コンテンツSEOとは、ユーザーにとって有益なコンテンツ(情報)を配信することで潜在顧客を検索エンジンから集客するSEO対策を意味します。サイト高速表示化や、被リンク、キーワードなど様々なSEO対策がありますが、コンテンツSEOも様々なSEO対策の一種です。

取り組みやすいコンテンツSEOの施策としてブログが挙げられます。サイト内のブログにてブログを更新することにより、ただ情報を知りたいだけの検索エンジンユーザーを見込み客に変えることができます。

コンテンツSEOとは

コンテンツSEOのメリットは、継続的に安定したアクセスが見込めることと、検索量が多いビッグキーワードでの流入を狙えるため、自社やサイトの認知度を高める効果があるという点です。

コンテンツSEOのモデル

ここからはコンテンツSEOの一般的なモデルと具体的にするべきことをお伝えしていきます。まずコンテンツSEOは以下のモデルで表すことができます。コンテンツSEOモデル-イメージ

良質なコンテンツを配信すると、検索エンジンにおいて上位表示がされやすくなります。また、上位表示されアクセスが増加するとより上位表示されやすくなるという好循環が生まれます。アクセス数以外のスコア(離脱率、滞在時間、増減のブレなど)が悪いと上位表示の妨げになります。良い記事だとアクセスした人がシェアしてくれる可能性も当然高まります。シェアしてくれる可能性を高めるため中身は当然ですが、タイトルや表現にもこだわる必要があります。

コンテンツSEOが重要と言われている理由

2010台年前半までは、

  • 被リンクの設置
  • ページ内に一定の割合以上のキーワードを含める

など、ユーザーの満足に関係無い簡易的な施策で検索順位を向上させることができました。しかし、Googleの検索結果を判断するアルゴリズムは日々変化しており、ユーザーのスクロール量、クリック率、滞在時間など、様々な情報を元に、ユーザーが満足出来る情報を検索結果に反映させることが出来るようになりました。

つまり、2010年代後半におけるSEO対策では、ユーザーが「詳しく知りたい!」「また困ったらこのサイトに来たい!」と思ってもらえる質の高いコンテンツを作成する必要があります。

検索順位上位掲載を獲得するためには、年々コンテンツの質がより重要になっています。Googleの公式ブログでも以下の発表がされました。

今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。その結果、オリジナルで有用なコンテンツを持つ高品質なサイトが、より上位に表示されるようになります。

引用:日本語検索の品質向上にむけて|Googleウェブマスター向け公式ブログ

コンテンツSEO成功の4つの秘訣

これまでの内容と重複する部分もありますが、結局のところコンテンツSEOでするべきことは大まかに以下の4つです。

  • ユーザーの求めているコンテンツを考える

ユーザーのニーズは検索されているキーワードに表れています。そしてその検索されているキーワードはGoogleのキーワードプランナーを活用し、「検索エンジンからの将来的なアクセス数」と「検索されているボリューム」が分かり、見込みのあるキーワードを数字を見て選ぶことができるので非常におすすめです。

  • ユーザーの求めている情報を100%満たすコンテンツを作る

例えば、「化粧水 つけ方」という検索した女性がいます。この女性は「化粧水のつけ方」だけに興味があるのではありません。肌を美しく保つためのスキンケア、マッサージなどにも興味があるはずです。ただ単に化粧水のつけ方を紹介するだけではすぐサイトを離脱するでしょう。また、マッサージの仕方を写真だけでなく動画で説明してあげるなど、他のサイトと一味違う点を知ってもらう必要があります良質なコンテンツとは、求めている情報を徹底的に伝え、願望や悩みが解決するようなページです

  • 基本的なSEO対策は徹底し取りこぼしを防ぐ

いわゆる内部対策や外部対策と言われるテクニックです。せっかく、良質なコンテンツを量産したとしても、これらの対策を怠り集客できなければ本末転倒です。Googleはユーザーファーストを掲げており、良質なコンテンツを作ることが重要視されているのは間違いないですが、Googleの「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」に記されているような最低限の対策は必要です。

