日(上限1,000,000円/月)以上になることもあります。

固定料金型

順位による成果によって請求が行われる成果報酬型とは異なり、一定期間(半年が多い)まとめて契約を行い、契約期間内においては原則、解約できない契約です。

課金金額の相場について

月額固定金額の場合には、月単位での料金の設定を行う事が多いです。難易度が高いキーワードでは少量のキーワードでの依頼も可能ですが、多くの場合には複数のキーワードを組み合わせ、最低請負金額以上での契約が必要な場合があるので確認が必要です。

スモールワードの例

最低請負金額は100,000円/月〜が相場です。大手SEO業者では最低請負金額が300,000円/月〜の会社が多いため、予算に合った会社選びも大事です。

ビックワードの例

難易度の高いビックワードの場合は500,000円〜1,000,000円/月と幅があります。対象となるビックワードと、関連する掛け合わせのテールワードをまとめて対象とする事が多いです。

SEO対策でよくある料金体系のメリットとデメリット


金額の請求方法が違う「成功報酬型」と「固定料金型」ですが、それぞれどのようなメリットとデメリットがあるでしょうか。

成功報酬型

メリット

上位に掲載されるようになるまで費用が発生しない事が最大のメリットです。業者側は成果が出ないと費用を請求できないので、より早く順位が上がるような施策を採用する事が多いです。

デメリット

早く効果を出すため、短期的な効果が出やすい被リンク施策に着手することが多いです。
被リンク数は評価基準のひとつではありますが、SEO外部施策目的のリンクと認識されてしまった場合は、ペナルティの対象となるリスクを秘めています。
どんな施策をするか、被リンクは本当に安全か、ペナルティになった場合の対応方法など、きちんと説明をしてくれる業者を探しましょう。

成功報酬型の注意点

掲載順位が上位で安定してくると、月額料金が高額になるというリスクがあります。そのため、全てのキーワードが1位になった事を想定した予算の確保が必要です。自社のニーズと予算に合ったキーワードを選定しましょう。

固定料金型

メリット

突然費用が跳ね上がったりするリスクがないので、予算取りがしやすい料金体系です。

当初の契約範囲外であっても相談すれば費用内に組み込み、対応してくれることもあるので相談してみましょう。

デメリット

成果報酬型と比較するとペナルティリスクが低く、無理のないスケジュールで中長期的に順位を上げていく対策を提案してくれる傾向にあります。

SEO対策の効果が出なくても費用がかかる契約なので、選ぶ業者によっては投資の結果が出ない可能性もあります。
毎月どのような調査や提案を貰えるか事前のすり合わせを行い、成果が出ない場合でも要因と対策について具体的に説明してくれる業者を選ぶことが重要です。

固定料金契約の注意点

契約期間内は途中解約ができないので、慎重に依頼先を選ぶことが重要です。契約範囲内での施策で成果が出ないときには、追加調査や追加提案のオプションが必要になる事があり、施策費用全体としては当初の予算を上回る契約になってしまうこともあります。

  • 提示されている金額内でどこまで実施してもらえるのか
  • 成果が出なかった場合にはどう対応してくれるのか

など、確認が必要です。

SEO対策業者が行ってくれる施策内容

SEO対策を業者に依頼すると、サイトの掲載順位を上げる施策には、主に「初期施策」「外部施策」と「内部施策」の3種類があります。それぞれの施策では、次のようなことを実施してくれます。

初期施策

SEO施策の目標設定

まずは、SEO施策に関する内容を確認し、設計を行います。

ゴールをどこに設定し、どのようなユーザーを集客するかを確認した上で、SEO施策を行うキーワードを設定します。予算やサイト修正可能な範囲を検討した上で、具体的な対策と中期的なスケジュールを作成します。

SEO施策状況調査

まずは現状のサイトがどのような状況かを、SEO視点でサイト内部と外部の調査を行います。調査の結果、どのようにSEO施策を強化していくかを見極め、施策に繋げます。

外部施策

SEOの外部施策でメインとなるのは「被リンクの設定」です。被リンク対策は、業者あるいは業者の提携先が保有している外部サイトから被リンクを提供するもので、SEO対策業者が増え始めた当初から行われているSEOの手法です。
外部からのリンクが多いサイトは、有益な情報を提供しているサイトとして高評価を受けます。そのため、自社では対策することが難しい外部サイトからのリンクを増やす作業を、SEO対策業者に依頼することが増えていました。
しかし近年Googleは、SEO対策を目的としたリンクをペナルティの対象としています。そのような被リンクをGoogleが発見する精度も年々高まっているため、現在ではペナルティの対象となる可能性が高いです。実施については慎重に検討が必要な施策です。

