SEOでは、カテゴリの階層がGoogleクローラビリティを高めるサイト構造である必要があります。

メディア運用やECサイトへの商品追加を行い、膨大なページ数になると、サイト内のページ数が増え、ユーザーにとってもGoogleクローラーにとってもすべてのページを探しにくい状態になってしまいます。サイトをリリースした直後は、ページの追加を優先することが多いですが、運用していくうちにユーザーの導線やカテゴライズが想定と異なるケースが多々あります。

本記事では、GoogleがWebサイトをどのように認識しているかを理解し、適切なカテゴリ分けを実施する方法を解説します。

なぜSEOには最適なカテゴリ分けが必要なのか

カテゴリ分けによってドメインの専門性、信頼性、権威性の評価も異なってきてしまい、上位表示しやすいSEOキーワードが変わってしまいます。

「火災保険 屋根」で上位表示したい場png

「火災保険 屋根」で上位表示したい場合は主に4パターンの戦略に別れる

SEOという観点のみでサイトの評価を高めることができるなら、上記4パターンの攻め方によって競合が変わります。

  • 保険全般に詳しいサイト
  • 屋根に詳しいサイト
  • 火災トラブルに詳しいサイト
  • 火災保険専門サイト

新しくサイトを立ち上げる場合、上記の4タイプのうちどこを競合にするかでSEOでの勝ち方が変わってきてしまいます。もし、大資本を投資されるような競合と同じ市場で戦うなら、できるだけ避けたいですよね。

上位表示したいキーワードが競合と同じでも、何の専門サイトにするかで必要なコンテンツの種類やサイトの分野が変わってきてしまいます。

SEOを考慮したカテゴリ分けの方法

サイトのカテゴリ分け

サイトの構造から考えるカテゴリ分け

SEO対策の実施には、Googleが認識しやすいサイト構造にする必要があります。

1.ページのカテゴリが階層構造になるようにグルーピングする

大カテゴリ、小カテゴリのように、階層構造でページの内容を把握しやすいようにすることで、ページに対するGoogleのご認識を減らすことに貢献します。

例えば、「シューズ」の商品ページが野球カテゴリに分類されるディレクトリ構造下にページが設置されている場合、サッカーシューズに関する商品ページだとしても野球で使われるシューズと認識される可能性があります。

また、カテゴリを階層構造にすることで、ユーザーが短い時間で目的のページに到達することを促進することにつながります。

ECサイトを運営している場合は、商品ごとにグルーピングを行います。ユーザーが検索するキーワードを常に考えながらグルーピングすることで、検索流入を期待できるカテゴリ分けが可能です。

カテゴリ階層の例

カテゴリ階層の例:大カテゴリ、小カテゴリのように集合関係の構造でサイトを設計する

2.SEOキーワードからカテゴリ名やフィルタ名を決める

カテゴリ名やフィルタ名は検索ボリュームの多い順番を基準として決めましょう。「スパイク」「シューズ」のどちらのカテゴリ名にて分類すべきかは検索ボリュームによって異なります。同時に、シーズンや流行の単語によって異なります。

価格.comパソコン小カテゴリ

価格.comパソコン小カテゴリ

価格.comがカテゴリ分けしているキーワードボリューム

価格.comはAmazonのキーワードボリューム順にカテゴリを配置(「mac」と「タブレットPC」はほぼ同じ検索ボリューム)

また、カテゴリの階層構造やカテゴリ別ページへのリンクの配置は検索ボリュームを参考にするとユーザーエンゲージメントが高まります。

3.カテゴリページを設置する

特定のカテゴリに対して複数の情報を知りたいユーザー向けにカテゴリページを設置しましょう。欲しい情報が明確になっていないユーザーやWebサイト内で欲しい情報を明確化するユーザーはカテゴリページへ検索流入する可能性があります。

例えば、Google検索で「ワイン」と検索すると、Amazonや楽天のECサイトのカテゴリページが上位に表示されます。カテゴリページから目的のページへ少ないクリックでユーザーが訪れることができるように設計されています。

SEOを考慮したカテゴリページ作成方法

1.関連するコンテンツをグルーピング

関連しないコンテンツ同士が同カテゴリ内に存在しないよう、グルーピングされたページのみカテゴリページに内部リンクを設置します。

2.カテゴリページのSEOキーワードでタイトルを設定

カテゴリページを検索上位表示させるために適切なSEOキーワードを設定します。グルーピングされたコンテンツの上位階層にあたるキーワードを複数列挙し、検索ボリュームや検索ニーズに応じて適切なページタイトルを設定します。

3.パンくずリストを設置

カテゴリ配下のページにユーザーが訪れても上位階層のページに移動し、目的のページに到達する手助けとしてパンくずリストを設置しましょう。

パンくずリストは構造化データをマークアップする必要があります。

パンくずリスト

パンくずリストでユーザーが現在どのカテゴリ下のページを見ているのか把握しやすい

4.カテゴリページへのリンクを上階層のページに設置

カテゴリページへユーザーとGoogleクローラーが訪れやすいように、上位階層のページからカテゴリページへ内部リンクを設置します。

カテゴリページの役割は、ユーザーが目的とするページへの中継なので、上位階層のページは常に下階層のページへリンクされていることが望ましいです。

ページの関連性

ページの関連性、階層構造でクローラーがサイト全体のページを探しやすいようにする

Googleクローラーはリンクをたどってクロールする仕組みなので、下層のページが適切な評価を獲得することに繋がります。

参考検索エンジンの仕組み

5.カテゴリ配下のページが少ない場合はカテゴリページをnoindexに設定

カテゴリページに記載されている内部リンクが少ない場合、低品質コンテンツとしてGoogleから評価される可能性があります。よって、検索結果に反映されないようnoindexの設定やrobots.txtにてGoogleクローラーが巡回しないように設定しましょう。

サイト立ち上げの段階であらかじめカテゴリを整理しておくことが望ましい

サイトを立ち上げる段階で、カテゴリを予め整理しておくことが望ましいです。カテゴリの変更によりコンテンツのURLが変更されてしまうと、ユーザービリティを著しく下げかねません。また、URL単位で行われたページの評価が無くなってしまいます。

サイト立ち上げの段階で新たに追加する可能性のあるカテゴリを複数想定し、新規カテゴリにあたるページはカテゴリ単位で新規追加することを予め考慮しましょう。

また、コンテンツの管理はSEOキーワードやページURLなどを整理しておくとカテゴリ管理がしやすくなります。コンテンツ管理シートをご利用ください。