参考:検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド – Search Console ヘルプ|Google

  • ひとつひとつのコンテンツをSNSで拡散する

作り込んだコンテンツが完成したらSNSを通して拡散しましょう。アクセスを増やすことも目的ですが、自然な形で被リンクが増えればより上位表示に近づきます良いコンテンツであれば、ユーザーは自発的に拡散してくれます

ユーザーが満足する質の高いコンテンツ作成5ステップ

コンテンツSEOで一般的な施策である、ブログでのコンテンツSEOに関して、検索順位1位を獲得し、大量のトラフィックを獲得する手順を解説します。

コンテンツSEOの効果を最大限に活かすためには、ページ数よりも1コンテンツあたりの質が重要です。SEO対策で重要なインデックス数を増やすために、コンテンツの更新が重要とされてきました。ページ数が多いほどクローラーが巡回しやすい事実があります。しかし、2018年におけるアルゴリズムは、更新数よりもコンテンツの質が重要とされており、当サイトでも80ページに満たない状態で100以上のキーワードで検索順位10位以内を獲得しています。コンテンツの質を高めるために、必要な5つの手順を解説します。

1.著者プロフィールの作成

まず、権威性をアピールできる著者プロフィール文を作成を行いましょう。医師免許を所持していない著者がわかりやすく医療・健康に関する情報を公開しても、検索順位上位掲載は不可能です。医療従事者以外の人が書いた医療系記事は検索結果に反映されないこともあります。コンテンツSEOを行う前に、著者の専門性をアピールできる所有資格や経歴を記載しましょう。

ダイエットに関する記事をダイエット成功者が作成した場合でも上位掲載は困難です。健康に関わる記事を作成する場合は必ず医師の監修を付けましょう。

弊社が運用しているブログでは、著者プロフィール欄無記載から資格や経歴をアピールしたコンテンツで検索流入の改善を図ることができました。

著者プロフィールの影響

Googleアップデートによる流入減少(中央)とプロフィール改善(右)によるオーガニック流入の推移(一部アクセス解析タグが外れています)

2.キーワード選定

ドメイン内において専門性を高めるキーワード選定を行いましょう。サイトの情報に対して信頼度を図る指標として、クローラーは1ドメイン内のサイト内における専門性を確認します。例えば、1つのサイト内にDIYに関する記事とWEBマーケティングに関する記事が半分の比率である場合、競合度の高いキーワードでの上位掲載は困難になります。

  • どんな目的で訪れたらいいサイトか分からない
  • 広く浅い知識を公開しているか、多数のライターに記事を依頼している可能性が高い

という理由から、ユーザーの満足を満たすサイトになりにくい傾向があります。無料ブログ(アメーバブログ、はてなブログ、FC2)で検索キーワードで上位掲載されにくい理由と同様です。

3.コンテンツ企画

ユーザーが必要な情報を必要な量だけ必要な形で提供するための検索意図を取得し、コンテンツの企画を行いましょう。著者が伝えたいことを記事内に含めると検索順位が下がる傾向にあるので、注意が必要です。

検索意図の取得とは、コンテンツのターゲット像を明確にすることです。SEOキーワードを実際に検索したり、SEOキーワード選定を行うツールを利用して関連キーワードを取得したり、競合サイトの調査を行いながらユーザーが求めていることを明確にしましょう。

ターゲット像の設定で決めるべき要素

  • 何を知りたいか
  • なぜ知りたいか
  • どんな状況だから知りたいのか
  • どうやって知りたいか
  • 知ってどうなりたいか

ターゲット像を明確にするために『ペルソナは絶対必須!ブログ運営時のペルソナテンプレート』を参考に、ペルソナ(仮想ターゲット像)を設定しましょう。

コンテンツ企画で決めるべき要素

  • タイトル
  • タイトルを見てクリックした人が知りたい顕在ニーズ
  • イントロ
  • 見出し
  • 本文の概要
  • 内部リンクやコンバージョンにつなげたいページへ誘導させる心理的動機