それでも外部施策を依頼したい場合

ペナルティとならないように被リンクを設定する技術があり、最新の研究を行なっている業者でないと、掲載順位を上げるどころかペナルティを受けてしまう可能性があるので、注意が必要です。

  • ペナルティを受けた依頼主のサイトはあるか
  • ペナルティを受けた場合にはどのような対応をしているか
  • ペナルティを受けないようにどのように外部施策のサイトを作成しているか

など、外部施策のためのサイトについて、納得が行くまで確認を行なってください。それでもペナルティを受ける可能性がある事を理解した上で、施策の実施を判断してください。

内部施策

内部施策は運営するサイト内部を、順位を上げたいキーワードに合わせて最適化する対策です。そのため業者が作成した内部施策指示書に従って、自社のサイトを修正対応します。指示書に記載される施策には次のようなものがあります。

リニューアルを伴った全体施策の場合

サイト全体でSEO効果の最適化を考えることができるため、ビックワードからテールワードまで幅広く網羅できます。対策費用としては高額になる事が多いです。

しかし、サイト全体をリニューアルする事で専門家の視点が入ったSEOに強いサイトにできるため、リニューアル後のSEO効果が出やすく、SEO施策のメンテナンスもしやすくなるといったメリットがあります。

本格的なSEO施策を考える場合は、最新のSEO施策を導入したリニューアルがおすすめです。

リニューアルを伴わないスポット施策の場合

対象キーワードと対象ページの順位上昇を目的とした提案をしてくれます。

対象キーワードと対象のページのみの提案になるため、サイト内の他の要因からSEO影響を受けている場合には、効果が出づらい場合があります。

契約内容を確認の上、対象範囲以外の調査と提案も貰えるか確認しましょう。

提案されたSEO対策について

業者がサイトの現状を調査した結果、修正が必要な点についての指示書が作成されます。内部施策については、最終的には自社で修正が必要なので、どういった効果を出す事が目的かを理解したうえで施策を実施することができます。
業者に任せきりにせず、仮に業者との契約を解除した後でも今後のSEO対策に活かすため、SEO知識を得ていくことが大事です。

依頼先を選ぶときのポイント

かつては外部リンクを増やすことで順位を上げることができたSEO対策ですが、今ではそのようなリンクはGoogleからのペナルティとなる可能性が高く、外部施策自体が難しくなりました。

あまりにも安価な金額を提示している業者に依頼してしまうと、ペナルティの対象となりやすい施策を実施されてしまう可能性も否定できません

「成果報酬型」と「固定料金型」どちらの料金体系で依頼する場合でも、施策内容と実施スケジュール、成果が出なかったとき、もしくはペナルティを受けたときの対処方法などについて詳しく確認しましょう。

SEO施策業者は、対策内容の確認をしっかりして、予算に合った会社を選ぼう

今回はSEO対策業者にSEO対策を依頼した際にかかる費用の相場と、SEO会社の選定方法についてお伝えしました。SEO対策は実際に掛かっているコストが見えづらく、業者に支払うべき最適な金額の算出が難しい施策です。

自社のサイトに必要なSEO対策の見極めができていないと、複数の業者からの提案を受けても、どれが最適なのかの判断が難しい場合があります。

SEO対策は業者の力だけでは成果を出すことはできません。業者がしてくれるのは、あくまでも掲載順位を上げる手助けです。自社でインハウスの対策が難しい場合でも、特定の業者への依頼を即決せず、複数の業者に見積もりをとり、どんな施策をしてくれるのか詳細に確認しましょう。

信頼できる業者を見つけることができたら、どのような調査を行い、どのような結論に至ったのかについて詳細なコミュニケーションを取る事で、上位に掲載されやすくユーザーにも使いやすいサイトを目指しましょう。

信頼できる業者の手を借りて、よりよいサイト作りを目指しましょう

  • SEO対策業者の料金体系は主に「初期費用」「成功報酬型」と「固定料金型」
  • 成功報酬型は成果が出ないと費用は発生しないが、高額請求になるリスクがある
  • 固定料金型は予算は立てやすいが、成果が出る保証はない
  • コミュニケーションが密にとれ、質問にきちんと答えてくれる業者を選ぼう
  • 対策を依頼する際は、自社のニーズと予算に適したキーワードを選ぼう
  • 業者が行う施策の内容の目的をきちんと理解して依頼しましょう

SEO対策業者は、最新の情報や研究結果、契約しているクライアント全体の状況など、有益な情報を持っています。しかしGoogleの最新のアルゴリズムを理解せずに、短期的に順位を上げるだけを目的としている施策では、良質なサイトを作ることはできません。よりよいサイト作りのアドバイスをしてくれるような信頼できる業者を見つけるためにも、自分自身もSEOについての知見を増やしておくことが大切です。