SEOキーワード「顔,ツボ」コンテンツ企画の例

弊社では1コンテンツあたりの企画に平均1時間を利用しており、「なぜわざわざその検索キーワードを検索窓に入力したのか」を徹底的に満たすコンテンツを様々手法でリサーチしています。ユーザーの検索意図の取得は『検索意図とは|ユーザーを読み解く上級者のSEO』にて詳しく解説しています。

コンテンツ企画管理シートを利用して、「いつまでに原稿を作成するか」「いつアップロードするか」「この記事はどのキーワードでの上位掲載を狙っているのか」「この記事はどのようなことが書いてあるのか」を分かりやすくまとめることをおすすめします。

4.記事執筆

ターゲット像の設定、コンテンツ企画ができたらコンテンツの制作に取り掛かりましょう。ターゲット像が明確でない状態での記事執筆は誰にも求められない記事になってしまい、消去せざるを得ない状況になる可能性が高くなります。

執筆のコツ

  • 検索ユーザーが欲しい情報を匂わせるタイトルにする
  • 記事は結論から書く
  • 見出しはユーザーが欲しい情報を短く表現したものを意識する
  • 次の章への流れをスムーズにする文章の書き方を意識する
  • SEOキーワードを意識しすぎず、自然な読みやすい文章に
  • 設定したターゲット像が普段使う言葉を使って執筆する

SEO対策を意識するライティングは、検索ユーザーが求めている情報をタイトルにし、イントロでは結論を書きましょう。検索ユーザーは検索窓にいれた情報しか求めていません。スクロールをしなくても欲しい情報にありつけるページにしましょう。

5.SearchConsoleを用いてリライト

記事を公開して3ヶ月経過したら、SearchConsoleを確認し、「検索トラフィック」→「検索アナリティクス」をクリックし、作成した記事がどのキーワードで流入しているか確認しましょう。狙っていたキーワードをは違うキーワードでの流入が数多く存在します。

狙いとは異なる検索クエリに軌道修正するのか、狙ったキーワードでの順位を上げるために「なぜ上位表示されなかったのか」を再分析するかを判断し、公開した記事をリライトしましょう。リライトする際に、ユーザーの検索意図の再取得を行い、理解を深めたコンテンツ制作を行いましょう。タイトルを変えるだけでは掲載順位が大きく向上することはありません。

SearchConsoleで分かる検索クエリ-2

SearchConsoleで分かる検索クエリ

SearchConsoleで表示されるクエリの中には新しいコンテンツを作成するためのキーワードが含まれています。競合が見つけにくいキーワードが見つかることが多々ありますので、お宝キーワードとして検索クエリの情報を活用しましょう。

SEO対策の基本はキーワード選定と企画力

最後まで読んでくださりありがとうございます。貴重なお時間をいただけたことに感謝します。

度重なるGoogleアルゴリズムのアップロードをキッカケにSEO対策には質の高いコンテンツが大きな影響を与える要素であることが浸透してきました。

質の高いコンテンツを作成するためには、「ユーザーが何を求めているのか」を理解する必要があります。 直接話したことが無いユーザーのニーズを汲み取る過程こそがSEOキーワード選定です。

たくさんの情報を盛り込めば検索順位が上がるということはありません(参考:SEO対策|文字数は検索上位と下位で比較したら関係ないことが判明!)。ユーザーの検索意図に沿った適切なSEOキーワードを理解することがSEO対策の第一歩です。

下記ボタンをクリックすると、狙ったキーワードでアクセスを集めるキーワード選定方法を知ることができます。

SEOキーワード選定バイブルをダウンロード

SEOキーワード選定と同時にターゲット像の設定を行い、どのような企画がユーザーに響くだろうかを考えなければなりません。コンテンツ企画は、テレビ番組を作るプロデューサーの気分で行いましょう。

今回の記事をキッカケに、Googleの顔色を伺うSEO対策を辞め、5年先もユーザーに求められ続けるブログコンテンツを作成していただければ幸いです。